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電子書籍

宮内庁御用達 生活人新書セレクション みんなのレビュー

  • 鮫島敦 (著), 松葉仁 (著)
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みんなのレビュー1件

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紙の本

宮内庁御用達

紙の本宮内庁御用達

2002/05/09 06:53

これでいいのだ

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投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 皇族方が、日頃どのようなものを食べ、どのようなものを身につけ生活をしているかということについては少なからず興味があった。
 本書は、「宮内庁御用達」のお店を追って取材したものである。
 皇室の料理に使われる肉や乳、野菜などは、「高根沢御料牧場」という皇室専用の農場で作られ、面積は東京ドーム54個分だそうだ。細心の注意をはらって育てあげられた肉、乳、野菜類が、牧場から宮内庁の大膳課に直送される。野菜はもちろん無農薬だ。使われる調味料類も特別。醤油は、キッコーマン製で、御用蔵という専用醸造蔵で手間隙を惜しまずに作られたものである。体に悪いものはことごとく取り払われ、且つ味の良い最高級品を供されるわけである。
 特売チラシを目にしては走り「20円も得をした!」と喜び、トマトを食べたいと思っていてもその日の特売状況からトマトが大根に代わることもあったりする私は、ページをめくりながらチッと面白からぬ感情を抱いたのも一度、二度、いや二度、三度。
 しかし、一通り読んでみるとおもしろいものが見えてきた。宮内庁御用達のお店は、昭和天皇の時代からのもの、いやいや明治天皇の時代からのもの、いやもっと室町時代からのものなど、代々続いているお店が多い。それらの取材を通して、頑固で真摯な職人の横顔が現れる。宮内庁御用達という自負が、時代の流れに屈しない物作り魂を育てて今に伝えているのであろう。

 たくさんのお店が紹介されているが、私が特に興味をそそられたのは食べ物系である。
 大正天皇御后のお気に入りだったという「たぬき煎餅」。麻布十番の本店だけで限定販売されている「直焼」の描写を読んでいると、香ばしい匂いがしてくるようで思わず生唾をゴックンと飲み込んだ。
 『やんごとなき御方より召されて、山鳥の尾張の国より都にまいりしは、室町時代花の御所の時なり』と家譜に伝えられるいるという、「本家尾張屋」という蕎麦屋の紹介を読むと、無性に蕎麦が食べたくなった。
 宮中行事には欠かせない日本酒。ここで灘の酒が紹介されていると無性にお酒が飲みたくなった。

 著者は、「一点豪華主義」をすすめている。『「一点豪華主義」とは、他の分野では節約しても、ここぞという分野にお金や時間や手間をかけて、豊かな暮らしを演出するというプラス志向の発想である。』と話し、「豪華」の物差しの一つとして「宮内庁御用達」を紹介しますという姿勢である。抵抗なく受け入れられる。
 
 軽く読める1冊であるが、私は今『橋のない川』(住井すゑ著)を読んでいる最中であったので、ついつい深読みをしてしまう部分もあった。『陛下がお掛けになった椅子が、今も大切に保存されている』などの記述を読む時、『橋のない川』の中で、大演習後に昭和天皇が吸ったタバコの吸殻を拾って家宝にする部分が重なった。身を粉にして働いても作った米はほとんど口に入らず、水のような粥でしのぐ人々。この時代にも宮内庁御用達は面々と続いていたのだ。

 ロイヤルブランドを楽しみましょう的な本が出版される現代は、いい世の中だと思う。もちろん問題も山積みだが、今後も守り抜かなければならない事項、あるいは進むべき方向を大づかみに理解させてもらうという、思わぬ利点があった。

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