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小論文これだけ!超基礎編 みんなのレビュー

  • 樋口裕一
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小論文受験前、3日で大いに伸びる方法

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近受験について語る機会があり、小論文対策としてお世話になった著者の本を手に取ってみた。内容は10年ほど前に見た内容と変わらない。学問というのは基本的に不変なはずで、変わらないということは良いことだと思う。

 著者から初めて学んだのは、本書にもあるように、小論文の基本は何はともあれ、知識、ということであった。知識がなければ与えられた話題に対して展開することができないのであり、これはまさに正鵠を射ている。

 いま自分が論文を書くようになってくると、どの論文を書くにも知識こそが最も重要なことに気付かされる。例えば、世界の貧困というお題は入試で頻出である。
 貧困とは貧乏という意味であろうが、ニュアンス的に格差問題に繋がる含みを持つ。この場合、まずは格差の現状という「知識披露」。そうすると、何故格差が生まれるのかという「分析」が次に来ることになる。分析の次は、「展開」として腕の見せ所である。著者などはYESかNOで答えればいい、と分かりやすく説明している。この場合、YESを貫徹し、貧困が生じるのは資本主義経済としてやむを得ないというのは一応論理的に筋は通る。実際、資本主義とはそういうものである。しかし、それでは点数は来ない。なぜなら、それでは原理主義を押し通しただけであり、何らの解決策も示されていないからである。
 つまり、論文にYESかNOで答えるというだけでは不十分なのである。もちろん著者はそのことは当然分かっているのだが、受験生としては勘違いしやすいのである。

 YESかNOで答えるのが正解ではなく、ほぼ大体の場合は、留保つきYESかNOである。例えば、上述の貧困を例に取れば、資本主義の結果としてある程度はやむを得ないが、政府はその対策のために予算を付け、再分配をしっかりするべきである、というように。
 一番点数が来ないのが、貧困はかわいそうだ、今の経済は間違っている、というものだ。実際バイトで論文を見ていた時、こういう答案が非常に多いのである。一応、正義っぽいから、なんとなく悪い結論ではなさそうなのである。実際、テレビのコメンテーターも同じようなことを言っていることも刷りこまれているのだろう。
 現実に通用している制度が間違っていることなど、現代社会においては基本的にない。あるとしても、フルモデルチェンジではなく、足りない個所を補強する程度の施術で回復するものがほとんどである。だから、経済体制そのものを批判することはいいが、批判しっぱなしではダメなのである。つまり、答えをNOにしても、それでは一切の評価がないと思っていい。

 内容としてはこんなところである。論文というのは内容が98%だと思うが、98%を上手く伝えるための文章術というのも、大事といわざるを得ない。私は、内容の前に文章の巧拙ばかりやかましい輩が大嫌いであるが、現実として、あまりにひどい文章では、要は何も言っていないに等しいことにもなりかねないので、注意しなければならない。無論、本書が非常に参考になる。
 しかし、新聞を読めば文章が上手くなるというのは間違いである。新聞、特に朝日新聞などは偏向がかった左まきの特殊な人間が強引に結論を自分よりに持っていくように書かれているので、参考にならない。むしろ、変な癖がつくのでやめた方がいい。

 良い文章とは、難しい内容を、簡単に伝える文章である。普通の文章とは、難しい内容を難しく伝える文章のこと。最悪の文章とは、簡単な内容を難しく伝える文章のことを言う。最悪の文章の例として、哲学者の文章が筆頭にあがる。他に、実名を挙げれば宮台真司という人の本を見てほしい。クソみたいな内容を、非常に難解な造語を乱発して伝えようとしている。あとは、学生のみなさんが苦戦するであろう現代国語の問題に使われる文章。あれも、問題になるほど何を言っているのかわからない以上、最悪と遠慮なく言っていいと思う。
 では、お前が思う良い文章の例って何だといわれると、突拍子もないようだが、例えば最近みたベストセラー「病気にならない方法」の新谷医師の文章は、平易かつ簡明で、しかも内容も十分に伝わるモノが多く、良い文章といえる。

 良い文章を書くために、権威主義的な考えは捨て、要するに「簡単な言葉で分かりやすく。相手の理解に対して最も近道を示す」。これ以外に、良い文章というのはない。難しい抽象語を乱発しても、殆ど評価されないはずである。だって、相手がその言葉を知らない可能性もあるのだから、的確にしかも簡単な日常語に置き換えられるならそれを使う方が分かりやすいのである。たとえば、何故ならではなく「けだし」を使うなど論外である。もちろん、詩やら芸術は別なことはいうまでもない。
 この形式面さえ気をつけて実践すれば、小論文では知識など殆どなくても十分すぎる合格点が付くと思う。実際に入試を採点しているであろう教授に身近に接してきたが、知識の多寡を見ているとはとても思えないのが実感である。学生は、少量の知識と完璧な形式面を身につけるべきである。本書はおよそ3日もあれば十分にこなせるので、受験生に大いにお勧めである。


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