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電子書籍

幽霊刑事 みんなのレビュー

  • 有栖川有栖
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.0

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本幽霊刑事

2003/09/15 23:28

日本版「ゴースト」。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:purple28 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 自分がもし、幽霊になったとしたら。

 現世に心残りがあるが故に、幽霊になると思われる。
 家族のことが心配だったり、やり残したことがあったり。
 しかし、果たして自分はこの世に、それほど強い思い入れがあるだろうか。

 いっとき、死の誘惑に負けそうになったことがある。
 思春期の、一過性のものなのだが。死のうと試みたことがある。
 「ハサミ男」の主人公は、何度も自殺を試みては失敗していた。
 しかし、それほど悲壮さは見えなかった。あれはただ、試みていただけのような気がする。
 それは偏に、自分が死なないことを知っていたから。
 “死ねない”のではなく、“死なない”。
 あの当時の自分も、死なないことを知っていたような気がする。
 だから、死ぬことに憧れていたのかもしれない。
 ただの逃避。現世から目をそむけたかっただけ。
 逆に、現世に目を向けたとき、いつでも死ねると思った。

 勝ち負けではないけれど、いつでも真剣勝負。
 いつ死んでもいいように、現世に思い残すことがないように。
 だから、自分は幽霊にはならない。

 しかしもし、幽霊になってしまったとしたら。
 神崎のようなもどかしさや、悲しさは味わえないに違いない。

 神崎は、自分が無念の死を遂げたために、幽霊となる。
 そこから物語が始まる。

 これまでの刑事ではなく、被害者となってしまった神崎。実際、幽霊となって現世に戻ってきたとき、その事件はまだ解決していなかった。
 神崎には犯人が分っているのに!
 コミュニケーションのとれないもどかしさ。事件が解決しないもどかしさ。
 そして、想いが伝わらないもどかしさ。

 幽霊は万能ではない。
 人間にはできないことができるとしても、はやり万能ではなかった。

 有栖川有栖の本格ミステリーに、幽霊などが登場して、果たして成り立つのかという当初の疑問は、杞憂に終わる。丁寧な人物描写が、ミステリーだけではない物語の楽しみ方を教えてくれる。
 もちろん、ミステリーとして充分楽しめるのだが、日本版「ゴースト」として、その悲しみを味わってほしい。

 余韻を残したラストが、作者からのプレゼントでもある。


(紫微の乱読部屋)

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紙の本幽霊刑事

2005/04/13 15:00

「もどかしさ」と「切なさ」に縁取られた幽霊の物語。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いくら - この投稿者のレビュー一覧を見る

正直言って、ミステリとラブストーリーの融合って聞くと、ちゃちな2時間ドラマのような展開を思い浮かべてしまい、苦手意識が働きます。
そもそも、私は恋愛小説ってのが大の苦手なんですよ。(^^;)
とは言っても、この「幽霊刑事」は私の大好きな有栖川氏の話題の作品。騙されたと思って読んでみることにしました。
主人公は、信頼していた上司に訳も分からず殺された神崎刑事。もちろん、殺されたのだからこの世のものではない。いわゆる「幽霊」。
かと言って犯人に復讐する能力がある訳でもなく、愛するフィアンセを慰めることさえ叶わない、無力極まりない存在だった。誰にも気付かれることはなく、何かに触れることも叶わない、まるで空気のようである。
唯一神崎の姿が見えたのは、隣の席の同僚刑事の早川。イタコの祖母譲りの霊媒体質の持ち主で(本人は今まで気付いてなかったようだが)、お人好しな性格の彼は神崎と協力して捜査に乗り出す。
その頃、警察の捜査は暗礁に乗り上げており、もちろん犯人である経堂課長に捜査の手が及ぶこともなかった。そこで、神崎は幽霊の特権とも言える「追跡調査」を行うが、目を離している間に、なんと経堂課長が密室の現場で殺されてしまう・・・。
「もどかしさ」「切なさ」がこの物語に輪郭を作っており、ほどよくラブストーリーの要素が謎解きと絡み合っています。読む前の心配など忘れる出来です。
幽霊となって戻ってきた彼の存在を認めることができない彼女の様子に憎らしさすら感じました。
特に読後の余韻は何とも言えない切なさで、素晴らしいの一言。
幽霊だからこその捜査方法、そして得ることができる情報を推理に使えるという利点もあるが、むしろ幽霊だからこその虚無感やもどかしさが丁寧に書かれているのが面白く、違和感なく主人公に感情移入していくことができます。早川とのコンビネーションも絶妙。
もし私が幽霊になったら、神崎のように感じるのだろうか・・・と、彼と照らし合わせて、自分という存在を見つめなおすきっかけになるのも、本書の読みどころです。
ただ、「幽霊」という特殊な形態がどのようなものか読者に説明する必然性はわかるのですが、少し自嘲的でクドイ印象を受けたのが残念でした。
登場人物は主に神崎の職場である刑事課の人間ですが、みんなそれぞれに怪しく見え、最後までフーダニット(誰が犯人か)で楽しませてくれます。
また、仕掛けられたトリックはこの「幽霊刑事」だからこそ成り立つもので、なるほど!そういうことか!と妙に納得しました。
「ラブストーリー」、そして「幽霊もの」と特殊で欲張りな設定でありながら、それを充分に活かし、新しい「ミステリ」の形を楽しませてくれる一冊です。

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紙の本幽霊刑事

2015/09/03 20:19

ラブストーリーは突然に…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:鯉に恋するお年頃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

結婚目前で殺された刑事が、霊媒の素養があった後輩の刑事と共に捜査を行うという、大多数の人がタイトルから連想するであろう内容、そのままの話でした。 ミステリとラブストーリーの融合というふれ込みでしたが、ミステリとしては物足りなかった様に思います。 そもそもがイベントの劇用の脚本を素に小説にしたということで、他の有栖川有栖の作品とは、受ける印象が違うのは当然のことなのかもしれません。 推理は少々物足りなさもありますが、後輩の刑事とのやりとりなどは面白いところもあり、読んでいる最中は中々楽しかったです。

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