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火蛾 みんなのレビュー

  • 古泉迦十
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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.2

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本火蛾

2002/03/08 09:08

新作求ム

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:modern - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まず、表紙が良い。ノベルスなのに指紋が付かない。これは大事なことだ。もちろん、内容も良い。これはもっと大事なことだ。イスラム教とミステリ。こんなにかけ離れたものもないだろう。まず推理小説にとっての大前提、「犯人の追及」という指向からして、ムスリムの性格に反している。しかし、作者は凄まじい離れ業でもって、この二つを融合させてしまう。しかもそこに論理の破綻は無い。これは見た目より遥かに凄いことだと思う。文章も格調高く、新人とは思えない香気に溢れている。まさに「言うことなし」である。
 ただ、新作が出ない。1年半も待っているが、まだ出ない。デビュー作が偉大なだけに、それに縛られているのではないか? などと余計な心配をしてしまう。メフィスト賞の未来の為にも、第二の殊能将之になってくれることを望む。

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紙の本火蛾

2000/10/17 23:37

深い内容をミステリに詰め込んだ作品

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひで - この投稿者のレビュー一覧を見る

 昨今の作品はページ数を増やし、とにかく蘊蓄を語ればそれでいいといった風潮があるような気がする。まるでページ数を争っているようなそんな風潮とは逆に本作は、手に取った瞬間の薄さが頼りなく、少しばかり凝った装丁と併せ何か違和感を感じる作品である。しかしながらその内容は宗教的とも哲学的ともいえる難しいテーマを、本格ミステリのコードに従ってコンパクトにまとめ上げた力作である。

 12世紀の中東。ファリードはアリーと名乗る男の下を訪ねる。アリーが語り始めたのは、4人の修行者と影しか見せない導師が住まう山中での不思議な出来事だった。導師に穹廬に住まう先輩格の修行僧カーシムを訪ねることを指示されたアリーは、中から紐で綴じられた穹廬の中で殺されているカーシムを発見する。密室と化した穹廬でどのようにして彼は殺されたのか。そして起こる次なる事件。修行僧ホセインは穹廬の上に載せられその命を絶たれていた。どのようにして何のために彼らはは殺されていくのか。そしてすべての真相が明らかになる。

 本作は、日本人にはなじみが薄い中東、しかもイスラム教を中心においている。こうした珍しい世界を舞台にした作品では、読者を作品世界に容易に引き込めないという弱点がある。しかも、その弱点をカバーするために説明的な文章が中心を占める例が多々ある。しかし本作では意外なほどそれを感じさせない。確かに冒頭部ではそんな弱点が露呈した感もあるが、それを過ぎたとき展開される世界には、弱点を簡単に吹き飛ばしてくれる疾走感にあふれている。

 反面こういった作品の特徴でもある世界観の大きさは、本作でも十分に感じることができる。イスラムの教えを守り真理を掴もうとする主人公。そんな彼に降りかかる連続殺人。誰が何のために殺人を犯していくのか。そんな本格ミステリの定番ともいえる展開。そしてその後に待つ真実は、ミステリ的な謎解きと、哲学的、宗教的とも言えるテーマの両者を一気に解決へと導いてくれる。無駄を省き、本格世界を演出した本作。その作品は、ページ数の薄さとは裏腹に大きな世界を描き出している。

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紙の本火蛾

2001/03/31 23:01

イスラムを舞台にした異色ミステリー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:太田コロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 イスラム教に詳しくない人は「スーフィー」あるいは「スーフィズム」という言葉は聞きなれないかもしれない。スーフィーとはイスラム教の神秘主義者、修行僧のことである。
 いままでミステリーではなかったスーフィーが探偵役となる異色のミステリー。
 舞台は十二世紀の中東。聖者たちの記録編纂を目指す作家ファリードはアリーという男を訪ねる。アリーが語ったのは姿を現さぬ導師と四人の修行僧だけが住む、閉ざされた土地の殺人の話だった。
 舞台をこの時代のこの地域に設定したというのも変わっていて魅力だが、謎解き自体もイスラム教の教え、教義に深く関わりがある。本当に変わったミステリーである。

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紙の本火蛾

2000/10/31 18:12

言の葉を射よ

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投稿者:竹井庭水 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ノベルスなのに表紙がザラザラなこの本は第17回メフィスト賞受賞作。帯には「かつて誰も見たことのない本格推理」の文字。むしろ「かつて誰も見たこのない講談社ノベルス」と言わんばかりの表紙カバーの凝り様。しかも200Pという薄さ。

 十二世紀の中東。聖者達の伝記録編纂作業を志す作家・ファリードは、取材のため、アリーと名乗る男を訪ねる。男が語ったのは、姿を現さぬ導師と四人の修行者たちだけが住む山の、閉ざされた穹慮(きゅうろ)と呼ばれるテントの中で起きた連続殺人だった。犯人を問うアリーに導師は言う。「つまらない問いだ」と。

 とにもかくにもイスラム教。冒頭から解説と蘊蓄が続き、いつまで読まされるか不安だったけど、物語が核心に迫るにつれて速度アップ。巧みな雰囲気作り、冷静な視点、熱におかされそうな文体。もう蝋燭の匂いがしそうなくらい。引き込むなぁ。そして肝心の事件は解決と共にイスラム教との絡みを見せるんだから器用このうえなし。炸裂する茶褐色のイメージの中、幻惑させつつ現実へ落とす。この世界観は一読の価値ありと見た。

 奇蹟の発生とその理由付けとか、ちょっと横暴な点もあり。しかしそれも「メフィスト賞だし」の一言で終わるという、なんとも悲しい利点もあり。百人一首や自衛隊など材料一発勝負的なものが多いメフィスト賞。このテンションで次回作ができてこそ本物なり。本作が満足いく出来だけあって期待大。

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