サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

修正:全商品最大20%OFFクーポン(1218-21)

修正:全商品最大20%OFFクーポン(1218-21)

電子書籍

日本国憲法 誕生 知られざる舞台裏 みんなのレビュー

  • 塩田純(著)
予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価5.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

日本国憲法誕生 知られざる舞台裏

過去を知ることが現代を考える力となる

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:良泉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

衆参両院のねじれ現象が原因で国会が混乱している。
道路特定財源をめぐる予算関連法案の行方は、いまだ方向性さえ見えない。
日本銀行総裁人事がこれほど混迷したことはこれまでなかった。
国会は足踏み状況にあると言える。
この停滞を二院制の弊害のようにとらえる見方がある。果たしてそうか。
日本国憲法の草案がGHQから出された時、その原案では国会は一院制とされていた。
これに対し、日本側は猛烈と反発した。
その際の松本烝治国務大臣の言は次のとおり。
「他の諸国も、その多くが、議会の運営に安定性をもたらすために、二院制を採用している。もし一院のみだったら、ある党が多数をえたら一方の極に進み、次いで他の党が多数をえたら逆の極に進むということになる。従って、第二院があれば、政府の政策に安定性と継続性とがもたらされる」
この言葉のとおり、二院制は権力の暴走を止めるべく、日本がGHQに抵抗して独自に選び取った制度だった。
軍部を中心とする国家の独走に、誰もがストップをかけることができず、暗黒の時代に突入した戦前・戦中を二度と繰り返さないための重要なブレーキとして選ばれた制度だった。
現在の国会の停滞は、現代の国民がこの制度を十分に活用し、「安定性と継続性」を求めて選び取った状態であると言える。現代の国民が意識的に選び取った「ねじれ」なのである。
小泉・安倍と続いた“おばか内閣”が、民意を推し量ることも無く、強引に進めた国会運営に対して、危機感を持った現代の国民が、“わざわざ”“ことさら”“作為的に”作り出したこのねじれは、貴重な冷却期間なのである。
日本国憲法制定当時の先人たちの懊悩を知ることは、現代政治を傍観する際にも貴重な助言となる。
日本国憲法を「押し付けられたもの」として、これを改正したがる者たちがいる。日本国憲法の原案がGHQが持ち込まれたものであるから気に入らないらしい。
しかしそれも元を正せば日本側の非力によるもの。明治帝国憲法をそのまま踏襲したような案しかつくりえなかった日本政府の無能ぶりが責められるべきである。
そして先の二院制の例のように、原案に対しては、日本側も当時としてはできうる限りの知恵を結集し推敲を重ねた。
長い長い軍国主義下におかれた日本において、当時の最高水準の民主主義を取り入れるには、結果的には最良の進め方となった。
ソ連を含む極東委員会とGHQの駆け引き、日本における民間組織が独自につくりだしたさらに急進的な憲法案の存在、など日本国憲法誕生の秘話を知っておくことは、改憲がとりざたされる現代において、日本国憲法を考えるのに大きな力となる。その意味で本書は貴重な資料集といえる。
本書より、憲法制定当時の有名なやりとりを抜粋しておく。安倍晋三や吉田茂のお孫さんには、百回でも二百回でも読んでもらいたい部分である。

質問【共産党野坂参三議員】
「ここには戦争一般の放棄ということが書かれてありますが、戦争には我々の考えでは二つの種類の戦争がある。二つの性質の戦争がある。一つは正しくない不正の戦争である。これは日本の帝国主義者が満州事変以後起こしたあの戦争、他国征服、侵略の戦争である。これは正しくない。同時に侵略された国が自国を護る為の戦争は、我々は正しい戦争と言って差し支えないと思う。
(中略)
一体この憲法草案に戦争一般放棄という形でなしに、我々はこれを侵略戦争の放棄、こうするのがもっと的確ではないか。この問題に付いて我々共産党はこういう風に主張している。日本国は総ての平和愛好諸国と緊密に協力し、民主主義的国際平和機構に参加し、いかなる侵略戦争をも支持せず。又これに参加しない。私はこういう風な条項がもっと的確ではないかと思う」
答弁【吉田首相】
「戦争放棄に関する憲法草案の条項におきまして、国家正当防衛権による戦争は正当なりとせらるるようであるが、私はかくのごときことを認むることが有害であると思うのであります(拍手)。近年の戦争は多くは国家防衛権の名において行われたることは顕著なる事実であります。故に正当防衛権を認むることが偶々(思いがけず)戦争を誘発するゆえんであると思うのであります」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示