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薬屋探偵怪奇譚 みんなのレビュー

  • 高里椎奈
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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

薬屋探偵怪奇譚 第2弾

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

リベザルが頑張ってるのに秋の代わりになれないと嘆く。
秋も座木も「なれるわけないのに」と言う、意地悪な訳ではない「なる必要がない」から。
優しい気持ちに包まれた薬屋さんは健在だ。

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紙の本君にまどろむ風の花

2017/08/07 14:56

怪奇譚

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る

妖怪、妖精に興味があったので読んだが、少し怖い場面もあった。本文が上下2段にわかれている形式の本なので、少し読みにくかった。

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紙の本遠に呱々泣く八重の繭

2011/04/04 09:27

冴え冴えとした存在感

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

薬屋探偵怪奇談第四弾。

新シリーズになってから発売が間遠になった感があり、心配していたところ、やっと読むことができた。加えて本書では前シリーズ妖奇談の鋭さが戻ってきたようで、とても嬉しい。

 今回は「彼に関わると不幸に遭う」呪いの噂が流れる中学校で事件が起こる。
座木が教師として潜入するし、秋は珍しくも最初から登場して、相変わらず自由気儘で、傍若無人な振る舞いをして楽しませてくれる。

 やはり、秋の冴え冴えとした存在感は、いい。リベザルファン、座木ファン、秋ファンと、楽しみどころは人それぞれだろうが、秋の透明感あふれる物言い、それでいて重みを感じさせるセリフ。前シリーズから本シリーズを通して、最大の魅力ではないだろうか。

 都市伝説といったような呪いの噂に事件と妖怪を絡め、解決に導くあたりはいつもの通り。作者の語り口はいっそ無愛想なほどだが、キャラクターのセリフは誰もみな感情に溢れ、生き生きとしている。所々、辞書を引きたくなるような語が散見しているけれど、全編を通して読みやすいのは、こうしたメリハリが上手くついているためだろう。

 孤高に、不敵に生き、他人のネガティブな感情など一蹴してしまいそうなキャラの秋だが、次のセリフなどは、人間の内面の奥深くを理解しているからこそのものだろう。

「言葉にするという行為は、内にあるものを、外から自覚する事だ。迷いを書き連ねて整頓するも良し。陰口で消化出来るなら、思う存分すれば良い。但し、自らの言葉に飲み込まれてはいけない」

さらに、彼はこうも続ける。
「言葉は『発する』もの。己の妄執にとらわれるな」

 うーん。かっこいい。秋の人格(妖格?)の奥の深さを感じさせるところである。

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紙の本ダウスに堕ちた星と噓

2011/06/03 14:30

今回はイレギュラーな展開に

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

言葉や比喩の一つ一つをゆっくりと味わいながら読みたい、そんな風に思わせるこのシリーズ。
薬屋探偵妖綺談から第二章の薬屋探偵怪奇譚となっても、それは同じこと。

ちょっとした冗談のような会話にも、言葉の洒落っ気が顔を見せていて、気を抜けない。
またそこが面白く、時間をかけてゆっくりと読みたいのが、薬屋シリーズだ。

『灰色の木を、金色に戻す薬をください』
前シリーズからの、妖がらみの事件を依頼するときの暗号だ。ゲーテの言葉を元にしているという、詩的で美しい響きを持っている。

通りすがりの人が地中に引きずり込まれる、という事件の調査に乗り出したリベザル。
今回は秋ではなく、リベザルの友人、柚之助が謎を解いてしまう、というイレギュラーな展開に。

それでも、柚之助やリベザル、来多川刑事たちの活躍も見事だったし、所々に秋が登場して、楽しませてくれた。

自分の期待に自分で応えず、他人に押し付けた所為で願いのほうが捩れて狂った。

他人の詮索と期待に振り回されれば、一番大切な、自分に対する自分の期待が、どこかに消えてしまう。

人間誰しも、他人の目を意識し、他人の思惑を計るのは仕方がないこと。しかし無意識の内にそれをしてしまって、自分の意思を見失っては、行く先も間違ってしまうのだろう。

著者の作品はタイトル、扉部分の言葉ともに難解なものが多いのだけど、本書は珍しく意味が分かったような気がする。

タイトル『ダウスに堕ちた星と嘘』
ダウスとは、暗闇のこと。
そして、扉部分の言葉は以下の通り。

時計の針が進むのは、
時間であって、
時間ではありません。
それは人と世界との約束で、
不変と変化を刻む針は、
鼓動の中にあるのです。

毎回、読後にタイトルとこの文を読み返し、謎解きのように意味を考えてしまうのも、楽しい作業だ。

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紙の本童話を失くした明時に

2012/02/28 10:23

旧家での不思議な不思議なお話

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ーー子供も楽しめるお伽噺だったはずが、地獄や悪魔の物語へ 勝手に書き変わっていたのです。 呪われた本を遺した祖父は、実は私を恨んでいたのでしょうか?ーー

シリーズ2章 第5弾。
成長する、 あるいは変化する本の謎を追って依頼人の祖父の家へと向かった秋。
同行者は、名(迷)探偵・鬼鶫(きのつぐみ)と助手の佐々だ。

鬼鶫(きのつぐみ)と佐々のコンビのユーモラスな会話が楽しい。
謎めいた事件に少々、妙な味付けをしてわらわせてくれるのは、前シリーズの刑事・葉山と高遠のコンビを思い起こさせる。
もしかしたら、このシリーズは鬼鶫(きのつぐみ)と佐々のコンビがレギュラーになるのだろうか。
葉山と高遠のキャラクターはとても味わい深くてよかったが、このコンビはどうなるのだろう?

しかし本書はシリーズ番外編。
いつもとは違った空気が流れている。
怪異に絡んで人間と妖怪の微妙な関係は健在だが、流れる空気がどこか柔らかい。
気持ちのいい曖昧さ、といったようなものだろうか。

薬屋探偵怪奇譚ではあるものの、探偵や怪奇といったテイストはとてもぼんやりとした印象を受けた。
ミステリや怪異談といった味わいではなく、いってみれば、日本の旧家での不思議な不思議なお話。
秋はもちろん、座木やリベザルもちゃんと登場して柳田国男やクトゥルフの神話を絡ませて、不思議な世界で楽しませてくれる。

ちなみに、私がいつも楽しみにしている扉の言葉。

ーー十年前に出会えていたら……
本当に何かが変わったでしょうか。
今のあなただから
会えたのかもしれません。
今のあなただからこそ
出会った意味を
知り得るのかもしれませんーー

本編を読む前に一度、そして読了後にもう一度味わってみると、感慨深い。

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