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タイム・リープ みんなのレビュー

  • 著者:高畑京一郎, イラスト:衣谷遊
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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.4

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

上質のミステリでも読むようなタイムトラベル小説

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1995年(平成七年)6月に単行本刊行というから、発表されてから早いもので10年以上の時が経過したわけだけれど、異色のタイムトラベル小説として、これは今読んでも十分面白いですね。上質のミステリ小説でも読むスリリングな面白さがあって、堪能させられました。

 上巻の「序章 はじまりとおわり」「第一章 最初は火曜日」にかけて、高校生の鹿島翔香(かしま しょうか)が体験する奇妙な出来事に、「んんん? 一体、何が起こっているんだ???」と、訳が分からないままに頁をめくっていくうちに、話のからくりが徐々に見えてきます。この辺の、次第に霧が晴れていくような謎解き、からくりの種明かしが上手いんだな。

 ここで使われているタイムトラベル(あるいは、タイムリープ)のアイデアは、魅力的なSF短篇の名品、バズビイの「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」(新潮文庫のアンソロジー『タイム・トラベラー』所収)に通じるものがあります。
また、国産のタイムトラベル小説の中、このくらい風変わりで面白い作品ていうと、西澤保彦の『七回死んだ男』もいけますね。こちらも、ぜひ!

 あと、本文庫版では、カバー表紙と口絵のイラストも魅力的。とりわけ、主人公・鹿島翔香のイラストがイメージにぴったり。イラストを描いた衣谷 遊(きぬたに ゆう)に、乾杯。

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時をかける翔香

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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る

前編ではタイムトラベルの辻褄合わせばかりだったが、後編では学園ミステリーやタイムマシン作りの話も加わって最後まで興味深く読めた。

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ややこしい

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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る

短い期間の間でタイムトラベルを繰り返すので、いつ何があったか覚えながら読み進める必要がある。でも読みやすいし、この手の作品が好きなひとならハマるはず。

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時かけ&あしきの

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投稿者:城のない町住み - この投稿者のレビュー一覧を見る

『時をかける少女』好きには読んでもらいたい、『時かけ』と双璧といえるタイム・リープものです。
文体はやや古いです。登場人物にもやや感情移入しにくいかも。80年代な雰囲気です。その意味でも『時かけ』と似ているかもしれません。
もちろん、上に書いた点を補って余りあるストーリー展開の妙と緻密な構成。上下巻ですが、一気読みさせられます。
著者が寡作なので、これが電子書籍で読めるのは貴重だと思います。

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複雑なのに明快

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投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイム・スリップと概念を異にする「タイム・リープ」。このような設定を考え付くだけでも脱帽ものなのだが、本作品は、そのような感慨以上に強い衝撃を与えてくれる。

佐藤愛子主演で実写映画も製作された本作品であるが、舞台は日本、主人公も平凡な高校生の女の子。私たちにも身近な所が舞台になっているのだが、物語自体は非日常そのもので、不可思議な現実がスタートする日曜日からその週の土曜日までの短い一週間の間に、主人公はそれこそ「アリス」ばりの体験をするのである。

詳細は省くが、ストーリ自体は普通に考えると難解極まりない。しかし、その複雑な世界を、著者はごく普通に理解できるよう物語の中で工夫してくれているのが分かる。作品の発想もさることながら、読者に対する配慮など、総合的に見てかなりの良作であるといえるだろう。

電撃文庫を語るならば、この本を読まずしてそれはなせないといえる。是非、手にとっていただきたい。

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