物理学と神 みんなのレビュー
- 池内 了
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紙の本
紙の本物理学と神
2020/03/02 09:02
物理学を「神」の存在証明という視点から捉え直して考察した興味深い科学史書です！
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、過去の偉大な科学者たちによる「神」というものの存在証明に苦闘した科学の歴史を追った興味深い一冊です。今日、私たちの社会に多大な恩恵を与えてくれている自然科学は、もともとは神という存在を証明しようとして始まった研究であると著者は言います。そして、結果として「神は死んだ！」という結論に至ったようですが、実は、そのように明快に世界は展開していません。同書では、物理学の発展を「神」という視点から見て考察した、とても興味深い、またこれまでとはかなり異なった科学史の一冊となっています。扱われる内容も、「第１章 神の名による神の追放」、「第２章 神への挑戦―悪魔の反抗」、「第３章 神と悪魔の間―パラドックス」、「第４章 神のサイコロ遊び」、「第５章 神は賭博師」、「第６章 神は退場を!―人間原理の宇宙論」、「第７章 神は細部に宿りたもう」、「第８章 神は老獪にして悪意を持たず」と、興味深いものから構成されています！
紙の本
紙の本物理学と神
2019/06/17 01:05
変容する神
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物理学のざっくりとした歴史を、神の姿の移り変わりと一緒に書いている本。
はじめの内は、物理学や自然科学は神を肯定する物だったと言う話から、段々と神を追い出そうとする過程は何とも言えない物がある。
例え話などで色々な雑学が出てくるのもおもしろい。
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