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幼児化する日本社会 みんなのレビュー

  • 榊原英資 (著)
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みんなのレビュー1件

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世の中、そう簡単に「ズバッ」とは斬り込めない

10人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「はじめに」には「日本社会の様々な局面で屋台骨が次第に、加速度的に崩れている兆候が見られる」と書かれている。「失われた10年」の間に日本企業は財務構造を改善し、世界同時好況もあって景気拡大を続けてきた。しかしそれを「更に加速し維持していくエネルギーと技術や知識の新たな展開能力は次第に低下してきている」、というようにこのままでは日本社会の崩壊の危機が近いことを著者は訴えている。
 その根本原因が日本人の思考の変化にあると著者は考えているようだ。そうした退行現象が起きている日本をタイトルにあるように「幼児化」と表現している。対策が手遅れにならないように、と警鐘を鳴らし、本当の意味での大改革に取り組むべき時期に来ていると説いている。
 幼児化する日本の現状を示す例が家族の変質や教育の混乱、企業倫理の崩壊、マスメディアの堕落など各章の見出しに現われている。果たしてそれら全てが幼児化していることを示すのかは分からない。
 今の日本では「子供じみたイジメや嫉妬」が蔓延している。例えばマスコミが官僚や企業など「反論できない人たちを感情論で徹底的に叩く」のもイジメの構造だと指摘している。大人が子供と同じ事をやっている。これは幼児化している証拠だろう。子供は大人の真似をしているだけなのかも知れない。マスコミが世論を操作し、政治をも動かす「大衆民主主義社会」になってしまった。日本人が幼児化すればマスコミに容易に操られるようになる。
 本書のキーワードは「二分割思考法」。物事を白か黒か、良いか悪いかのどちらかで見るような短絡的な考え方で、それを象徴するのが最近のテレビであり、分かりやすさを重視するあまり、結論を単純化しがちだと分析する。本来、複眼で見ていろいろな角度からの見方を提供するのがメディアの役割だったはずなのにである。著者の専門ではないが付章では「深く考えず白か黒かを決めていると思考が停止する、脳の機能も衰えてしまう」と二分割思考法の弊害を脳科学の面から解説している。世の中はそんな簡単には白黒判断できないんだよ、グレーなことばかりなんだよ、と言っている。
 第2章の「国や公共機関、大企業など色々なものに依存する精神構造を持った大人が増えている」という指摘や、いわゆるモンスター・ペアレントと言われる「勘違いした親」が増えてきたことも日本社会が狂ってきていることを示している。大改革に取り組むべき時期だというが、国民がそれはお上がやること、といった依存心の強い甘えた考え方をもっていては改革もままならないだろう。社会を変える前にまず国民一人一人が自分の頭で考え、自分を変えていく必要がありそうだ。

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