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電子書籍

チェルノブイリの祈り-未来の物語 みんなのレビュー

  • スベトラーナ・アレクシエービッチ著, 松本妙子訳
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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
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  • 星 1 (0件)
9 件中 1 件~ 9 件を表示

僕はチェルノブイリを知らない

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:親譲りの無鉄砲 - この投稿者のレビュー一覧を見る

歴史教科書でも何でもよいが、「1986年にチェルノブイリの事故が起きた」というような記述があったとしたても、それはチェルノブイリのことを何も伝えていないに等しい、ということに我々は気づかなくてはならない。
 僕はチェルノブイリのことを知らない。いや、知っているつもりではいた、この本を読むまでは。一々詳細かつ客観的な事故経過が頭の中に入っていなかったとしても、そういう情報の断片は他の本を読めば辿ることができる。事故後間もない壊滅的な状態の原発に入り込んだ果敢なクルー(撮影部隊)がいて、その時のショッキングな映像を数年後に見ることもできた。しかし、逆にそれら(文字情報と映像)によってわかった気になってしまった。ディテールのよく作りこまれた映画を観た、といった薄っぺらな感想しか自分の体内から絞り出すことが出来なかったにも拘らず、だ。そこに気づく必要があった。
 「チェルノブイリの事故のようなことは、最新鋭の科学技術の粋を集めた日本の原発には当てはまらない」当時の日本の政府、学者・技術者、財界人やそれを取り巻くマスコミたちの声を伝えた原発関係報道は、そう口を揃えた。確かに彼の国の原発は、巨大コンピュータで一元集中管理されているわけでもなく、事故後の対応についての対策や周知徹底もなかった。だが311後、彼らは、フクシマについて「津波さえなければこういう事態にならなかった、二重三重の安全対策をのり越えた想定外のことが起きてしまった」と異口同音に口にした。彼らは僕と同じようにチェルノブイリのことを何も知らなかった。
 多くの兵がアフガニスタン侵攻に参加しその後チェルノブイリにも行った。放射能除染、治安維持など多くの仕事が彼らを待っていた。志願者もおり強制的に彼の地に連れて行かれた者もいる。ある兵士は、戦場から戻ったら戦争は終わりだが、チェルノブイリから戻ったら、それからが始まりだ、と証言する。チェルノブイリで着ていた衣類は全部ごみ箱に捨てたが、息子にせがまれて帽子だけはくれてやってしまう。その子は2年後に脳浮腫を発症した。女の子をナンパしようとした別の帰還兵は、あんたの子を産みたいとは思わない、あんたはチェルノブイリ人よ、と差別的言葉を浴びせられてしまう。サマショールたちは、今も線量が高いにも関わらず、「我が家」に住み続ける。他の選択肢はない。国内紛争を避けたタジクの難民が、彼の地にたどりつき、誰のものとも知らない空き家を終の棲家と決め込んでいる。
 名もなき、しかしチェルノブイリと真剣に向き合わなければならない膨大な数の人たちの声を、スベトラーナ・アレクシエービッチは丹念に採集して、織り上げていく。それは生きる人の声であるが、そこには彼らを取り巻く死者の嘆きも通奏低音のように響く。彼女は、チェルノブイリとはそれまでなかった新しい形の戦争だという。原発事故が起きその数年後にソ連は崩壊した。それらは別々の事象ではない。そして人はソ連崩壊のことは気にするがチェルノブイリのことは語りたがらない、知ろうと思わない。だから、この証言集は読み手にその無知を指摘してやまぬ。これは、国や形態を越えてなお続く戦争へのレクイエムであり、地球人への警告の書だ。チェルノブイリは終わっていない。1986年の出来事ではなく、チェルノブイリは今もそこにあり今後何百年何千年にわたって続いていく。そしてその変奏曲はフクシマにも受け継がれた。最後の一人の死者の声が聞こえなくなるまで、僕はその織り上げられたタペストリーの前に跪き、祈りをささげ続けるしかない。

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普通の人たちの言葉がぎっしり

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

チェルノブイリ原発事故から約10年経って、被災者や、リクイダートル、その妻たち、「チェルノブイリの子ども」たち、などの言葉が集められたこの本はデータや情報としてのチェルノブイリではなく、普通の人たちにとってのチェルノブイリ、放射能なんて聞いたこともない、危険性など理解できないあるいは理解できなかった人たちにとってのチェルノブイリ原発事故の側面を見せてくれます。分からないでもがく人たち、または分かり過ぎているがゆえに政府や党の方針とぶつかりもがく人たち、自分が死ぬことを理解している子どもたちなどなど、決して読んで気持ちのいい話ではありません。でも、貴重な体験談や感想です。

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新手法

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

チェルノブイリの原発事故を、関係した人々の証言で綴る。新手法のノンフィクション。この手法が、旧ソ連の隠された真実に迫っていく。彼の国は機密だらけだが、日本の場合は、東電がまた隠ぺい体質で、チェルノブイリの教訓が東日本大震災に生かされなかったのが残念。権力の恐ろしさを感じさせられた。

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チェルノブイリの今と福島の未来

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:八頭 - この投稿者のレビュー一覧を見る

電車の中とかで読んでいて、何度も涙が出てきてしまいました。チェルノブイリ原発事故の真実と、当時のソ連が人々に対してどういう政策をしていたかがよくわかります。そして、当時のソ連がしていたことより、今の日本政府や東電、原発推進派の医師たちのしていることがどれほど劣っているか!ソ連政府以上に、今の日本政府と東電は嘘をついています。
この本に書いてあるように、福島の人たちのみならず、放射能雲が流れた東京都民の子供たちに影響が出るのは必至です。事故後5年目。もう子供たちのその影響が出始めていますが、未だにそれを事故の性だと認めようとしていません。棄民政策以外のなにものでもありません。
放射線は、放射能は人間の手に負えるものじゃ無いのです。

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必読の書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コピ - この投稿者のレビュー一覧を見る

どのページも胸が苦しくなる。3.11があったからこそ、多くの人に読んでもらいたい。放射能の恐ろしさ、悲惨さ。それを隠蔽する国家。
他人事ではなく感じる。

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普通では描き切れない、未曾有の災害を、丁寧に抉って描いてる!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る

普通では描き切れない、未曾有の災害を、丁寧に抉って描いてる。 そして、著者は被災者さんたちに、静かに寄り添おうとしてる。だが、行間をよく読めば、のこ災害の大きさは、計り知れないとも読める。 人は、未曾有の災害に出っ食わすと、年寄りは、どんな記憶を呼び覚ますのか? また、その記憶が未だない若い人は、何を想うのか?ーーーーしかし、その時の権力は、その災害を隠す。 その時の権力が持っている「文化」を使って。そこはチェルノブイリと「フクシマ」は似てる。 兎に角、凄い本としか言いようがない。ーーーーーーもしも「文字の放射能」に反応する線量計が有ったら、この本の、どこを開いてもガリガリ、ガーガー、ピーピーと音がするだろう。 その位、迫力のある一冊。 ただし、言うまでもないが、本書を読んでも身体は「被曝」はしないので、ご安心を!

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福島のためにまなべるもの,ひとびとのこころと愛

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

チェルノブイリ周辺の住民や原発事故対策にかかわったひとびとの証言をあつめている. この本の解説にもあるように,著者が書こうとしたのは客観的事実だけではなく,ひとびとのこころ,とくに愛である.

福島でも原発事故に対策がとられ,事故そのものや住民の証言が取材されている. しかし,とくに対策に関しては客観性が重視されるぶん,ひとびとのこころがなおざりにされている. 取材においても,まだとらえきれていないもの,そしてこの本からまなぶべきことが,いろいろあるのではないだろうか.

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衝撃

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しろくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

チェルノブイリ、言葉では知っていても、実態は全く知らなかったと気付きました。同時にフクシマが改めて恐ろしくなりました。

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強烈でした

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なりす - この投稿者のレビュー一覧を見る

福島のことを学ぶにはまずはチェルノブイリを。
強烈でした。
ロシア人(ウクライナ人)もっとしっかりしてよ、
役人の暴走を許しちゃいかんよ、
自分で考え自分の確固とした意見を持とうよ、
日本人もかなり似てるけど。
このひと言につきます。
脱原発なんて、今は死語かもしれませんが、
やっぱりそれを目指す意味はあるでしょう。
広島・長崎に対して失礼ですよ。
日本はきちんと目指すべき方向性を定めるべきです。
と書いているとお怒りを買いそうなので割愛。

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