落花 蜃気楼 霊薬十二神丹 みんなのレビュー
- 著:石川淳
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2023/12/04 09:59
「蜃気楼」が私のお勧め
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
石川氏の作品の中で好きな作品と云えば、何といっても闇市の浮浪児がキリストに変身する「焼跡のイエス」と衝撃的な結末の「山桜」、ともに混沌とした敗戦直後の話だった、この短篇集(七篇)に収録されている作品の中で、とくに私が好きだったのは不当にもナンバー2に甘んじている人ばかりの秘密結社の話「落花」と謎の丸薬に纏わる不思議な話「霊薬十二神丹」、会社の同僚三人で旅に出たのはいいが、どうも面白くない(私も友人と旅行するのが苦手だ、一人旅の方が気ままでいい)「蜃気楼」、これらの作品は「焼跡のイエス」から少し間をおいた、少し世の中が落ち着いてきた昭和三十年代のものだ、幻想的でありながら現実的でもある彼の作品を読むことが楽しい
2023/02/05 20:09
落花・蜃気楼・霊薬十二神丹
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「蜃気楼」に出てくる、たとえ目に見えないはずのものだろうがなんとしてでも見てやろうという態度は、とても印象に残った。解説によると、この「幻視」は他の作品にも見られる石川淳の特徴ということらしいので、読んでみたいと思った。
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