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君主論 みんなのレビュー

  • マキアヴェッリ (著), 河島英昭 (訳)
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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (2件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本君主論

2006/10/07 09:45

苦味の美味しさ

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 マキアベリというと 元来悪いイメージが強い。性悪説に則った冷静な嘘つきというイメージだ。僕も そんなイメージを持ちつつ本書を読んだ。
 とんでもない。マキアベリは「人間とはどういう動物か」を語っているに過ぎない。
 彼にとっては人間の善悪とは存在しない。良い悪いを超えた地点で「人間とはこういうものだ」という彼なりの冷静な分析を述べているだけである。その意味では 科学者が実験の結果を報告しているのと同じだ。但し その分析に表れる人間の「姿」が 時に僕らにとって辛らつであることが 科学者マキアベリの評判を悪くしている。マキアベリにしては迷惑な話だ。
 「いかなる手段も 結果さえ良ければ 必ず正当化される」
 「人は 恐れている人より 愛情をかけてくれる人を容赦なく 傷つける」
 こんな言葉を否定することは難しい。吉田兼好が読んだら大笑いしたに違いない。
 「辛いのは中傷ではなく真実だ」とは誰かの言葉だった。君主論は苦味に満ちている。苦味は時として美味しい。ビールのように。

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紙の本君主論

2002/07/31 22:56

マキアヴェリの息吹が伝わる訳文

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ベリ太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

マキアヴェリズムをちなみに広辞苑で引こう。
目的のために手段を選ばない、権力的な様式。
権謀術数主義。
確かにそうである、しかし目的は何であるか?

個人として印象に残ったのは彼の思想の広辞苑的な側面ではなく、
運命にたいして非常に敬意と諦念を持ちながらも、
自己の能動的な意志によって可能な部分は必ずあると信じ、
それには徹底して尽力すべきであるという意思である。

曰く、私たちの諸行為の半ばまでを運命の女神が
勝手に支配しているのは真実だとしても、
残る半ばの支配は、彼女が私たちにまかせているのも真実である。

この書は、上に立つものの書ではない。
運命の半ばを己の意志のものにせんとするものの書である。

訳は、やさしい日本語を使用しながらも、
流麗さを多少犠牲にしてもマキアヴェリの息吹を可能な限り
伝えようとする。いままでの訳に対して出色といえよう。 



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紙の本君主論

2020/05/02 10:22

イタリアのルネサンス期に著された政治学の古典です!

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、イタリアのルネサンス期の政治思想家であり、フィレンツェ共和国の外交官でもあったニッコロ・マキャヴェリによって著されたあまりにも有名な書です。『君主論』はもともと1532年にイタリア語で書かれて出版された政治学の書です。同書の中で、歴史上の様々な君主および君主国を分析し、君主とはどうあるべきか?君主として権力を獲得し、また保持し続けるにはどのような徳が必要であるか?などが論じられています。同書は、その政治思想から現実主義の古典として位置づけられています。同書は、現代邦訳版で、読者が読みやすいように、適宜注釈などが付され、理解しやすいように工夫されています。

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紙の本君主論

2020/09/18 21:08

素晴らしい本だ

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本が書かれたのはかなり古いが、現在にも生きる知恵が詰まっている。本質的な部分を抽出して現在の場合に落とし込めば、今でも十分活かすことができる。

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紙の本君主論

2015/11/06 11:40

タイトルに臆することなかれ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しろくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

君主のために書かれたハウツー本であることを超えて、人間の行動を冷静に見つめた、マキアヴェリの真摯な姿勢が感じられます。世界史に明るくない私でも、なるほどと思わず膝を打つような話が豊富に用意されています。意外にも今日的な話題に通じる、(翻せば世の中そんなに変わっていないともいえるわけですが)十分楽しめる内容です。

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紙の本君主論

2021/02/27 22:16

君主たるもの

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:伊達直人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

君主たるもの 臣民の 婦女子や 財産を
奪ってはいけない これは最低限の
君主としての 心がけである
さらに 臣民を 飢えさせてもういけない
だがこの本に 臣民を飢えさせてはいけない
ということは 書かれていない
イタリアの 君主国家どう生き残っていけば
いいか 君主の あり方が 書かれている

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紙の本君主論

2003/05/31 17:28

本当の君主とは?

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

君主制という前近代的政治体制においても、ある一つの理想政治が描かれていると思い本書を手にした。しかし、政治的思想は良く読みきれなかった。私の読解力のなさの所以か? 本書がそれだけ難解なのか?
 本書は、全26章から構成されていたが、その中で一番私の心を引きつけたのは、第17章「冷酷と慈悲について。また恐れられるよりも慕われるほうが良いか、それとも逆か」である。本章においてマキャベリは、君主としては慕われるよりも恐れられるべきである、と結論付けている。すなわち人間というもの慕うとは自分の都合の良い時だけであるが、恐れは、自分の都合に関係無く従うというのである。冷たいように感じるかも知れないが、マキャベリは人間という動物の本性を鋭く見ぬいているように思う。
 また26章において、「神が何から何まで手を下そうとされないのは、私達から自由意思を、また私達に属する栄光の部分を奪わないためである」と述べている。私の思うところと一致する思慮深い考えだと思う。
 本書を読んで、全て理解出来たとは言えないが、古代からの名書を読めた事で満足している。
 付け足して言及すれば、本書の半分は、訳注に当てられていた。私は、これを読まなかった為に充分な理解が出来なかったものと判断するが、それだけ本書が難解であるという証拠であろう。

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紙の本君主論

2023/04/20 06:08

現代のビジネスシーンも思い浮かぶ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る

「マキャベリズム」と揶揄される、目的達成のための手段。人望でもなく、道徳でもなく、必要ならば相手を欺き、恐怖させ、人心を操る。しかし、現代のビジネスシーンでは、ごく当たり前のことのように思える。本心から「いい人」である必要があるだろうか。人望を失い足元をすくわれる様な悪評をあえて取る必要などもない。独断と思われてはいけない。何もかも部下たちに相談、任せることも違う。時に演技し、時に秘密を持つ。寛容に見せ、しかし不要となれば容赦なく切る。身の回りに置く者達は厳選し、しかし心を許すわけでもなく厳しく監視する。

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