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電子書籍

エスケヱプ・スピヰド みんなのレビュー

  • 著者:九岡 望, イラスト:吟
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本エスケヱプ・スピヰド 7

2015/01/13 13:57

最終巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MIF - この投稿者のレビュー一覧を見る

鬼虫vs甲虫、ついに決着。
最終巻に別れはつきもの、失ったモノも多かった九曜たちだが、新たに得たものや取り戻したものを胸に抱えてのこれからはどうなるんだろう?
後日譚のようなショートストーリーがあっても良いかもしれない。

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紙の本エスケヱプ・スピヰド 2

2015/09/17 16:10

復興する未来と襲い来る過去

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦中、最強として名をはせた八洲の戦略兵器である鬼虫一番式《蜻蛉》四天の竜胆により、戦後も封鎖されていた尽天は、鬼虫九番式《蜂》金翅の九曜と、彼の司令となった元女中の叶葉の尽力により、東京からの支援を受けられるようになった。そして叶葉と九曜は、いまの八洲の実情を知るべく、東京を目指して旅に出る。
 奮闘の末、ようやくたどり着いた東京ではあったが、持ってきた旧円は既に使用できず、しかし捨屋という大衆食堂の頑固親父の捨三に助けられ、何とか暮らしのめどをたてることが出来た。

 そんなある日、九曜は、最近、市場を騒がす食料泥棒の蓮宮鴇子とその護衛の機械兵の菊丸と知り合う。彼女は、極秘だった鬼虫の存在を知っており、自身を八洲第三皇女だと名乗った。
 一方、叶葉の前には、鬼虫弐番式《蜘蛛》羅刹の巴と鬼虫参番式《蟷螂》夜叉の剣菱が、その正体を隠して現れる。

 戦後の荒廃した中にも、大勢の人が集まる東京は、活力に満ちあふれている。物はなくとも心は豊かという状況だろう。そんな東京は、叶葉にとってみれば別天地だ。だが誘惑に駆られて羽目を外すこともなく、叶葉は堅実な一歩を踏み出し始める。
 そんな彼女とは対照的に、第三皇女だという自負を免罪符として、やりたい放題やっていたのが鴇子だ。そんな彼女に叶葉は当初、畏敬の念を抱くのだが、しかし、悪いことをしても顧みない鴇子に対して、結局は後先考えず、説教じみた行動をとってしまう。

 そして《蜂》を失った九曜は、これまでに比べれば圧倒的に火力を失い、しかし、過去の亡霊が暴力をもって襲いかかってくる状況に、叶葉を傷つけることになるのではないかと恐れを抱いていた。
 それに対し、同じ鬼虫の生き残りである剣菱と巴は、環境の変化にも拘わらず、かつてあったのと同様に振る舞う姿に、頼る気持ちを抑えきれない。

 だが、いつまでも自分を護ってくれる存在がいるわけでもない。結局、自分が大切な物を護れるのは自分だけだ。そして失った物は戻ってこず、常にある物で対処を続けなくてはならないのだ。
 そんな覚悟を決めつつある九曜に、次はどんな困難が迫ってくるのか?

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紙の本エスケヱプ・スピヰド 1

2015/09/11 16:27

手に入れるのか、取り戻すのか

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

第18回電撃小説大賞大賞受賞作、九丘望「エスケヱプ・スピヰド」。

 両親を八洲の戦争による空襲で失った叶葉は、紆余曲折の末に彼女を助けてくれた伍長とも死別し、廃墟と化した尽天の街で二十年ぶりに目を覚ました。昭和百〇一年夏、戦争は終わったというが、尽天は未だ封鎖され、限られた食料を分け合いながら、約五十人の生き残りが、外部に助けを求めるために奮闘している。
 かつて、戦略級兵器として名を馳せた鬼虫の隊長格、一番式《蜻蛉》四天の竜胆は、戦後になっても何故か街の封鎖を解くことはなく、街の外に出ることは叶わない。街には時折、戦中に活躍した機械兵が狂って暴れており、食糧や資材を調達するのも命がけだ。そんな世界において、かつて伍長の女中をしていた叶葉は、元整備兵の安藤や、探索班のリーダー格である綱島、安藤の孫娘の菘に守られながら、精一杯、自分の生きている価値を見出そうと働いている。

 そんなある日、無理を言って探索班に加えてもらった叶葉は、不注意から地下深くの工廠に潜り込んでしまい、一人の少年機械兵と出会う。それは、鬼虫九番式《蜂》金翅の九曜、かつて隔絶たる戦果をあげ、そして終戦直後、《蜻蛉》によって落とされた鬼虫だった。
 損傷により、行動目的の設定を自分で出来なくなってしまった九曜は、叶葉を暫定司令に設定して活動できるようにした上で、自分を修理し、《蜻蛉》に再戦を挑もうとする。一方、叶葉は、九曜を伍長の代わりの家族として扱い、彼を集団に溶け込ませることで、自分の居場所を作ろうとするのだった。

 荒廃し世界と隔離された街の中で、自分の生きる意味を見つけたいと思っている少女と、失われた自分の生きる意味を取り戻したいと思っている少年が出会う。
 少女は戦争の中で肉親を失い、その後、彼女を拾ってくれた伍長も戦死し、伍長の残した「生きろ」という言葉を最後の命令として必死に守ろうと、希望を失わず、周囲に明るさを振りまきながら、小さな幸せ、自分の居場所を手に入れたいと感じている。
 一方少年は、やはり同じようにして肉親を失い、代わりに敵に対する復讐心を最後の記憶として焼きつけて忘れ、その後は鬼虫となってただ盲目的に敵を屠り続けた。しかし終戦でその意味を失い、新たに与えられた復讐心で今も生き延びている。それを果たした後の目的はなく、あとはただ狂うだけしかない。

 そんな二人が偶然にして出会う。少女は少年を新たな家族にしたいと思い、少年はただ雪辱を果たすことを目的としながら、暫定的に少女のことを守っていくうちに、人間らしい気持ちを取り戻し、戦うための新たな意味を手に入れるのだ。

 登場人物がすごく少ない。世界とかは全く関係なく、自分の周囲の出来事が世界の全てだ。そういう意味ではとても狭い物語。セカイ系とは真逆で、セカイに取り残された人々の、世界へ再度戻るための奮闘を描いている。
 ある意味で箱庭の中の物語なので、悪意や策略の様な、人間の汚い部分は徹底的に排除されていて、苦しい状況なのに、人々は善性を発揮し、大きな家族の様に暮らしている。実際にはそんなきれいごとばかりではないと思うのだが、戦争の中でも善意に支えられて生きて来た叶葉に見える世界は、そういうきれいなものなのだろう。

 そして二人は、世界に向けて旅立つ。それは、萬屋直人「旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。」の様な旅になるのか。あるいは、ツカサ「九十九の空傘」の様な出会いになるのか、はてさて。

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