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紙の本

有楽町チャンスセンター1番窓口は、日本で一番多くのハズレくじを出している窓口でもあるのだ

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ベニスの商人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真哉著・光文社)のように、アイキャッチャー的タイトルで、そのくせ実用的な内容が記されている本がある。ご多聞にもれず本書は、そのタイプである。「資産やお金にまつわる不合理な事例を集め、その原因について行動経済学、認知心理学の立場から解説を加えて」、ともすれば不合理に走りかねないみんなに、STOPをかけようという本だ。「いずれも漢方薬のようにゆっくりと確実に効いてくるものばかり」と、著者は自負している。

 全12章、それぞれに、なにか卑近な行動を、行動経済学及び認知経済学で分析したものが載っている。それは例えば、本のタイトルは、同時に第1章のタイトルなのだが、なぜ宝くじチャンスセンター1番窓口に買いに行く人が多いのか、そしてそれは正しいのか、というようなことである。章ごとの終りに[ポイント!]でまとめられている。
 「学術用語」というと堅苦しくなるが、事前の本文で説明が加えられているから、理解しやすいだろう。【生き残りバイアス】とは「除外されたものを考慮せず、残存しているもの(生き残り)だけを考慮して確率を考慮してしまう、あるいは意思決定してしまうバイアスを指す」。また、【事前確率と事後確率】は読んで字の如しで、あまり情報を与えられていないときの確率と、あとから情報を与えられた(知った)とき確率だ。
 「宝くじチャンスセンター1番窓口」では、本当に1等大当たりが連続して出ているのだろうか。【生き残りバイアス】に絡めて説明すれば「除外されたもの=ハズレくじ」で「残存しているもの=当たりくじ」である。そして「事前確率」は「毎年、当たりが出ている」であり、「事後確率」は「チャンスセンター1番窓口における発売枚数」である。第1章の最後に「まとめ」で述べられている。「有楽町チャンスセンター1番窓口は、日本で一番多くのハズレくじを出している窓口でもあるのだ」と。
 第3章のタイトルは<臨時収入は、なぜ酒代に消えてしまうのか?>である。結論は「少額の偶発的所得は、その所得額を超える消費を呼ぶのである。超える部分はどうやって調達するのか、これまでの貯蓄を取り崩して調達するのである。これが偶発的所得の呼び水効果なのだ」。そのような書き方を当初から提示されたら、読む気が萎えるかもしれない。そのために、最初は教授と助手の“寸劇”から始まる。教授が助手に「メシをおごるから、この千円で二人分、コンビニに行って買ってこい」と命じたところ、助手は本来の弁当のほかに、自腹でみたらし団子を買ってきた。なぜだろう。弁当代が浮いたことによる「呼び水効果」なんだよ-と教授は説明している。掛け合いはなかなかユーモアにあふれている。それ以外の章も同じような書き方、なにもこれほどまでもくだけないでもとも感じらるほどだが、決して否定しているわけではない。むしろ、浅学の私には好ましかった。

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紙の本

「そろそろベストセラーがほしい年頃である」(著者略歴より)オジサンが書いている

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふるふる - この投稿者のレビュー一覧を見る

読者を楽しませようというサービス精神にあふれている著者による本。上記のように、著者略歴からそれは発揮されている。藤巻健やツチヤ教授という感じか。

一番印象に残ったのは、居酒屋の話しだ。焼酎の判別が80%の確率でできる人がある前提条件の下で出した答えが、41%の確率でしか正しくないというものだ。感覚的には変だと思うが、説明を読むと納得せざるを得ない。それでもそうかなあと思ってしまう。

ただ、読者にわかりやすく書こうとしてか、全体的な印象としては内容が薄いような気がする。

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