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電子書籍

藍坂素敵な症候群 みんなのレビュー

  • 著者:水瀬 葉月, イラスト:東条 さかな
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本藍坂素敵な症候群 3

2010/11/11 19:53

あまりに勿体ない最終巻

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

本巻で完結の最終巻である。…………えー。激しく凄まじく勿体ない気がする。せっかく動き始めて愛着も湧いてきたキャラ達とのお別れが名残惜しい。ラヴ要素もじわじわ出てきており、浩介にもある種の情が芽生え、シリーズタイトルの本当の意味が(最終巻だからこそ判明するのだが)「あ、そーくるの」という面白さだっただけに、正直、もう少し読みたかったな、という思いである。

それでも、写し鏡のような同族性を持ちながら、根本においては似て非なる強敵の登場や、ゾンビのごとく街に溢れかえった重度罹患者達といった、本巻のために用意していたであろう展開には最終巻らしいスケールの大きさがあった。多少のファンタジー要素も盛り込んで、素敵の存在と浩介の強い想いをドラマチックに見せた結末も良かったと言わねばなるまい。浩介は最後に病気(敢えて病(やまい)と言いたい)に罹患するのである。メンバーそれぞれの活躍もきちんと織り交ぜた、読み応えのある展開だった。

最終的には素敵に持っていかれた感もあるが、本巻で頑張っていたのは空である。ぶっきらぼうで少々ヤケっぱちな態度に隠された、なかなかに乙女チックな振る舞いが滲み出ている。要するに、思いの外浩介ラヴだったのね、という微笑ましさなのだが、これが素敵の心情に影響を与える糧にもなっている。本来なら真っ先に実質的な意思表明をしたハズの伊万里が、後れをとったことで爽やかなヤンデレ状態に陥っている面白さもあった。

執筆予定は無いそうだが、実に対照的な愛称まである妹の存在が判明しながら本人の核心部分が描かれなかったゲル子や、結局最後まで本格登場が見られなかった浩介(従姉)といったエピソードを後日談として読んでみたいな。

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紙の本藍坂素敵な症候群 2

2010/05/13 19:48

絶望を越えて見つける希望

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回は表紙を飾った涅槃皇終(ねはんすめらぎ・つい)の話。無表情無口キャラの割りにぼそっと喋る一言が結構可愛かったりする。欲求が満たされた時の「きゅーぷるぷる」も可愛らしい。前巻未登場だった理由の入院にも包帯にもちゃんと意味のある“アブない”娘である。この終の入院中の出来事、終にとって初めての出来事が今回の物語の始まりとなる。

しかし、いろいろと偏った『耽溺症』を設定するものである。また、これらが総じて根っこの部分では理解できなくもないところがニクい。人が有する“秘密の”性向をあくまでもデフォルメすることでリアリティのある異常性を持たせ、『変容』と称する特殊能力でファンタジー要素を補完して上質なラノベ作品に仕上げている。この設定と構成の妙は見事である。

ただ、今回の話は少しグロがあって、少し嫌悪を抱くいやらしさがあって、そして哀しい。今回も人の暗部が滲み出たテーマである。絶望的な状況の終に悲壮感よりも強さを感じるのは、ただ態度や表情に表れないからだけでなく、フツーの人とは相容れない「特別な存在」だからこその孤独を自覚しているからであろう。それを充分に感じ取りながら、その先にある未来を見据えつつ優しく接する浩介の態度に希望を見出したい。これがまた女性陣の勘違いなツッコミで不幸な扱いを受けるオチは、まぁ、お約束ながら、前巻に比べると随分纏まってきたというか、同じ扱いでもちょっと違う感じになってきている。医術部の友情と絆の行方も楽しみになってきた。しかし、学年のアイドルなのに伊万里はこれから怪力キャラになってしまうのだろうか。あと、ヘヴィでメタリックな調べを奏でるジャンルのギタリスト(の名前)が大勢登場する。

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紙の本藍坂素敵な症候群 1

2010/01/11 16:55

心の奥底に潜む嗜好をデフォルメしたテーマが光る

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙カバーイラストとオビのセリフで「お子ちゃまヒロインかぁ」と敬遠しかけたが、普段はフツーの喋り方だった。内容的には作者の既刊『C3(シーキューブ)』シリーズと同様な雰囲気&歪み方だが、歪む方向が少し違っていた。人の内面深くに潜む特殊な嗜好や癖みたいなものを極端にデフォルメして見せている。当初はタイトルが「藍坂、素敵な症候群」なのか「藍坂素敵な、症候群」なのかと考えたが、少なくとも前者ではない。もたらされる結果を素敵と感じるのは当事者のみである。行き過ぎたがために哀しく醜い所業が克明に描かれ、これをある覚悟を持って“治療”するヒロイン【藍坂素敵】という構図である。さらには彼女が創部した「医術部」の部員達それぞれにも背景と素敵との関係をしっかり持たせて奥行きを出すとともに、一見して残酷な素敵の“処置”にも、それを行う理由や可能にさせる条件(これは少し超展開?)を描いて、主人公【那霧浩介】の反目とその後の理解を織り交ぜている。これらの要素が縦横に絡まりながら展開される奥深さが素晴らしい。内心に罪の意識や葛藤を秘めながら、その明確な答えを見出だせないまま、秘密裏に人道に反する(ように見える)“手術”を独り黙々と真摯に行い続ける素敵の凛とした心持ちと、そんな彼女への恩返しと同時に孤立させないよう側に居る部員達との暗黙の繋がりが重層的に描かれていて心地良い。そして、そんな素敵の“素敵”な姿をいつまでも見続けたいと思った浩介に最大の使命がもたらされる結末である。読み終えた時には、こうした嗜好と症状を「罹患」と呼ぶならば、人はみな何かに罹患している、病んでいるとも言えそうで考えさせられる。なお、現時点ではラヴ要素がまだ細やかだが、今後の展開次第では面白いことになりそう。ただ、部員の【宵闇ヶ原陰子】と浩介との犬猿の仲はいずれ和解して欲しいところ。

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