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小夜音はあくまで小悪魔です!? みんなのレビュー

  • 東出祐一郎 (著), 吉田音
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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.7

評価内訳

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2 件中 1 件~ 2 件を表示

あくまでも経済活動

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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

かの大悪魔メフィストフェレスの孫であるメフィストフェレス小夜音と使い魔のヨミは、初めての営業活動のために地上に降り立った。散々、道に迷った上でたどり着いた豪邸に住んでいるのは、一崎獄人。彼の魂には、魂遺物という特別な因子が含まれているため、死後の所有権獲得のため、所属会社のベルフェゴール・エージェンシーの指示で、契約を結びにやって来たのだ。
 両親がなくなり、叔父の一崎夏堂も海外に行っているいま、獄人は一人で暮らしているはず。ゆっくりとその豪邸に第一歩を印したメフィストは、罠に引っ掛かって逆さづりにされた!獄人は自宅警備員として、豪邸中に罠を張り巡らして自宅を警備する人だったのだ。

 両親の死後、外に出ずただ自宅を警備し続けるだけの獄人は、自宅を守ること以外に対する気力を失っていたので、契約をすること自体は簡単だった。しかし、契約後にその魂の価値を再計測してみると、予測価格13億円に対して実際価格は驚きの13円だったのだ。
 このままでは進退問題に発展すると焦るメフィストは、獄人を学校に通わせ、善行を積ませることで価格を釣り上げようと奮闘する。しかし地獄の日本に対する知識は戦中のものだったし、万事、ドジっ娘の気があるメフィストにはなかなか荷が重い。クラスメイトの鳳竜寺賢子や姉のメフィストフェレス陽奈多のサポートを受け、順調に魂の価格は上昇を続けたのだが…。

 冒頭のあたりは、地の文と会話文の区別があまりつけられておらず読みにくいのだが、徐々に慣れてくると思う。とりあえず、ある程度、決まった形を作ってもらった方が読みやすい。
 莫大な遺産があるため引きこもって生活している少年を少女悪魔が自分の目的のために善行を積ませる過程で、ちょっと前の自分と同じ様な人に遭遇し、外に目を向けることを思い出しながら、日常に復帰していく過程を描いている。そしてその先で、なぜ彼が今の様な状況に陥っていたのかを知り、新しく得たものを改めて取り戻すために選択する姿を見せるのだ。

 悪魔と天使が人間の魂を巡って対立するところや、意外に悪魔より天使の方が人間にあだを成すという設定は、「ヘルカム!」に通じるところもあるかもしれない。

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悪魔に加えて天使と同棲

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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミカエル・コーポレーションの熾天使マガゼエルが叔父の一崎夏堂の悪行を利用して一崎獄人の持つ魂遺物の価値を貶めて狩ろうとした大事件を何とかやり過ごし、大悪魔メフィストフェレスの孫メフィストフェレス小夜音との守護悪魔契約の下、ひきこもりだった一崎獄人は普通の学生生活を始めた。以前より生活レベルは落ちたかもしれないが、今の方が生きているという実感がある。
 そんな彼のもとに、ミカエルの妹ガブリエルが補償交渉にやってくる。二千年前の受胎告知のお使いの失敗からずっと引きこもっていたガブリエルは、ひきこもりから脱した一崎獄人に興味を持ったのだ。

 しかしずっと引きこもりをしていただけあって、話せば噛み、戦えば心折れるという体たらくぶり。だが一崎獄人を護るという意志は、彼女を彼の側に寄り添わせていた。
 そうなるとおさまらないのが小夜音だ。こっちが先に獄人にツバを付けていたのに、天然のふりを装って迫るガブリエルに腹を立て、ナチュラルに誘惑してくる姉のメフィストフェレス陽奈多を退ける。

 そんなラブコメ生活を送っていた彼らだったが、熾天使サリエルが一崎獄人の命を狙って来たことで、所属会社であるベルフェゴール・エージェンシーをも巻き込んだ、大戦争の幕が切って落とされることになる。

 ひきこもりが学校復帰という話を前巻でやったのに、今巻では学校の描写がほとんどなし。クラスメイトのストーリーへの関与は皆無という、狙いの一貫性がない構成になっている。結局、イラストに依存した女子キャラの媚を主体とするラブコメで、物語を支えるのだ。
 それでも、後半になれば、獄人の持つ魂遺物を巡る、天使と悪魔どころではない、天使内の内紛が始まって、少し趣が異なってくる。そもそもなぜ彼の持つ魂遺物はあれほど価値が高いのか。その問いに、神の意志を透かして見ようとする存在たちの騒動に、敬虔さを見るべきか、滑稽と笑うべきか。

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