サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

12時 修正:20%OFFクーポン(1112-15)

平成最後の読書一生分プレゼントキャンペーン(~12/9)

電子書籍

アメリカ人の政治 みんなのレビュー

  • 吉原欽一 (著)
予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本アメリカ人の政治

2009/03/05 01:19

アメリカを動かす人びと

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

アメリカでは「類似の思想や主義主張をもったグループの数だけ」異なった正義がある。しかし、それはアメリカにかぎったことではない。また、アメリカでは「人間の数だけ」異なった正義がある。これもアメリカだけの専売特許ではない。
しかれど、こういった傾向が他国以上に顕著であるのがアメリカ社会に特徴的なことであるとはいえそうだ。

そんな自分たちの正義や利益を実現するための方法として、アメリカではロビー(議員への誓願)やアドボカシー(政策提言)といったものが定着している。
複数の正義や利益がぶつかりあう世界で合意や結論を得るにはどうするのか。それは「みんなで決めた」ことを正義とすることで決着をはかる。
そのためには選挙と裁判がカギになる。基本になるのは選挙で、著者は《「なんでも選挙」というシステム》であるとソフトな言いまわしで表現している。アメリカでは選挙で選ばれる公職がことのほか多い。郡(カゥンティ)レベルなら裁判官や検事、保安官や会計検査官なども選挙で決まる。連邦最高裁判事は直接の選挙で選ばれるわけではないが、上院が承認権をもっているので民主的コントロールが効いている。陪審制にみられるように裁判にも「みんなで決める」要素がある。

こういった切り口から、著者はアメリカ人と政治との関わりを解明しようとしている。
第1章では裁判を題材にしている。たしょう強引な説明もあるし、途中から裁判とは離れていってしまうが、おおむねわかりやすい記述でいいと思う。
第2章と第3章は、「アメリカン・デモクラシー」の歴史背景について、その起源から9・11以降までの系譜を追っている。ここは、さほど独自的な視点はないかな。

著者の研究領域が生かされているのが、最後の第4章だろう。
まずは保守派の台頭。彼らは、IRS(内国歳入庁)コードで501c4団体や501c3団体として登録されたグラスルーツ団体やシンクタンクなどからなる運動体をつくりあげる。ソフトマネーを活用するなど選挙戦術も巧みである。その勢力を結集して、ついに保守派は2002年に「頂点」に立つ。
しかし、ヒラリー・クリントンもこれらの力に気がつく。保守派を参考にして対抗策を練る。ヒラリーもやるが、その上をいくアイディアを考えたのが、当時のバラク・オバマ上院議員と選挙参謀のディヴィッド・アクセルロッドだ。こんどは、このWeb2.0を使った組織の構築に共和党側も関心を示す。

最後にネット社会が生みだす新しい政治社会の展望が語られる。
本書は、脈打つアメリカ政治のダイナミズムを気軽に「体感」できる新書だ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示