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福島第一原発 1号機冷却「失敗の本質」 みんなのレビュー

  • NHKスペシャル『メルトダウン』取材班
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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

原発事故

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カピバラさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

当時、1号機で水素爆発・その後3号機でも同じように水素爆発。さらに4号機でも建物建屋が爆発・2号機でもメルトダウン。燃料デブリを取り出すのは、2021年から。廃炉作業には30・40年はかかる。現場作業では2人の作業員の尊い命が失われ、吉田所長もガンで死去。当時の吉田所長の判断は正しかったのかが分かる1冊。

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紙の本

福島第一原発事故の転換点となった事実に迫る1冊

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

3基もの原子炉がメルトダウンした福島第一原発事故において、事態の悪化を一気に加速させたきっかけは最初に水素爆発を起こした1号機でした。1号機の冷却には「イソコン」と呼ばれる非常冷却装置があったのにも関わらず、事故当時その設備が稼働していなかったという致命的な誤認がありました。1号機運転開始から約40年間、「イソコン」を訓練でも実際に稼働させてこなかったことが原因でした。なぜ原子炉冷却に最重要な設備の訓練が実施されてこなかったのか、関係者への取材と資料をもとに追及していきます。
後半は膨大なテレビ会議の記録から、なぜ「イソコン」の稼働状況を誤認するに至ったのかをAIを用いて解析した結果を報告しています。
NHKスペシャル取材班による丹念な取材を新書1冊にまとめた福島第一原発事故の記録です。NHK記者による執筆だけあって、文章が非常にわかりやすく読みやすかったです。

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紙の本

失敗の本質は大東亜戦争失敗と同じ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nobita - この投稿者のレビュー一覧を見る

さすがNHKの分析力。現場・現実・現物で判断。コミュニケーションミス、自己防衛、思い込みなどいつの時代でも通ずるミス。今の愚かな政治家どもが読んで熟知してほしい。でも、今の知的レベルでは無理か?
吉田所長さんが生きていれば、もっと再発防止策がわかったかもしれない。

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紙の本

福島第一原発事故は、東電だけでなく、われわれ日本人の問題だ

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投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今更だが、読んで良かった。これまで自分は「この東京電力め!」という気持ちが強かったが、この本を読んだら、そんな気持ちは失せ、東京電力でなくても、他の多くの日本企業でも、こうなっただろうなと他人事には思えなくなった。
ひとつは、日本人特有の危機管理の考え方。事前の準備を綿密にすることによって、大事故は起きないという想定で動くことによって、実際にリスクが起こったとき、リスクに対応できない。そこには、小さなリスクにも、いちいち待ったをかける日本人の国民性の問題もある。これでは、事業主は、大きなリスクに備える訓練ができない。結果、ますますリスク管理の実地訓練が遠のく。また、細かいことにいちいち待ったをかけるのは、マスコミも我々市民も科学的知識が圧倒的に不足しているからだろう。反省したい。はたまた、組織の情報共有の問題。情報は、混乱を招かないためにもある程度一本化されるべきで、そのため縦の流れが強くなるのは仕方がないが、そのために横から重要な情報が来ても共有できない。しかし、横からの情報をなんでも取り入れればいいかといえばそれは難しい。横からの情報も、玉石混交だからだ。大切なのは、縦も横も情報が共有ができて、しかも重要な情報だけを選び取れる知性。簡単なことではなかろう。さらに、圧倒的に優秀なリーダーがいても、一人のリーダーが働き続けられる限界は72時間。だから、そうしたリーダー並みの第2、第3の責任者がスタンバイできる状態にしておかなければいけないが、果たしてあなたの会社はそうなっているだろうか。これら以外にも、う〜んとうならされてことは、たくさんあったが、上記を知るだけでも、多くの日本人のサラリーマンは、福島の事故がとても他人事とは思えなくなるはずだ。
原発に興味ある方にもない方にも、一読をすすめたい。尚、事故後、東電は、これらの反省の上に、情報共有の仕方に変更を加えたらしい。何事にも完璧はないと思うが、そうした姿勢は、評価してもいいのではないか。

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紙の本

福島原発事故は十分避けることができたはず

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投稿者:山猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

3・11の最大の悲劇は,言うまでもなく福島の原発事故である.津波のことが表に出ていて,津波による電源消失が原因とされているが,それだけでは全てを理解したことにならない.
非常電源が回復するまでに,やれるべきことがあったのにできていなかった,という側面を指摘した本である.端的に言うと,イソコンと呼ばれる電源不要の冷却設備を動かしていなかった,というのがNHKの取材結果である.これが正しく動いていれば,非常電源が到着するまでの間の冷却がうまくいき,結果として水素爆発を避けることができた可能性がある.
では,何故イソコンを動かすことができなかったのか?それを安全装置の位置付けの歴史や,周辺住民への配慮などを関係させながら述べている.(全部書くとネタバレになるので,詳細は省略する.)
触れられた内容は,いかにも日本的なありかたを考えさせるもので,この問題に限定せずに,多くの読者の参考になるものと思う.「失敗の本質」は,第二次世界大戦中の旧日本軍の組織論を扱った本のタイトルである.「あまり進歩していないな」という意味が込められているのかも知れない.
読む前に想像した内容より,ずっと奥深いものであったと思う.できれば,テレビ番組も見ておきたかった.

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紙の本

原発事故

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

福島第一原発の事故について、いろいろな角度から分析されていて、よかったです。過去の失敗から学ぶことが、多そうです。

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電子書籍

福島第一原発 1号機冷却「失敗の本質」

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投稿者:宮本武蔵 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「そのはずだ」「そんなはずはない」意識せずとも頭の中でよく使われる言葉である。福1では、上下の深い信頼関係がイソコン対応でマイナスに働いたとはなんともやりきれない感じがした。
日本人が持つ自分がなんとかしようと言う責任感の強さもマイナスに働いたことは今回だけではなくよく見られることだと思う。
しかし私が最も感じたことは3つある。
なぜこう決めたか、なぜ変更したかと言う核心を文書に残していないと言うことだ。物事の本質を記録に残さないと言うことは次世代に学ぶ機会を与えず、歴史を残さないと言うことであり人類が進歩して行くことを阻害することでもある。 現在の行政府においても公文書改ざんが行われており全く学習することを忘れた日本人を恥ずかしく思う。
次に、現場現物現実を直視することの重要性を再確認できた。特に個人的には、こんなはずでは、こうなるはずと既成概念や希望的観測にとらわれることが良くある。現実を見たくないと言う気持ちも働く。しかし現実をできれば自分の目で見て確認することが出発点だと思う。
最後は、吉田さんの人間愛を垣間見れたことが喜びだ。合掌

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