サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

最大50%OFFクーポン(~8/27)

修正:新規会員30%OFFクーポン(~7/31)

電子書籍

教誨師 みんなのレビュー

  • 堀川惠子
予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー4件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本教誨師

2018/05/01 18:18

死刑について私たちは考える材料を持たないなか、半世紀にわたり死刑囚と向き合ってきた教誨師の証言は貴重だ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る

死刑制度を持つ国は少ない。日本はその少ない国の一つだ。世論も圧倒的に死刑制度を支持している。しかし、死刑が決定した死刑囚が拘置所に送られ処刑されるまで、また、処刑されたこと自体国民に知らされずにいる。死刑囚の扱い、執行の現場、執行された後がどうなっているのか、わからないままに私たちは死刑制度を判断していることになる。

本書は、唯一死刑囚と自由に面化することを許された民間人である教誨師のインタビューから、死刑判決を受けた後の私たちの知らない死刑囚のその後を著わしている。

教誨師という言葉そのものも、私たちにはなじみがない。辞書を引くと「教誨とは、矯正施設において収容者・受刑者の徳性の育成や精神的救済を目的として行われる活動」である。日本では様々な宗派の宗教家がボランティアで行っている。本書でインタビューを受ける渡邉教誨師は浄土真宗の僧侶であり全国教誨師連盟元理事長である。本書は守秘義務を課せられている教誨師であるが故に、渡邉氏の没後に発表された。

死刑執行は刑が確定されてからすぐ執行されるわけではない。何年も「明日殺されるかもしれない」という恐怖の中で、1人独房で過ごす事になる。精神上、これ以上ないという痛めつけられる状況が数年から十数年も続く。渡邉氏は教誨した死刑囚のひとり一人のその様を語る。あるものはひらがなから学ぶことをはじめる。あるものは死刑を受け入れられず、出所後の事業計画についての夢を語る。自らの犯した犯罪に向き合えないものもいる。

「教誨」とは何か、渡邉氏は「誨」は「戒」ではないという。
渡邉氏は「本来なら、裁判で事件を起こすに至った経緯を詳しく調べ、曲がりなりにも彼らの言い分を聞き、やむない気持ちをくんでやった上で判決を下せば、たとえそれが死刑判決でも納得して刑に服すことができるかもしれないのに」と思う。犯罪は紙一重で起こる、その犯罪に踏み出すものが何であるか、多くの死刑囚はどこかに恨みを持っている。生育歴や貧困、それらは犯罪者の外側の問題だ。しかし、多くの人は犯罪に至らず踏みとどまる。「誨」は死刑囚にその恨みの気持ちを取り除く事によって、初めて罪を犯したことに向き合う、聞くことが大事だという。決して教え込む、戒めるというものではないと。

渡邉氏が対応した死刑囚は怪物ではないことが、ひとりひとりの死刑囚の犯罪に至った経緯からふくめて明らかとなる。
しかし、死刑は執行されていく。死刑は「人殺し」なのだ。公開されない死刑の現場も語られる。殺す執行官の苦悩も壮絶だ。そして、死してなお、地元の墓への埋葬も拒絶され、遺骨の扱いもぞんざいである。
死刑囚となったものは、被害者はもとよりあらゆる人間関係から排除され、多くの場合放置され、社会から忘れられていく。そして、私たちは死刑制度の実態がわからなくされている。
死刑制度の是非について考える材料が与えられていない中で、本書は貴重だ。

渡邉氏は広島の被爆者だ。「生きたい」と強い思いで、被爆後、広島からふるさとの村にたどり着き生き延びた。その道程には、多くの助けを求めた同様の被爆者を見捨ててきたという後悔の思いを生涯抱いてきた。
著者である堀川氏は、前著で被爆地広島で光市母子殺害事件の広島高裁での死刑判決で歓声が上がったことに違和感を覚えたと記述している。
この「教誨師」はある意味、そのアンサーではないだろうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍教誨師

2018/10/07 13:36

大杉漣さん

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

初プロデュースで遺作?となる作品が本書と同じ「教誨師」という題名で、大杉漣さん自身が教誨師を演じていらっしゃいます。
映画を見た後、是非読みたい一冊だなと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本教誨師

2019/01/05 14:19

考えさせられます

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:debdeme - この投稿者のレビュー一覧を見る

死刑制度がこの国に存在する以上、死刑制度について考え続けることが大切なのではないかと。それと同時に、そもそもなぜその犯罪が起きたのか?その犯罪の裏にある背景にも注目です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍教誨師

2018/12/07 19:37

死刑

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る

死刑について考えるいいきっかけになったと思います。死刑について、あまり知る機会がなかったので、読めてよかったです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

4 件中 1 件~ 4 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。