十字架 みんなのレビュー
- 重松清
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紙の本十字架
2021/04/25 05:02
根深いイジメ問題
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イジメを苦に自殺した少年の遺書の文言がキッカケで徐々に明るみになっていく当時の少年の心。最初はなぜ?と思うところが多かったけど、だんだん作品に飲まれて感情移入して憤りを共感してしまった
紙の本十字架
2016/01/23 14:02
我が子が虐められた末に…
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さっち〜子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、学校でのイジメの末に自殺する子どものニュースが頻繁に目につく。
自殺するくらいなら学校を休めばいいのにとか、誰かに相談できなかったのか、と思ってしまう。
だけど、これが我が子だったら…
親には心配かけたくない、学校で先生に言えばもっといじめられる、当事者には色々な思いがあるのだろう。
我が子が自殺と言う選択をした親はどうすればいいのか、気持ちのぶつける場所がない。
遺書にいじめた生徒の名前、親友の名前、好きだった子の名前が書かれていれば、親はそれを頼るしかない。
いじめた生徒には許せない怨みしかわかないであろう。しかし、親友と書かれた生徒に対しては、どうして我が子を助けてくれなかったのかと問いただしたくなる。
だが、親友だと思ってないのに親友と書かれた生徒はどうすればいいのか?
ずっとその出来事のあと、大人になっても重いものを背負って生きていかなければならない。
幼い頃一緒に遊んだことはあったけど、小学生たなってからはあまり仲良くしていなかったのに親友と書かれたことで、その後に背負うものが大きすぎる。
自分が自殺に追いやった訳ではない。けれど、ものすごく悪いことをしたような後ろめたさを引きづりながら生きていかなければならない。
自殺は何一つプラスになることはない。
当事者だけが現実逃避できるだけ。
だから、追い詰められる前に少し考えてほしいと思う。
逃げる場所は必ずあるはすだから。
我が子には、絶対に自殺と言う選択はしてほしくないし、絶対させないと強く思った。
紙の本十字架
2018/11/20 23:49
死とは
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投稿者:まりな - この投稿者のレビュー一覧を見る
自殺を主題とした内容。自殺した人の手紙に親友としてのっていた主人公。死とは、自殺とはなにか考えさせられました。かなり前に読んだ作品ですがいまだに印象に残っています。
電子書籍十字架
2016/03/21 20:58
背負うことの意味を考える一冊
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投稿者:もなちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近のニュースでたまにある内容は、重松清さん特有のオールドスクールな書き方で同じ体験をしない人にはその人たちの苦労を知ることが出来、同じ体験をした人にはその時の無力さを教えられる一冊。
覚悟のないまま背負わされるということ、苦しめられるということ、言葉に出来ず伝えられないという感覚。
それらを少しでも皆が感じないよう、もっと世の人々に正直に生きて欲しい。
違うなら違うと言い、わからないならわかりあえるまでぶつかる、そんな現代の人間に足りないことを次々と気づかされました。
どんな年代の人にも響き方が同じなのだろうと思います。
紙の本十字架
2015/08/28 21:01
すごく考えられる本
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投稿者:まきた - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんともないクラスメートの遺書に
名前をかかれた真田と中川さんとの心情の変化が
事細かくかかれていた。
自分がその立場に立っていたら…と思うと
またいろいろ迷走してしまう。
またフジジュンがどう思っていたのか
死んでしまっていたので
自分の想像でしフジジュンがどう思っていたのか
思うことができなので
友達とかと話し合ってみると
いろいろな考えがでて
話がふくらみ、自分の意見や考え方がかわって
いくとおもいます。
私の考え方に大いに影響した本です。
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