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そして夜は甦る みんなのレビュー

  • 原 尞
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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本そして夜は甦る

2015/12/04 19:58

最高の1冊

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分の人生で出会った小説の中で一番のお気に入りです。

沢崎さんがカッコ良すぎです。
西新宿あたりに行くと「このへんに事務所があるのかな」と探してしまいます。

新作を読みたいのですが、なかなか出してくれません。そのへんも好きです。

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紙の本そして夜は甦る

2014/06/29 19:55

ハードボイルドの逸品

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

探偵・沢崎シリーズの1作目。
ハードボイルドファンでなくても、是非一読を。他作品が絶対読みたくなるはず。

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紙の本そして夜は甦る

2004/11/02 15:50

近々、原リョウの新作『愚か者死すべし』が刊行されるという。業界の常識からおそらく今年のミステリーランキングの上位確保は間違いないだろうなどと贔屓目をしながら

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この機会に実は内容をまるで忘れてしまっていた処女作『そして夜は甦る』を改めて読んでみた。このデビュー作は1988年に刊行された。16年以上も前の作品である。彼はその後1989年『わたしが殺した少女』1990年『天使たちの探偵』そして1995年『さらば長き眠り』を最後にこれまで沈黙を守っていた。本格ハードボイルドの第一人者である彼の新作を心待ちにしていたミステリーファンは少なくないであろう。

西新宿の高層ビル街のはずれ、私立探偵沢崎のもとへ海部と名乗る男が現れ、ルポライターの佐治の消息を尋ねる。行方不明の佐治の調査に乗り出した沢崎は事件がやがて過去の東京都知事狙撃事件の全貌とつながっていることを知ることとなる………。

自らチャンドラーに捧げると宣言した作品だけの自信作、これぞ本物のハードボイルドと、その魅力がギュッと詰まったこの作品の、改めてその深い味わいを堪能することになった。ハードボイルドといわれるあまたの和製ミステリーが単に派手なバイオレンスを売り物にしているだけに、本物はむしろ最近のはやり言葉で「癒し系」なのだと気づかされた。
都会の中の光と影、そこの山と谷の狭間、虚実の境目で闇雲に彷徨ったなと枯れた心境でこれまでの人生を振りかえる、そんな年代にはこたえられない情感にあふれるのだ。癪にさわるが登場人物のセリフにいちいち共振させられる。

ハードボイルドのどこが魅力か。
 非合法の世界との接点
 その接点にいきるものの美学
 脇役の個性、しかも主人公と同様のそれぞれの美学。
 敵役と主人公の類似性
 哀調を帯びたモノトーンのベール
 反権力の力学
そしてもっとも肝心なことなのだがリアル感。私達の多くは謹言居士でもなければ石部金吉でもない。非合法とは言わないまでも「法の網の目をくぐる」あるいは「反倫理的」行動を時に繰り返している。そういう自省の目でハードボイルド小説を読むと、親近感を覚えながら、主人公の一徹さに魅かれ、自分にはなしえなかった爽快感をほろ苦く味わえることになるのだ。危ない感覚かも知れないがこれが「癒し系」と申し上げるゆえん。「男の世界」なんでしょうね。

リアル感について一言触れると、読んでいる途中で「え! この作品最近書かれたものではないの?」と、ドッキリするところがある。登場する都知事の経歴が文学者で、その弟が俳優でかつ映画プロダクションの大物実業家という想定なのだが、現都知事が就任したのが1999年だから11年前に書かれたとは思えない臨場感なのだ。「マスコミは都知事を絶賛しているし、都民の評価も高くなる一方だ。最初は難色を示していた自民党や反対派までが、近頃は沈黙してしまった」とまで書き込んでいるには驚きます。

これだけ緻密で複雑なプロット、最近ならば上・中・下とボリュームを水増しさせてもおかしくはないが、一冊で纏め上げている手腕にも好感を覚える。とにかく新作が待ち遠しい。

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紙の本そして夜は甦る

2001/08/19 19:12

デビュー作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私立探偵沢崎シリーズ第1作。チャンドラーに心酔する著者が、古典的なハードボイルド世界を現代の日本社会に見事に移植している。

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