倒錯の死角 201号室の女 みんなのレビュー
- 著:折原一
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2004/10/26 20:58
登場人物全てあやしい
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うさしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
一癖ふた癖あるような人ばかり出てくる。
覗き趣味のアル中翻訳家、被害妄想のこそ泥、露出狂のOLの三人の関係を独白と日記から読み解いていく。直接の接点は持たないものの、観察しあっていたり、被害意識を抱いていたりとその関係は微妙なバランスを保っている。しかし、誘拐や通り魔事件などをきっかけにそのバランスは崩され、衝撃の事実が明らかになる。
この事実が分かったとき、なる程と驚き、感心をしてしまうのだが、ここまで何の疑問も感じさせずに読まされてしまった悔しさ、それと同時に今までの展開をどうひっくり返してくれるのか、改めて期待してしまう。普通の推理小説だと犯人が分かってしまうと楽しみが薄れてしまう事がままあるのだが、この本は、逆にウキウキして読み進められるのが凄いところだ。
2015/03/26 11:07
折原氏らしい作品
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
折原氏らしい、どんでん返し。しかもオチの部分が袋とじ(これはちょっとやりすぎ)。
でも、面白かったです。
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