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建築探偵桜井京介の事件簿 みんなのレビュー

  • 篠田真由美
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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (2件)
  • 星 1 (0件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本玄い女神

2017/07/26 03:24

私は楽しめませんでした

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

建築探偵桜井京介シリーズの2作目です。

最後まで読んでもカタルシを感じることのない作品でした。
主要なトリックもかなり早い時点で考えた通りでしたし、建築探偵という割には今回も主舞台の建物はほとんど意味がありませんでした。

ということで篠田真由美さんの作品は私の趣味には合わないという結論に至りましたので、今後読むことはないと思います。

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紙の本未明の家

2017/07/23 22:20

期待はずれかな

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

建築探偵というのがちょっと惹かれる設定だったので読んでみました。

物語としては「誰が」「どうして」その事件を犯したのか?というめちゃ王道の推理小説でした。
正直事件の舞台となるスペイン風の別荘もあまり意味がない感じで、これで終わりなの?という結末でした。

人気があったのかシリーズ化され15作も出ているのであと一冊2作目を読んで判断しようかと思っています。
ただ、本作はすでに紙媒体では絶版中で古書で手に入れるか、電子書籍で読むしかないようです。

本編はさておき、巻末の解説を笠井潔氏が書かれているのですが、こちは読ませます。笠井さんの作品は好きですが少々くどく感じることもあるのですが、色んな本で書かれた解説はいつも見事な出来栄えだと思っております。(笑)

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紙の本黒影の館

2011/01/13 21:03

シリーズはちゃんと結末に向かっていっています。そういう意味で安心の1冊

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 建築探偵桜井京介シリーズ。
 これと、次の巻でシリーズが終わるそうな。

 ってことで、神代が語る京介との出会い。

 北海道の孤立した町というか村。山にある<お館>がそこを支配していて、一種の治外法権状態にある。そこで殺人の容疑をかけられた神代は、<お館>に招かれることになる。

 10月の北海道で館は孤島状態にあって、その中で殺人未遂がおこる。また、当主の妻は謎の自死をしている。
 そして、神代は当主の息子であるアレクセイに出会う。

 ゴシックな洋館に美少年に可愛そうな境遇、と三題話のようにそろってますよ。
 ミステリーというより、ゴシックな雰囲気をめでる作品かと。

 と、京介失踪後、深春と蒼にせがまれて神代が語るという話なので、いわゆる「信用のできない語り手」であるところがミソかと。
 とはいえ、神代の軸のぶれない公平さにはちょっと感動しました。

 うん、神代は常にだれに対しても公平で公正だよな。
 自分では好き嫌いが激しいとか、江戸っ子気質とか言ってるけど、相手の<命>の前には誰彼の区別がない。
 だからこそ、京介は彼の庇護を受けていたのだろうなと感じた。
 
 ああ、出会いの物語のようで、実は京介が神代を選んだ所以の物語だったのかもしれない。

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紙の本未明の家

2002/03/11 17:20

まずはこの1冊<篠田真由美編>

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:郁江  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 篠田真由美さんの本を読んでみようかなと思っているなら、まずは この本がオススメです。建築探偵桜井京介の事件簿のシリーズ第1作。「ご所有の西洋館の鑑定承ります」という1枚のビラがきっかけとなり、京介と友人の深春・アシスタントの蒼が事件に巻き込まれていきます。“閉ざされたパティオでの不可解な死と一族を襲う連続殺人の結末とは…”謎解きは勿論 登場人物が魅力的なシリーズです。そして事件の背景には様々な人の想いと誤解が複雑に絡み合っていて…誰一人悪人なんていないのに、起こってしまった悲劇を京介が誤解諸共解き明かしていく様子が蒼の視点で語られています。また蒼や京介にも様々な過去や秘密があり、シリーズを通して彼らの成長が描かれつつ 徐々に過去が明らかになっていきます。1冊読んだら、次を読まずにいられない そんなシリーズです!! 

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紙の本一角獣の繭

2007/10/10 20:23

恋と自覚したときに恋ははじまる

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はぴえだ - この投稿者のレビュー一覧を見る

心が惹かれる。
自分に似ている。
助けてあげたい。守ってあげたい。
他人には説明できない気持ち。
恋と言われても頷けない。

それでも愛しい気持ちが溢れて、自覚したときに……。

今回ストーリーの前面には、蒼に、とある少女との間に、宿命といってもいいような恋が訪れる。
もちろんミステリなので、恋愛だけではなく、惨劇があって、そこには謎がある。
ラストには綺麗にその謎がほどかれていく。

せつなくて。
悲劇的で、残酷で、胸が痛む。

蒼の行動も、深春の行動も、京介の行動も、全て自分の大切な人のため。
気持ちは痛いほどに分かる。
それが正しいことなのかは分からないけれど。

シリーズのゴールはもう近い。
終わってしまうのは寂しくもあるが、終わりを見届けることが出来ることに幸せも感じる。
以前は一話完結だったが、今はもう一話完結というよりも、ストーリーが繋がっている感が強く、続きが待ち遠しくて仕方がない状態だ。
新作が出る来年までに、シリーズを最初から読み直し、待つことにしようと思う。

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紙の本未明の家

2016/03/30 15:19

探偵さんに美しさは求めてなかったのですが

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:壱太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

15年本棚に入れたままだったのですが、今更になって読み始め、そして夢中になってます。
読み始めて3行。好みの文章というのがあるのを、あらためて感じました。
建物の描写が出てきます。想像しながら読むのも難しいですが楽しいです。
ボサボサよれよれが探偵さんの基本だと思っていたので、容貌に美しさは求めていなかったのですが、時折見える美貌ってのも箸休みのように感じてきて、これはこれで美味しいのかなぁと思ってきました。
登場人物も多く、誰もかれもが犯人に思えてきます。最後まで気が抜けません。

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紙の本原罪の庭

2016/03/30 15:52

一条の光

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:壱太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

重い・辛い・苦しい・悲しい・怖い・逃げたいというのが分かっていたので、前作から少しだけ時間が空いてしまいました。
しかし、読み始めたら夢中でした。時間を惜しんで読んだのは久しぶりです。
ちょっと人を疑うのに疲れてしまいましたが、読まなくては建築探偵は語れないのではないでしょうか。

このお話ですっかり、蒼の応援者です。
世の中に沢山いる蒼の遠い遠い親戚で、ちょっとだけ事情を知ってるお兄さんお姉さんの仲間入りをしました。
この出会いがあっての蒼と京介。

蒼が京介に言った言葉がとてもうれしかったです。

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紙の本原罪の庭

2004/09/05 18:32

少年は「原罪」を背負う

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:祐樹一依 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ガラスの柩を思わせる温室の中で惨殺された病院長一家。血塗れの密室にただ一人生き残った少年は、言葉を失い、他者との交流を完全に拒否していた…。未だ表の世界へと解放されない少年の魂を救うため、桜井京介は大きな謎「薬師寺家事件」に挑む。

 「原罪」。その言葉を聞いて真っ先に思い浮かぶのは、やはり永久の楽園であるエデンから追放されたアダムとイヴでしょう。人間の犯した最初の罪は…? 神が人を作るときに、果たして彼(或いは彼女)は人を愛するが故に作り出したのだろうか。個人的な観点で述べれば、それは異なるでしょう。それでは目的と行為が裏返しのものになってしまう。アダムとイヴが起こした罪は、楽園の内側で起こしたものと、彼らの子孫が起こすことになるであろう、楽園の外側で無限に生み出される「罪」と比べてどちらが重いのか、それに気付き、裁くことは出来なかったのか。つまり、人という生き物は、この地上に降りたときから既に「罪」を背負って生きていくことを宿命付けられた存在であるのです。

 しかし本書において、エデンであるはずの温室庭園は、外部の世界からまるでその存在を隔離するかのように少年を内側に閉じ込める作用をのみ持つ建築であります。ここでは「庭」という言葉の定義からして逆転している。そして、その中で展開する惨状。まるでそれが定めであったかのごとく、「罪」を背負って生きる少年。楽園は最早、地上には存在し得ないものなのか…?

 本作には様々な男女が登場します。けれども、誰がアダムで誰がイヴに当てはまるのかは、ここでは言わないことにしておきましょう。人間の感情の根源にある愛情。それがとても深く、とても切なく、とても悲しく物語に絡み合ってきます。人が幸せになるというのはどういうことなのか、それを信じる者の立場によって、こうも喜びと苦しみとがない交ぜになるのか。作品としての流れはシンプルでありながら、異色作であることは間違いない本書、その事件の真相は、「小説」を読む一読者として決して流し読みをしてはならないものだと思います。

 本書を読み終えた後に「建築探偵」シリーズの他作品を読むと、ある点において印象が大きく変わることでしょう。当シリーズは年代に合わせて登場人物が歳を取る、というミステリとしては異色とも言える流れを持つものなのですが、それが本書によって大きな意味合いを持たされることに誰もが頷くはず。シリーズ最高傑作と呼ぶに躊躇わない物語です。

(初出:CANARYCAGE)

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