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ふたりの母 実母と義母の誘い みんなのレビュー

  • 芳川葵 (著)
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紙の本ふたりの母 実母と義母の誘い

2014/04/03 20:39

直球ど真ん中のオーセンティックな実母と義母のダブル相姦

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

芳川作品としてはリアルドリーム文庫からの10作目、通算では22作目とる本作は、久し振りにがっつりな母子相姦ながら、かつて「黒本」などで見られた重厚さと言うより、ここ最近のライトな雰囲気を湛えた作風になっていると言えるだろう。禁忌への憂いは抱きながら、そして、きっかけがあってのことながら、それでも大いなる慈愛がそれらを上回って関係を結ぶこととなる甘い甘い作品とも言える。

茶道家の和装美人でおっとりしている実母(35歳)とクールな美貌で颯爽としている義母(31歳)に対して高校1年生の息子主人公という構図。その主人公(宗介)をそれぞれ「宗ちゃん」、「宗くん」と呼ぶ溺愛振りだが、実母は12年振りの再会となる。ただ、再会の場面から話が始まるため、積年の想いが爆ぜるような心情描写はほとんどなく、再会した割には淡々と進んでいく印象でもある。ただ、12年という空白があるものの実の母と、8年前からその空白を埋めてきたものの義理の母という、お互いの長所や短所をお互いのリスペクトや負い目として心情や言動に滲ませる良さはあった。

その、次第に関係が深くなっていく「きっかけ」だが、その発端が常に主人公にあるため、何だか少しおたんちんに見えてしまうところはある。それを高校1年生の坊やだから致し方ないと見ることもできるが、もうちょっとはしっかりしなよと言いたくなる面もあった。

主人公への執着心たっぷりな奪い合いの応酬が繰り返された果てに相応の収まり方はするものの、最終的には皆仲良く結ばれていくのは定番中の定番。何より本作そのものが直球ど真ん中のストライク3球で三振を取りにいくかのごとき母子相姦の甘い王道路線にあるため、他に選択肢もなかろうという展開と言わねばなるまい。むしろ、ここまでブレずに基本路線を堅持し続け、母性愛と情愛を絡めた熟女の甘く艶めかしい色気が散りばめられた作風が今や貴重な存在になりつつあるということも過言ではない気がする。

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