それはきっと夢なのです。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：電気屋　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　最初はなんてムチャな話だろう、と思った。
　だって、校内で教師と生徒のエッチな所業を見とがめた女生徒が、「生徒を指導していく過程では、時に枠を超えなければならないこともあるのよ」てなタワケたリクツで言いくるめられてるんだよ。しかもその女生徒って潔癖な優等生て設定なのに。
　でもって、そーゆーツっ込みどころが次々出てくるんだワ。
「をいをい」とか言いながら読み進めるうちにワカった。
　コレって、要するに夢なんだネ。夢だから都合いい方向に支離滅裂なのは当たり前。そー気づいたらたしかにその昔、覚えたての頃はそんな妄想もんもんこさえてたもんでした。
　キレイな先生にやさしくエッチされたい。
　ステキな同級生とあ〜なコトやらそ〜んなコトをしてみたい。
　でもって、どーせなら二人まとめて学校でＨしてみたい。
　そんな妄想がここに綴られているのだ。
　ならばおっけーだ。同様な妄想を抱く人間はいくらでもいるはずだ。本作はそうした人達にとってはとても共鳴しやすい、すなわち実用的な作品なのだろうから。