日本で働くのは本当に損なのか みんなのレビュー
- 海老原嗣生
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紙の本日本で働くのは本当に損なのか 日本型キャリアVS欧米型キャリア
2017/02/09 23:08
日本礼賛でも欧米礼賛でもない、フラットな「働き方の比較」の本
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投稿者:銀雪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
電通過労自殺が話題になっていたときのこと。社会運動や労働問題に関心の強い友人たちとシェアハウスで話し、なにか打開策はないのか、本当に日本の労働環境は良くないのか……と悶々としながら帰路についた夜。そんな日に、家族の本棚を何気なく見ていたら見つけたのがこの本でした。
著者は、転職マンガ「エンゼルバンク」の主人公のモデルにもなった転職コンサルタント。
この本では、日本の企業と欧米の企業の違いやそれぞれの特色について、Q&A形式で書かれています。
「若者の疲労感やうつ、引きこもりはブラック企業ではなくても増えているのはなぜ?」「なぜ日本では、上司が部下の面倒を見るの?」といった質問と答えから、雇用や働き方をめぐる現状が見えてきます。
また「ギャップイヤー」という概念の本来の意味を知ることができたのも有益でした。
この本では、「だから日本はダメなんだ。欧米を見習うべき」という欧米礼賛でも「日本は素晴らしい」という日本礼賛でもなく、どちらにも過度に肩入れせず、比較的フラットに両者の特徴を説明しています。
「大学院に入り直さなくても異業種への転職が容易な点は日本型がいいな。でも、日本型みたいに全員が幹部候補である必要はないと思うな」という具合に、自分はどの点は日本型がいいと思うか、どの点は欧米型がいいと思うかを考えてみることも、思考の整理に役に立ちました。
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