輪廻転生 〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語 みんなのレビュー
- 竹倉史人
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
2016/03/10 10:36
読みたかった。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鶴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
そう、こんな本を求めていたのです。輪廻転生というと、死者に寄り添うというような概念から離れたところで語られる本も多いですが、この本は様々な輪廻転生に関する事例を上げ、自分の意見というよりも考察といった程度で押さえているため、非常に分かりやすかった。
2021/12/31 15:29
死を思う
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ユミユミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
輪廻やリインカネーションの思想の出現は、伝統社会に政治的、経済的な変動が生じ、より流動性の高い社会が出現した時期に重なる。遠い昔のことと思われた感染症パンデミックや、それによる死が意外と身近になってしまった今、こうした思想が再び顧みられるかもしれない。祖霊観念が衰退した現代には新たな神話が要請されると著者も書いている。
生まれ変わりの観念が、病人や遺族を癒す医療資源となる可能性があることを考えると、「生まれ変わり」を単なる絵空事とすることはもったいない。生まれ変わりの「事実認定」とは、複数の証言や証拠から引き出される最も合理的で有効な解釈であるという著者の言葉は納得できた。
さらに、死について問うことは「人間とは何か」「私はいかに生きるべきか」を考えることに通じる。ブッダやピタゴラス、プラトンなどの思想も紹介され、興味深い内容だった。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |