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電子書籍

上達の法則 みんなのレビュー

  • 岡本浩一 (著)
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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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4 件中 1 件~ 4 件を表示

精神主義を超えて上級者への世界が垣間見える

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ロレンツォ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者はリスク認知心理学の専門家であるが、語学、茶道、将棋などに精通しており、その経験と専門家としての立場から技能や知識を効率的に身につけ、上級者への道を駆け上がる方法を示している。
 前半では記憶のプロセスを説明して、上達のカギが「スキーマ」と「コード化」にあることを提示する。中盤では多くの具体例を挙げながら初心者から上級者への道のりを解き明かす。そして後半ではスランプの克服法や上級者になるための特訓法まで網羅されている。
 興味深いと感じたのは、ある技能に関して「上級者」がどのように接し、どのような世界が見えているのかを詳述した点だ。世間にはあらゆる「入門書」が溢れている。もう何年も関わっているのに「初心者なもので」と頭を掻く人も多いが、それは本人の努力が足りないだけでなく、初心者から上級者に至までの教授法が定まっていないことにも要因があるように思う(それは、コンピュータなどの変化の大きい世界に顕著だ)。
 本書で示された「上級者の世界」は学生のみならず、新しい技能や仕事を身につける必要に迫られた社会人や趣味の世界を豊かにしたい人たちに至るまで、幅広く適用できる知恵として参考になるだろう。
 また、上級者への特訓法では「大量に暗記する」「高い道具を買う」など一見、精神主義とも思える事柄にも学問的な裏づけを加えて解説している点にも好感を持った。
 図解などはそう多くはない。だから本書を読了した後、自分が習得したい技能についてどのように適用できるのか、全体について十分整理し、検討する必要はあるかもしれない。しかしそれもまた楽しいプロセスではないだろうか。
 私も、趣味や仕事に本書の内容を大いに活用したいと思っている。

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スランプには意味がある

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:13オミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 認知心理学の観点から上達のメカニズムを説明しているが、アイコニックメモリだとかワーキングメモリだとかスキーマだとか横文字専門用語が頻繁に使われているため、上達の仕組みが頭に入っていきにくい。具体例が将棋や茶道に偏っているのも受け入れにくい要因となっている。読み手がおじさんじゃないと頭にスムーズインしないなあ。

 学習塾で講師をしていた頃、ある中3の生徒が「先生、おれ都立のトップ高に行きたい」と言った。業者テストの偏差値は40前後。通知表はオール3。合格はほとんど無理だった。まあ、夏過ぎれば自分の成績を客観視して志望校を下げるだろうとたかを括っていた。ところが、10月になっても志望校変更を譲らない。成績は上がってないのに絶対に受験すると言う。母親も子どもを説得できない。どうすっか? 「お前、俺の言う通りのことできるか?」 「やります」 指示したのは、1.国語を捨て一切勉強しないこと 2.数学と英語のテキストを渡して、塾に来て1ヶ月以内に全ページをやりきり、そのスタイルを受験前日まで続けること 3.理科と社会は薄い問題集を買って、塾ではなく家でやること 4.1ページ終わったら必ずすぐに採点して、解説を見てもわからないところだけ私に聞くこと の4つ。これをやらなければ合格しないぞと脅した。それから彼は2月の入試まで毎日学校が終わると午後4時くらいに塾に来ては問題集に取り掛かった。7時頃にいったんご飯を食べに自宅に帰ってまた塾に戻って来る。ある時、私が仕事していてはっと顔を上げると夜中の1時だった。「ふー疲れた」と言って体をひねって軽く体操していると彼がいた。絶句した。「お前…12時回ってるよ…」彼はひたすら私に言われたとおりのことをいちいちこちらが言わなくてもやり続けていた。彼の業者テストの成績はみるみる上昇。さらに授業では指名しても全く答えられなかった彼がことごとく正答を言った。まるで別人かと思った。これほどまでに能力はあがるのかと驚嘆した。彼自身も自分が出来るようになっていくのを肌で感じているということだった。

 ものの見え方が変わる=認知構造の変容。これが上達のメカニズムだそうだ。上達には法則があり、なにかをかなり深く身につける経験を通じて、上達の一般則を体得した人は新しいものを身につけるときにそれが自然に生かされるのだ。上級者と初心者・中級者の対比から上級者の認知構造を説明している。

 スランプの意味や構造に関しての言及では、いくらやっても伸びない人にとっては心安らぐものとなる。

 上達を極める10のステップの章には、反復練習をする・感情移入をするといった当たり前のことが書いてあるが、その理由を読むと納得せざるを得ない。目から鱗がおちた気になった。効率の良い努力を続けることができるかどうかにかかっているらしい。我々は自分が上達しないとやっていることに疑いを持つ。しかし、ここに書かれている上達の法則理論を実践で展開していけばスランプすら楽しく過ごせることになるのではないか?

 さて、前述の彼はトップ高に合格した。たまたま私の指示が彼の認知構造を変容させるのに効率の良いものだったのだろう。それを信じて彼が続けたことが勝因だ。しかし、必ずしもうまくいくとは限らない。上達の法則をもっと深く学びたいと思った。

 本書では上達の具現化ストーリーといったものはなかった。断片的な事例しか載っていない。茶道の初心者がどういう過程で上級者まで登り詰めたのかという実例をあげてもらえたらいいのにと思う。岡本氏にそれを書いてもらいたい。

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トリムタブ

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シャリア - この投稿者のレビュー一覧を見る

「上達の法則」を読むコツは、トリムタブがどこにあるかを念頭におくことに尽きる。
本書によると、何か一つ上達することを覚えると、他の事も、ある程度までは上達方法が一緒だから、そこそこ上手くいくとのことだ。

 例えば株価のチャート。知らない人が見るとまるでロールシャッハテストのようだ。頂点が何を意味し、ダブルになっている底ではどのようなことが起こっているのかを学ぶことよって一つの「スキーマ」が「コーディング」される。
 こうしてコツをつかむと、先が読めてくるというが、はたしてどうか。

まず、その前に読書に対する技量がないと、本書自体が難しく感じる。
著者のいう「スキーマと技量の差」いわゆるスランプだ。
そのスランプのとらえ方、対処方に本書のメインがあるような気がする。

 ”飽き、疲れ、プラトー”なら普通に脱することができるが、技量との差についての考察はとても参考になった。

 どこを理解し習得すれば、ある程度「上達への道」が見えてくるのか。
本書のトリムタブはスランプの章にあると発達途中のスキーマが直感した。



キーワード解説(本書より)

 スキーマ:知覚、認知、思考が行われる一定の「枠組み」

 コーディング:言語にしにくい知識を思考の中で表わすこと

 プラトー:技能が一定レベルに達した後、次の飛躍をするための準備期間
      (咀嚼中、消化中の時。)
      「後退していなければ前進している」と考えると切り抜けられる。
      「なにもしないことが、むしろ必要な場合=何もしない時期を活かす」
       ( 思考や神経ネットワーク回路の整理時期。)

著者によると「上達を積み重ねていくと、ある日突然、ものの見方が変わるという経験をする。今まで見慣れていたものが突然新しい意味の輝きを持ち、今まで見過ごしていたものがよく見えるようになる。上達することによって、認知構造が変容するから」だそうだ。これすなわちトリムタブの発見に他ならない。
 そしてそれは、頭に保存するものではなく、インストールするものだ、プログラムとして活動できるように。ということが理解できた。


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上手い人には理由(ワケ)がある

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブライアン - この投稿者のレビュー一覧を見る

「上達」という非言語的ノウハウを明文化するという挑戦的な本です。もともと上達のコツとか、何だか知らないけれどどんなこともそこそこ上手にこなせる人って少なからず居たりしますね。そんな“上達の達人”がどんな理屈で短期間に上達するのか、そのメカニズムが書いてあります。


著者は文中から音楽(バイオリン)、将棋、茶道といった仕事とはあまり関係のない趣味分野での“上達”を引き合いに出しながら、自分自身の体験に基づいた上達の仕組みを明示しています。スキーマの発達、チャンクといった専門的?な言葉も多く出てきますが、要するにあまり意識せずに一連の行動がスムーズに行なえるようにすることが重要であると説いています。


そしてそのスキーマを発達させるために有効なのが、反復練習や暗唱といった愚直な努力であり、無意識レベルで反射できる体制を構築することが中級者と上級者の違いとなります。上達は断続的に起こるものであり、一見上達していないスランプの時期にも継続できる能力が必要となるのです。


そうすると世の中で高学歴や体育会系といわれる、反復練習を多く経験してきた人材が重宝される理由も分かります。これら「上達の法則」は普遍的なものであり、一つのことである程度上達できた経験を持つ人には知らず知らずのうちにスキーマ構築の仕組み=「上達の法則」が出来上がっているわけですから。

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