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電子書籍

バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック! みんなのレビュー

  • マーカス・ウォールセン (著), 矢野真千子 (訳)
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みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

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紙の本

バイオパンク DIY科学者たちのDNAハック!

面白い、そして現実のこととして考える材料満載である。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトル、副題からすでに「パンク」や「ハッカー」、「DIY]といった生物との関連がすぐにはつかないような単語が並んでいる。そして初めの数ページから「こんな人たちがいるのか」「これは近未来SF」ではないのか、「ありそうだけれど、ほんとうにあるの?」という感じであった。私が遅れているだけなのかもしれないが。
 企業や組織の中でなく、自宅のキッチンのようなところでDIY工作のようにDNAを調べたりいろいろやってみたい、と実践する人たち。そんな人たちを「バイオパンク」と呼ぶのだそうだ。本書ではそんなバイオパンクがどのような理由でDIYで始めたか、どんな活動をしているのかなどが実在の人や会社の話として、さまざまな角度から語られていく。
 文章は良いテンポで、サイエンス・フィクションの感覚て読んでいるうちはスリリングでわくわくする。しかし、これはサイエンス・ドキュメンタリーであり現実なのだ。そう思うと、読み進むうちにどんどん希望と不安にさいなまれることになり、考え込みさえしてしまった。

 強調されるのは「一部の人間や既存のシステムにだけ独占させるな」ということ。権利や安全を理由に情報が閉じられていることで発展が妨げられているのはおかしいという主張だ。情報を公開し広くアイデアや方法を使えるようにしよう、という主張はわかる。しかし、少々著者の肩入れが強すぎるような文調に抵抗を感じるところもあった。よいことばかりではないのではないだろうか、と。
 本書内でもしばしば出てくるが、原子力の扱いと共通する問題が多くある。例えば情報を公開することの重要性。実際に放射能がどうなっているのか、などについての原発事故の記憶は日本人には生々しい。情報公開はしてほしい。だが「操作する自由」はどうか。「自分でコントロールしている、という感覚を人は必要としている」という著者の考えは正しいだろう。しかし「自分で責任を持ってすべて管理する」ことのつらさ、重さに耐えられる人間ばかりだろうか。人間は「楽でいたい」と欲するのもまた正しいようなのだから。こんな風にさまざまな疑問が突きつけられる。

 「ネットで注文すれば・・・」などの記述は、現実にやろうと思えば個人でDNA検査をし、DNAを組み立てることは日本でだってそんなに難しくないことを示している。放射能の測定や検査を「自分たちでやらなければ」となっているのも事実である。しかし、「個人で加工する、反応させる」のはどうなのか。事故の際の管理はどうするのだろう。 著者はあくまでも「皆が共有すれば科学は善いものである」と楽観的であるが、一度事故が広まった時のことを皆がきちんと考えられるだろうか、と悲観的な思いがどうしてもつきまとった。

 面白い、そして現実のこととして考える材料満載である。

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