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電子書籍

昭和天皇・マッカーサー会見 みんなのレビュー

  • 豊下楢彦著
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.6

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本昭和天皇・マッカーサー会見

2008/11/21 12:53

右翼さんにぜひ読んでもらいたい

26人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本を読めば色んな矛盾がすっかり解き明かされます。天皇が拒否した靖国神社にお参りすべきかどうか、天皇がマッカーサーに心から感謝した東京裁判を否定するのかどうか、日本を属国から独立国にしたいのか、それとも天皇制を堅持するのか。ぜひこの本を参考にしてください。
 まえがきに「筆者がとった基本的なアプローチは、昭和天皇の「お人柄」といった情緒的なレベルのものでは全くなく、占領下というきわめて“特異な環境”のもとで、天皇制の防衛を至上の課題とする「政治家」としての昭和天皇が内外情勢をリアルに分析していたであろう“同じ地平”にたって問題のありかを再構成する、というものである。こういうアプローチによって初めて、「立憲君主」という自己規定の枠組みを乗り越えて昭和天皇が、“超憲法的”に「高度に政治的な行為」を展開した背景を捉えることができるのである」とあるように、学者として非常に緻密に、内外の文書を立体的に検証し、冷静に“空白”を推論している。
 でも、私はただのおばちゃんなので、「東条さんかわいそう」。 この本を読んで今まで疑問だったことが、「エッ、そうだったの。だからかぁ」、と納得できた。
 前回の参院選。東条さんのお嬢さんも立候補していた。人手もお金も足りないのだろう、ビラが破けかかって風に揺れていた。「英霊の骨を集めたい」。彼女の主張もわかるよ。戦争中も、今も、「お国のために」戦った人のいのちを軽視している。私には今とこれからを生きる人の方が大事だから、票は入れなかったけれど・・・右翼は何をやっとるんじゃい?何で援助しないんだぁ?
 解けましたねぇ。この本で。東条さんは嵌められたのでした。汚いなぁ。やり方が。
 「ヒロヒト、インタビューで奇襲の責任を東条に押し付ける」。ニューヨークタイムズの見出しどおりだったんです。表向きは、GHQや天皇の側近、政府みんなで協力して、「軍閥に利用された」を宣伝、一方で、マッカーサーとの会見で「この人たちを釈放して自分を処刑してもらいたい」と言ったと、東京裁判の証人にささやいたんだって。逆だろう?本当にそう考えていたのなら、天皇が自分で東京裁判に出廷してそう言えばいいのに・・・卑怯せんばん!!まぁ、彼は侍じゃないからね。天皇の歴史からいっても、当たり前と言えば当たり前。自分の命が惜しいのは誰でも同じ。
 だれに責任を負わせるか。で、東条さん。罪をおっかぶせたから、東条さんも合祀されている靖国神社なんて、怖くて行かれない。天皇の言うことを彼ほど聞いた人はいないと天皇自身が言っていたそうだから、黙って、処刑された東条さんがかわいそうでならない。ビラが風に揺れていたのを気の毒に感じたのは正解だったんだなぁ。
 「従来、近年の戦争は、多く自衛権の名において戦われたのであります。満州事変然り、大東亜戦争また然りであります」と断言した吉田茂が、何で憲法違反の安保条約なんかむすんだのか?ピストルでも突きつけられたんじゃぁないか?という疑問も、この本で解消。
 天皇は、命の恩人マッカーサーも総理大臣も“バイパス”して、アメリカと交渉していたんだってさ。日本のほうからどうぞ基地を使ってください、というふうにします。戦犯になった人たちを解放すれば、もっとあなた方のお役に立ちますよ、と。
 アメリカの属国になったのは、おまえのせいか。属国の歴史は古いのねぇ。2代目3代目の腰抜けどもがペコペコするのも当然のなりゆき。
 “バイパス”だけではない。直接呼び出されることもあったそうだよ。総理大臣に圧力をかける。「自分は国民の代表」と胸を張って断ればいいのに・・・あの頃の人には、現人神。吉田茂はあの時アメリカ行きを何とか他の人にと、抵抗したのに、呼び出しうけてあきらめたようね。屈辱的な安保にサインした総理として歴史に名を残しちゃった。これも気の毒。
 明治憲法も、立憲君主ではなかった。ヒロヒトはなるべく口を出さないようにしていたということだけど、その判断は情勢による。例えば、「「満州は田舎であるから事件が起っても大した事はない」と、あきれるほど率直に語っている」。田舎の人間が何人死のうと関係ない。自分の身に危険が及ばないなら、どんどんやってってこと。「つまり、満州事変に対処するにあたり昭和天皇の行動を律した“判断基準”は、「統帥権干犯」という憲法上の根本問題ではなく、ひとえに満州をめぐる情勢認識にあった。だからこそ、大権を侵した朝鮮軍や関東軍に撤収を命じることはなかったのである」。憲法なんてどうでも良かったのよね。自分の恣意のまま。当時の政府は「不拡大」の方針だったのに・・・
 だから平和憲法、国民の象徴になっても、変わらずに天皇外交をやっていた。憲法違反なんて認識もなしに。日本が属国になってもいいから、守りたかったものは何か。笑ってしまいます。三種の神器。共産主義の台頭によって天皇制がなくなることを恐れたため。「お人柄」は怖がりだったんですねぇ。国民をも怖がっていたんですねぇ。国民に「卑怯」がばれるとヤバイ、朝鮮戦争が休戦になると、国民に共産主義が浸透するのがヤバイ。
 著者は最後にこう語ります。「憲法をひたすら遵守し、戦争の過去を痛切に反省し、「アジアの中の日本」を何よりも重視し、さらには「国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与する」ことを切望する明仁天皇の基本的立場は、戦後の日本が歩むべき道であったばかりではなく、今後の日本が進むべき方向性をも示す文字通りの「象徴」であり、皮肉な表現を使うならば、昭和天皇が残した“最も重要な遺産”と言うべきではなかろうか」
 わたしが思うに、ちっとも象徴じゃぁないよ。だって、運動会に行ったからってまた雅子さんバッシング。今時の親なら両親揃って行くよ。父親の育児休暇ってないの?有給は?まったく派遣社員よりもひどい労働条件だよねぇ。おお、そういう意味では象徴かも。冗談抜きで、雅子さんを大事に思うなら、美智子さんを大事に思うなら、天皇制、やめた方がいいよ。
 明仁さんがいくらいい人でも「田吾作」どもが狙っていることに変わりない。国民主権と天皇制は不自然。彼らがちゃんと生きていけるように配慮も必要だし、今すぐに憲法改正は怖いし、ちょっと時間はかかるけれど、早めに廃止しようよ。安保もね。

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紙の本昭和天皇・マッカーサー会見

2008/11/22 04:10

陛下および本書の名誉

30人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 自分の命を救ってくれたかも(つまり真偽のほどはいずれか分かるはずもないのである)しれない人に対して、全く逆の攻撃を加えるということがいかに浅薄なことか。アンチテーゼの見方が無論のこと十分に成立し、それこそが通説であったことだけは読者の方々は誤解すべきではない。
 まず、昭和天皇がマッカーサーに命乞いをしたなどというのは、まったくあり得ないでっち上げのインチキである。なぜなら、マッカーサー回顧録には全く完全に逆のことが書いてある。たしかに回顧録を妄信するのはありえない。しかし、マッカーサーにそんなウソをつく合理的理由は一つもない。マッカーサーは「自分はどうなってもいい。そのかわり米国の食料を飢餓に瀕している日本に回していただきたい。」と天皇がご発言なされ、後に、真の皇帝を初めて仰ぎ見た気がすると周囲に何度も漏らしている。
 そしてこの際昭和天皇は風呂敷をご持参なされ、その中には皇室財産の有価証券が入っていた。「これを食糧援助の足しにしてくれたら仕合わせである」と述べられたのだ。この話は「奥村外務次官談話記録」にも出てくる。
 もちろん、これが真相かは分からない。しかし、少なくとも、マッカーサーがここまで大ウソをつく動機がどこにあろうか。マック元帥はこのとき、本国はじめソ連などから天皇陛下訴追の催促を受けていた。しかし、陛下との会見以降対日政策を実に良心的なものへと変貌していった。常識で考えてほしい。陛下が命乞いをしたとしよう。つまり陛下は「利」をもってマッカーサーを説得し、自分の訴追を防いだということになる。しかし、そんなことでマッカーサーがあらゆる圧力から陛下をお守りするほど熱烈に保護するだろうか。そんな雄弁な工作者を私は見たことがない。それどころか、そんな国民を見捨て、自分だけ逃げようとする者に対し、骨の髄まで感動したなどといったようなことを周囲に漏らしたり、回顧録に書くだろうか。常識的に考えてまずあり得ない。
 まず本書もそうだが、資料ばかりに頼るからこういうお粗末な結論しかでないのだ。資料というのはとくに記録に類するものは学術的にはメモ程度のものが山ほどある。マッカーサー回顧録も、また本書が変幻自在に解釈する資料もすべて絶対ではない。美濃部教授の天皇機関説に賛意を表したのはまさしく昭和天皇ご自身であられた。そして、客観的事実として、陛下は御前会議ではほとんどご発言をなさらなかった。意見らしい意見を強くいったのは、終戦のご決断のときだ。陛下は、帝国憲法下、立法に優位する自らのお立場を、憲法ではなくご自身自ら制限していたのである。法律的には今でいう国会中心立法や単独立法を超えて権利を与えられていた以上、これが自然な解釈だ。
 そんな陛下がはたしてご自身の助命嘆願のためにGHQまで、しかもいの一番にお出ましになられるだろうか。性格判断からすれば絶対にない。昭和を天皇陛下とともに生きたと言って死んでいった私の祖父もそうだが、祖父の友人もみんなだれ一人の例外もなく、「天皇は本当に立派なお方だよ」と言っていた。彼らもバカではない。陛下がもしそんな人格であられたら、戦後50年も国民を欺くことなどできる筈もない。
 いや、評者のなかにはおそらく陛下批難の結論は決まっている。そしてそれにあう話を必死に探しているのだろう。そんな曇った目では本質はいつになっても見えない。
 おまけにもっとひどいのが日米安保のくだりである。日米安保に反対していた左翼の馬鹿どもがホントにバカだったことは戦後の平和な日本の歩みをみて分かるはずだ。外交政策としてサンフランシスコ条約当時もそうだが、ソ連とアメリカいずれと結ぶか、自明ではないか。ソ連は北海道を占領しようとしていたのだ。陛下は、内心では民主主義であるアメリカをソ連よりも100倍信じられる相手と考えたに違いない。吉田茂も岸信介も、正しい決断をしたのだ。誇りは吉田茂が「トイレットペーパー」で示してくれたではないか。陛下がサンフランシスコ体制を支持されるのは理の当然である。それを以てアメリカに国を売った国民を売ったなどと言われては、みんな失笑であろう。悪質な極左は商業上の理由もあって嘘だとわかって、反米を唱えたりするが、ソ連と結ばず日米安保体制を根本から否定し、ましてや国を売ったなどという者はさすがにごく少数だ。
 また浅学ぶりが如実に出ているのが、天皇外交についてだ。天皇がいつ外国と条約を結んだ。案文を作った。内閣と国会の承認なしに天皇陛下が外交権を行使したことなど一度もない。これのどこに違憲性があるというつもりだろうか。象徴としての公務の性質は今上陛下も全くお変わりない。
 陛下は各国で称賛と罵倒を浴びながらも、必至でご自身の責任を御果たしになられていたのだ。悪魔と恐れられたいた昭和天皇が、実は素晴らしい聖者であることが、連日大々的に一面で報じられる新聞報道などを通じて完全に明らかになった。米国外遊はご自身も複雑であられたはずだが、莫大な果実をうんだ。100万人の外交官以上のお働きであったと思う。
 無知浅学の極みに達した書評があまりに度を超すので、本書の名誉となによりも昭和天皇陛下に対する冒涜の誤りを指摘せずにはいられるものではない。自分の無知をやれ専門家ではないなどと逃げることは、言論として発表する以上それこそ卑怯であろう。
 なお、昭和天皇陛下の本当のお姿を知るには、著者の如き国際系の学者ではなく、天皇研究を生涯の仕事にしている人の本を読むべきである。資料研究で仮に劣っても、論考には比較にならない深さがある。たとえば小堀桂一郎や高橋鉱などが手頃だと思う。そして本書自身は陛下の御人格を罵り、天皇制を否定するほど偏頗ではないことは、本書の名誉のため付言させていただく。

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紙の本昭和天皇・マッカーサー会見

2017/02/15 08:11

知っていたつもり

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あいん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今のアメリカ(トランプ大統領就任後)に漠然とした不安を抱き、安保モノを読みあさっています。敗戦(1945年)から70年が経過し、歴史の手前まできています。思い込みに流されない、警鐘となり得る1冊だと思います。

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