未来の年表 みんなのレビュー
- 河合 雅司
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2017/06/23 19:07
待ったなしの課題
26人中、24人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
少子高齢化が招く驚愕の近未来。
社会福祉や社会インフラはもとより、ありとあらゆるものが先細りとなり、国力は減退し、国土は他国に侵略され、日本人は絶滅危惧種になるという惨憺たる末路でした。少子化対策や高齢者対策等が現状程度で推移するという前提つきながら、確度は高いと思います。
次世代のためにも国家のあり方を抜本的に見直す必要があり、それは待ったなしの課題だと理解できましたが、足下のことしか考えない政治家や、保育園の建設さえも反対するような高齢者たちをどうすれば変えられるでしょうか。
ところで、以前、農業関連の仕事をしていたのですが、20年前には既に、農業従事者の後継者不足と高齢化問題は「待ったなしの課題」と言われていました。ところが、掛け声だけで、抜本的な対策が打たれることはなく、農業のジリ貧状態は深刻化の一途です。日本人は「待ったなし」をそのまま先送りする国民性のようです。
そして、今や日本全体を高齢化が直撃。「待ったなし」を先送りすると、日本民族がジリ貧になることは農業が実証しています。本書を読んで、オリンピックに3兆円もかけている場合ではないと思いました。
2017/11/20 08:12
参考書
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひっくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これからの日本がどこに向かおうとしているのか、どうなろうとしているのか、を考える上で、
非常に参考になる書籍だと思います。
2017/07/02 21:03
現実を直視せよ
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は大手新聞社の論説委員である。多くの知見に基づき、人口減少によりこれからの日本で起きることを具体的数値を交えて解説した著作である。明るくない未来の予測を読むことは愉快ではないが、一読をおすすめする。具体的予測の例をあげると、2020年に女性の2人に1人が50歳以上、2024年に3人に1人が65歳以上、2025年に東京都もついに人口減少、リニア新幹線の開業が予定されている2027年、献血可能世代の減少による輸血血液の不足、2033年に全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる等々。労働生産性を上げれば人口減少社会に対応できるとの説もある(例えば 人口と日本経済 中公新書)が、著者は労働生産性の向上策を否定するものではないが、それのみで人口減少社会を乗り越えることは不可能であるとしている。出生数の減少も人口の減少も避けられないとすれば、それを前提として、社会を作り替え、拡大路線でやってきた従来の成功体験と訣別し、戦略的に縮むことが必要であるとしている。具体的には、非居住エリアを明確化したコンパクトな街づくり、国際分業の徹底により得意分野だけに限られた人材を集中投入するなど10項目を提言している。
電子書籍【期間限定価格】未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
2017/08/27 20:27
わかりやすい
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
少子高齢化の問題は何十年も前から社会問題となっていて、本書のデータもすべて官公庁の白書などで公開されているものだけど、時系列にこのまま進んだら未来はどうなるかを具体的にわかりやすく説明したことで、問題がとてもリアルに受け止めることができた。現状を解説するだけでなく、筆者の解決案もきちんと提案されているので、頭の整理になる。自分の仕事の中で何かできないか、定年退職後の自分はどう生きて、そのためには何をすべきかこれから考えて行動に移したい。
2017/07/31 20:30
将来どうなるの
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:youta - この投稿者のレビュー一覧を見る
少子高齢化が続き、
たぶん、私たちが高齢者になったとき
年金が少なくなったり
あとあといろいろ影響が出るし
この本にも載っていたことは
将来本当になりそうで怖い
これらのことを考慮して暮らしていきたい
2019/06/23 10:46
おすすめ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワクワク - この投稿者のレビュー一覧を見る
分かっていると思うが、こう具体的に示されて、どうすべきかと考えさせられる。
今こそ、やるべきことを考えて、行動。
よくわかります。
2018/12/31 23:36
リアルで驚きだが・・・
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で実際に手にとって比較しました、『未来の年表』と『未来の年表2』とを。どっちを買うか、どちらも買うか。結果は『2』のみ購入でした。その決定打は、じゃあ自分はどうしておけば良いか、の記述があるかどうかでした。その記述が『2』にはありました。
こう書くと、まるで津波が来そうだから、今のうちに高所へ避難しておきましょう的な感じがします。まぁ確かにその要素は否めませんが、とはいってもその時代にアンタは生きているんかい?とツッコミたくなります。でもどうしておけば良いかという事が述べられているとやはり安心します。
巷では本書のような人口減少には陥らないという本も出ていますが、心配性なワタクシとしては、本書をよんでおくに越した事はないやろ、と思うんであります。
2017/11/10 05:11
未来の年表 人口減少日本で・・・
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな衝撃的な本は初めてだった。何時も新聞で見聞きするが
身近に本になり手に取ってゆっくりの反芻すると先を心配する
ことになりそうだ。いずれにしても知っておいた方が何かの役に立つ本と
思わず考えてしまった。
2021/06/30 21:52
コロナ禍が積年の宿題をあぶり出した
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本の人口減少に警鐘を鳴らし続けてきた『未来の年表』シリーズの第4弾の位置づけとなる。本書は第3弾までと趣向を異にして、人口減少に関する16項目について最初に三択問題があり、この問題の解を想定しながら読者自身が問題意識をもって読み進めることができるように工夫されている。コロナ禍が少子高齢化と人口減少という我が国最大の国難を加速させた。その中でも最も本質的危機として著者は、「社会の老化」をあげている。「社会の老化」とは、「すべての年代の人々の思考を守勢に追い込み、無難な道を選ばせていく。挑戦する気力を吸い取ってしまう邪気」と著者は定義づけしている。「社会の老化」を跳ね返すには若者の突破力に委ねるしかない。このために著者は、国政選挙に「若者枠」の新設、中学卒業時から大学への「飛び入学」、「30代以下のみが住む都市」の建設、英才教育の実施など5つの大胆な施策を提言している。
コロナ禍でみられる「社会の老化」として、著者が問題視している一例をあげる。◆感染防止策さえ徹底すれば十分実現できた事業やイベントが「感染拡大の懸念」や「いまどき、こんなことをやってよいのか」といった意見に押され、相次いで中止や延期となった。その理由の多くは、世間体を気にかけるような同調圧力であった。そこには科学的知見に基づく合理的判断は感じられない。◆コロナ禍がさほどでもない地方で、過剰な警戒心により「県外客お断り」の貼り紙を掲げる飲食店、これもまた科学的根拠なし。こうした地域の閉鎖性により、地方はますます疲弊する。
全く同感、著者の大胆な提言、すべてを今すぐ行うことは、無理としても少なくとも「飛び入学」や「英才教育」は速やかに導入して、若き英知で日本を再生させてもらいたいものだ。
電子書籍【期間限定価格】未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること
2020/05/01 09:20
未来を信じて、変わろう
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先にベストセラーになった『未来の年表』に続いて、2018年に刊行された第二弾。
タイトルに「2」と入っているのでわかりやすい。
この本も「少子高齢化」が日本にもたらす影響とその対策を提言しているが、前作の副題が「人口減少日本でこれから起きること」とあるように政府や自治体がとるべき施策なりが描かれていた。
一方今回の続編では「人口減少日本であなたに起きること」と、個人や企業レベルでできることの提案がなされていて、前作よりわかりやすかった。
それにしても、本を読むというのは時代のありように随分影響される。
この本が刊行された時に読んでいたら、もうひとつピンとこなかったことも、2020年のコロナ感染禍の時代に読むと、著者の河合雅司さんが書かれた内容がヒシヒシと伝わってくる。
8つの提言の中の一つ、「テレワークを拡大する」など、まさに2020年にぴったりの提言である。
ここで河合さんが提案しているのは「テレワーク」によって通勤時間が削減され、業務の効率があがるのではないかというものだ。
そして、2018年時点のテレワーク導入率なども明記されている。
もし、企業がこの時点でもっとテレワークに踏み込んでいれば、今回のコロナ感染禍での導入はもっとスムーズになされていただろう。
そして、もし私たちにチャンスがあるとすればコロナ感染が収束したあと、元の勤務状態に戻るのではなくテレワークを常態化できるということである。
少なくとも河合さんの提言の一つは達成できるはず。
未来は私たちの力できっと変えることができるはずだ。
電子書籍【期間限定価格】未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
2020/04/25 08:52
まるで今を予言したかのよう
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本が刊行された2017年度の新書ノンフィクションの部で堂々の3位というベストセラーになった作品。
副題にあるように「人口減少日本でこれから起きること」と、少子高齢化の日本が向かえる危機を、単に煽るだけでなく、その対策もまとめた提言の書である。
そうはいっても「2020年 女性の半数が50歳超え」とか「2027年 輸血用血液が不足」と書かれると、一体日本はどうなるのだろうと気になることは間違いない。
それから3年。
本来であればオリンピック熱で高まっている頃であったが、新型コロナウイルスという感染症の拡大で、想像もしていない未来を向かえている。
しかし、この本をよく読むと、まるで現代の緊急事態を予言したような記述を見ることができる。
「少々具合が悪いくらいでは医療機関で受診できないという時代が到来」「それ以前の問題として、病床が足りなくなる」。
これは2026年の「未来」の記述だ。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、すでに事案が発生している。
最近よく言われている「医療崩壊」はいずれ「少子化が進めば」「十分な医療サービスを提供」できなくなるという「未来」は、まさに今2020年に起こってしまっている。
農業も問題も同じだ。外国人受け入れでなんとかしのいできたが、「彼らがいなくなった途端、どうなるのか。これは極めて危うい」。
その危うさも今や「未来」の話ではない。
この作品は「少子高齢化」で浮き彫りになる様々な問題を提起しているが、今回の感染症の拡大がその事実を私たちの目の前に叩きつけているといえる。
2020/02/02 23:47
未来の年表シリーズ第3弾
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:donden - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はこれまで2作をより具体的にシミュレーションし、各地域ごとに対策案を示しています。
つくづくこれまで続いている東京一極集中政策の弊害が近い将来爆発しそうだと感じた。
2019/08/12 23:16
「静かなる有事」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書が出版されたのは2017年6月。この本が一つの契機となり、人口減少社会の「楽観論」「悲観論」と数々発表されました。そのような類書は読みましたが、やっと今日(2019年8月)本書を読んでみました。
出てくる論点は他の本と大体共通していますが、やはり「介護難民」や「火葬場不足」などが簡単に解消できるのだろうか?と不安になります。
しかし、「知の巨人村」構想(p188~)等は魅力的に感じました。
やがて現実化していくであろう課題をコンパクトにまとめた良書だと思います。
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