旧皇族が語る天皇の日本史 みんなのレビュー
- 竹田恒泰
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紙の本旧皇族が語る天皇の日本史
2021/07/16 12:18
書名は詐欺
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前JOC会長の御子息は、いわゆる「男系男子」ではあっても「旧皇族」ではない。「末っ子の三男恒和は昭和二十二年十一月が誕生なので、この子だけは戦後生まれで皇族の籍を持ったことがない」(竹田恒徳「私の肖像画」166ページ)だから「元皇族の孫」または「元皇族の甥」であっても「旧皇族が語る」云々は詐欺だ。さすがマルチの宣伝塔だっただけのことがある。どこかで「旧皇族」と自称するしないとしか罵倒合戦になったそうだが、こういう書名で本を出しているのに、ね。「竹田宮恒泰王殿下様」は。
同じように前JOC会長の御子息が「明治天皇の玄孫」というのは曾祖母が明治天皇の皇女の常宮昌子内親王だからであって、「明治天皇の女系の玄孫」が正しい。あれだけ「女系」を目の敵にする御仁が、「明治天皇の玄孫」と称するのは間違いではないにしろ、不正確だ。何しろ「女系天皇は日本の滅亡につながる」のだから、「崇光天皇の皇胤」とか北朝を否定した場合は「後伏見天皇の皇胤」ならばまだしも、「女系」を曖昧にするのは、どうだろうか?「男系男子」でないと意味がないはずでしょ?
紙の本旧皇族が語る天皇の日本史
2020/07/29 16:59
旧皇族が語る天皇の存在
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の歴史は天皇の歴史である。
そのため、歴史を整理し理解する上で重要な基軸となる。
天皇は、約2000年前にヤマト王権が成立し、それが大和朝廷となり
7紀ごろに国名を『日本』と定め、その子孫が代々天皇となっている。
現在、第126代今上天皇である。
天皇が何故滅ぼされなかったのか?
この本の中でも触れているが、正解らしき理由は多々あると思う。
私はこう思う。
天皇は神のような神性な存在であったこと、独裁者(権力者)ではなく
権威者であって、国民の安寧を祈る存在、自分の親的な存在であったこと、
そして、天皇不親政制とすることで、時の権力者とは別の次元に存在していたこと。
イメージ的には、学生時代にいた品の良い裏番長に似ている。
次に、このような天皇制がどのような経路をたどって出来上がっていったのか?
これについては、何故か最初からできていた感じがしてならない。
この本は、『旧皇族が語る』というところがポイントです。
日本史の流れの整理に適しています。
是非、読んで見て下さい。
紙の本旧皇族が語る天皇の日本史
2018/03/22 21:47
朝廷から見た日本史
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オビー - この投稿者のレビュー一覧を見る
国史を学ぶのに必要な視点だと思います。
神代、古代、中世、近世、近代、現代ごとにわかりやすく説明されている。年表や略系図も豊富。入門書として良いと思います。
古事記から始まるこんなに面白い国の話はもっともっと知るべきです。知れば知るほど面白い。
寛仁親王殿下との対談は示唆に富む内容です。
日本が一段と面白い国だと思った一冊。
紙の本旧皇族が語る天皇の日本史
2012/02/18 22:49
旧皇族が語る天皇の日本史
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のんびり屋のカユ - この投稿者のレビュー一覧を見る
義務教育の日本史で語られる天皇は数少ないが
天皇は古来から続く日本の権威
その天皇を中心とした日本史を追いかけてみると
義務教育で語られない事実を次々と浮かび上がらせてくれる良書
戦国時代に豊臣秀吉が朝鮮出兵を止めた理由
江戸時代末期に桜田門外の変が起こった理由
に天皇が影響があったことを本書で初めて知った
学校で教えてくれない日本史として一読の価値あり
紙の本旧皇族が語る天皇の日本史
2008/12/07 09:15
著者は明治天皇の玄孫
10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は明治天皇の玄孫。
つまり、この本は旧皇族がみずからの家系の歴史をつづった本です。
その範囲は、神代の時代から現代まで、とても長い物語です。その年数は実に2000年あまり。
天皇の歴史は日本の歴史といっても過言ではありません。
本書の中に登場してくる天皇は、個性的な方々ばかりです。もちろん歴史の教科書に出てくるような著名な天皇もいれば、あまり知られていない方もいます。
最近の日本の政治も世襲制に近いものがあります。政治と天皇ということでいうと、天皇制はそれを取り巻く貴族や武士たちの思惑などによって、かなり悲惨な歴史のも多いです。
暗殺などは当たり前。
そんな中、ある意味したたかに家系をつないできたことは、驚くべきことだと言えます。
本書の最後では寛仁親王との特別対談があります。その中では、普段われわれ一般国民が知らない皇族の生活などが垣間見ることができます。
たとえば、サラリーマンとして働いたときに「失業保険」を給与から天引きされたこと。「皇族が失業する」ことはないとしても、給与をもらえば所得税から社会保険、労働保険はひかれていたみたいです。
戸籍がないのに住民税も負担?
ちょっと調べてみたくなるような内容でした。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
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