興亡の世界史 みんなのレビュー
- 福井 憲彦, 杉山 正明, 大塚 柳太郎, 応地 利明, 森本 公誠, 松田 素二, 朝尾 直弘, 青柳 正規, 陣内 秀信, トビ,ロナルド, 生井 英考, 網野 徹哉, 石澤 良昭, 平野 聡, 井野瀬 久美惠, 羽田 正, 本村 凌二, 林俊雄, 原聖, 小杉泰, 栗田伸子, 佐藤育子, 土肥恒之, 姜尚中, 玄武岩, 林佳世子, 森安孝夫, 森谷公俊
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高い評価の役に立ったレビュー
騎馬遊牧民の始まり
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユーラシア大陸を舞台に世界史に大きな影響を後代まで残した騎馬遊牧民の始まりであるスキタイや匈奴について述べた本。文献と考古学を使って当時の文化や制度などについてわかりやすい。遊牧民と言っても牧畜だけをしていたわけではなく農耕民を攫って農耕も自国でさせていたというのが面白かった。
ただ、(本書の論旨には関わらないとこですが)日本の騎馬民族移住説はほぼ否定されているのでそれをスキタイの移住説について述べるときに引き合いに出すのはちょっと違うかなぁと思った
低い評価の役に立ったレビュー
紙の本通商国家カルタゴ
2023/06/18 22:41
かつての輝き
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投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校の授業ではあまり触れられないカルタゴの歴史の本。
西洋の方の歴史となると、ギリシャやローマに寄りがちだけれど、カルタゴもかなり大きな役割を果たしていたのがわかる。
それはそれとして滅び方がすごい。
紙の本大日本・満州帝国の遺産
2022/01/23 05:33
後半満州国はどこへ
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投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
満州国の成立前後の動きを岸信介と朴正煕、二人に焦点をあてて朴正煕体制の終焉まで満州国という幻影が及ぼし続けた影響ということを述べている本だと感じる。
姜尚中氏の著作らしく、非常に理論的な作りになっているとは思うが、徐々に朝鮮半島史特に韓国現代史と朴正煕というテーマで書かれた部分が増え、ラスト100ページ近くは戦後韓国現代史といっても過言ではない内容だった。
それはそれで非常に興味深い内容ではあったが、「満州国」というテーマから乖離しているという感覚は否めない。
タイトルを意識しながら読むと後半はかなり苦痛だった。
また内容自体も、朴正煕政権終焉をもたらしたクーデターの記述で終わっているが、私は恥ずかしながらこのクーデターのことをなにも知らなかったので1979年10月26日に起こったクーデターで朴正煕が殺されたのか一度つかまってから死刑になったのか、書き方が迂遠というか、知ってますよね前提で書かれており直接的な言及がなくよく分からなかった。結局ネットで調べて補完したがそれでは本の意味がないだろう。
何が起こったのかをもう少し具体的に分かりやすく書く必要があったのではないかと思う。
総じて岸と朴という二人の政治家がいずれも満州国に起源を持つということを核にした本だと思うが、戦後の話はほぼ朝鮮半島史であり、中国との関係など語られるべきことが語られておらずせっかく岸と朴と設定したプロットが、そういう著述をするために設定したプロットのように見えてしまったことは非常に残念に思う。
紙の本大日本・満州帝国の遺産
2021/08/01 08:32
地下水脈
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投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本では、教育やメディアなどで、きちんと取り上げることの少ない、極東の現代史の本です。
岸信介・朴正煕に焦点を当ててますが、時代背景など、語るべきことは多々あり、駆け足気味なのが残念です。
満州での実験に参画した岸信介が、韓国での実験をいかに見ていたかについてもう少し掘り下げてあると良かったなと思います。
とはいえ、この本はここから、気になることを辿っていくためには、非常に良い導きとなるでしょう。
歴史についてはもちろん、計画された国家・経済と全体主義、権力にとって経済と軍備は何か、維新という言葉が孕むものは何か、「不合理な精神主義」とは何か、これらは権力が魅了されるものは何かと捉えることもできるかもしれません。
ここ何年かの日本の政治は、図面をきちんと引いていたのでしょうか、事態の展開に合わせ、随時対応を図っていたのでしょうか、どうも、政治が担うべき本来の仕事からズレたことに、傾注してるような気がしてなりません。
岸信介・朴正煕は、いい悪いは別として、目的意識は明瞭であったように思います、(それゆえに反対運動も明確だったはずです。)しかし、現在の日本は、あまりにもあやふやで、浅はかではないでしょうか。
かつては、大日本帝国・満州の亡霊が動いていました、
しかし今は何か形骸化した骸が動いているように思えます。
紙の本ケルトの水脈
2020/11/12 10:57
欧州の一面
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投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
考古学、民族学的な、事柄から、民族主義的な物に至るまでの、ケルトの水脈を、コンパクトに圧縮。
ここから、非キリスト教文化や、民族主義者などについて調べていくのも楽しそう。
紙の本人類文明の黎明と暮れ方
2020/10/22 07:31
眠りから掘り起こされた歴史。
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投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず物語として歴史を学ぶことが、批判される。
この時点で、本書を選んで良かったと思った。
文明以前の、生活や、技術などから始まり、古代文明の成立と衰退などが、述べられていく。短い文章にも、これまでの多様な学問の知見が、圧縮されていて、視点は自在に動いていく。参考文献は、比較的新しい研究などが多いようですが、そこに至るまでにも、学問の積み重ねが行われていたのであり、記録や、研究の重要さが感じられる。
日本の今の社会にも反射してくるあれこれが、印象深い。
専門家による歴史書ではありませんが、『空から墜ちてきた歴史』小松左京が、人類の歴史を駆け足でいろんなところから綴っていて、その拡充版のようにも感じてしまう。
2020/08/07 07:37
興亡の世界史最終巻
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
土地の人口支持力から見た人口の歴史や海から見た世界史、アフリカについてなどオムニバス的に語られていて面白かった。
2020/08/06 05:44
空から見たアメリカ史
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ライト兄弟から軍用無人飛行機まで航空機という視点でアメリカ史を書いた本。第一次世界大戦や第二次世界大戦、ベトナム戦争、9.11に至るまでアメリカ社会がどう変容していったかが興味深かった
2020/08/05 05:27
イタリア海洋都市の観光案内
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
海洋都市の今と歴史を建物を巡りながらガイドを聞いているような感覚で読める。ヴェネチアが外部から攻められにくい立地でカトリック教会を郊外に置くことで外部権力やローマ教皇からの干渉を受けにくかったというのが面白かった
2020/08/04 07:14
アンコール朝の興亡
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルは東南アジアとなってますがほぼアンコール朝についての記述でベトナムやタイについては薄いです。
アンコール朝に関しては当時の法、生活、王の事跡など詳しく書いていて勉強になりました
2020/08/03 06:20
文明アラカルト
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
メソポタミア、インダス、中国、エジプト、アンデス 、ギリシアなどの地中海文明、縄文などなど世界各地の文明について網羅的に書いていて勉強になった
2020/08/01 22:53
清から現代中国へ
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
漢民族にとっては皇帝、モンゴルにとってはハーン、チベットにとっては仏教の守護者と様々な顔を持って統治していた大清帝国が西欧や日本との関わりの中で主権国家として振る舞おうとしたことが現代中国の「少数民族」問題につながるのを感じた。
電子書籍興亡の世界史 大英帝国という経験
2020/07/31 08:17
大英帝国の経験
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカ独立がイギリス人同士、プロテスタント同士の戦争でイギリス人の意識が変わる様や大英帝国の時代の奴隷制や中東政策などが現代にも移民問題や中東紛争につながっていくんだなということがわかった
2020/07/30 07:11
さまざまなアジアの政治形態とヨーロッパ
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
西アジアやインドの陸の帝国は沿岸や海上の商人や宣教師の行動に興味がなかったのに対して中華や日本の東アジアは海も管理しようとして(朱印船貿易や鎖国、海禁など)その体制に不都合なキリスト教を禁止したという話は興味深い。ポルトガルやオランダはインドや東南アジアで武力で強制的に拠点を作ったのに日本ではおとなしく平戸や長崎で貿易してたのはなぜかと思っていたが陸の帝国ムガル帝国は海の帝国ヨーロッパの沿岸拠点を征服しようとしなかったのに対して日本の権力はそれを許さなかったからだとわかった。ペルシャやインドは領域ではなく人を支配していて貿易で市場が栄えるなら外から来た人でも臣下として扱うので東インド会社に領主としての地位を与えるのに対して日本は内と外を厳格に区別する貿易体制だったので後の主権国家・国民国家のようなものが既に江戸時代にできていてそれが明治の近代化にスムーズにつながったというのが面白かった
2020/07/28 09:08
近代ヨーロッパ
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代にも大きな影響を与えている近代ヨーロッパの人権と民主、産業革命、国民国家などがどのように成立していったかが大きな歴史の流れでよくわかる。
2020/07/27 06:45
ローマ帝国の通史
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ローマ帝国の建国から滅亡(西ローマの方)までの通史がわかりやすくまとめられている。紙幅の問題で記述が薄い部分もあるがとても長い時代を扱っているので仕方がない