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アガサ・クリスティー99の謎 みんなのレビュー

  • 早川書房編集部 (編)
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紙の本

アガサ・クリスティー99の謎

紙の本アガサ・クリスティー99の謎

2004/11/22 17:24

「イングランドの秋の光」のようなアガサのミステリ。また何か読んでみようかなという気にさせられたエピソード集です。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2003年10月から、装いも新たに刊行されてきた早川書房のクリスティー文庫、全100巻が完結しました。その最終回のうちの一冊である本書は、クリスティーという作家や彼女が残した作品、作品に登場する探偵たちに関するエピソードを質問形式でまとめたもの。【伝記的事柄】【趣味・その他】【ポアロ】【ミス・マープル】【トミーとタペンス・他】【作品全般】【戯曲・映画・テレビ】【その他】の項目に分けて、全部で99の質問と答えが掲載されています。

 興味を惹かれるエピソードがいくつもありましたが、なかでも「ほおっ」と思ったのは、質問No.12「アガサがミステリを書くきっかけは?」と、質問No.47「『カーテン』出版裏話とは?」。
 12の問いでは、ガストン・ルルーの『黄色い部屋の秘密』に魅了されたアガサが、姉のマッジと意見を闘わせ、「この本は傑作である」という結論に達したこと。そして、すっかり感激したアガサは、「私も探偵小説を書いてみたい」とマッジに言ったんだそうな。するとマッジは、「あなたにはできっこない。賭けてもいいわ」と答えた。実にこの時こそが、アガサの心にミステリの執筆を志す種が蒔かれた瞬間だったのですね。アガサの創作意欲を掻き立てる強烈な一撃を放ったのが、上記ルルーのミステリだったことを知り、「ほおっ」となりました。
 一方、47の問いでは、『カーテン——ポアロ最後の事件』の翻訳にあたって、訳者の中村能三さんがフル回転の奮闘をされるに至った経緯とその様子が書かれています。あの『カーテン』翻訳本が出版された裏側にそんなドラマがあったのかと、これまた「ほおっ」。ちょっと手に汗握ってしまいました。

 アガサがとても内気な女性だったことや、私の大好きな作品キャラのトミーとタペンスが、アガサの両親を精神的なモデルにしているのではないかと記述されていたのも興味深かったな。
 しかし、『おしどり探偵』の(たぶん英国版)原書の表紙イラストを見た時は「げっ!」となってしまった。だって、私がイメージしていたトミーとタペンスと全然違うんだもん。黒のシルクハットをかぶったトミーが、まるでルパンの子分のように見えました(笑)

 質問No.94「田村隆一のクリスティー観とは?」で引かれた氏の「死体にだって見おぼえがあるぞ」の詩、その一節も素敵ですねえ。
 >
 「イングランドの秋の光のような……」ってところが、アガサのミステリの味わい(特にミス・マープルもの)にぴったりの文句じゃないかと、惚れ惚れさせられました。

 キャラを紹介していく答えが、クリスティー文庫の作品の宣伝のような作品紹介になっていたところは鼻につきましたけれど、これは、これからアガサのミステリを読んでいく読者のガイドになっているってことで良しとしましょう。

 巻末に、「アガサ・クリスティーの魅力」と題して、棋士の羽生善治さんの文章が掲載されています。1990年のアガサ・クリスティー生誕百年を祝した企画の際に書かれた文章なので、結構前になるんですけどね。>と書いていらしたところに、「あ、そうなんだ」と、何となくホッとしたのでした。名人級の棋士の方でも、そんなにずばずばと話の先の展開が読めちゃう訳じゃないんだと思って。

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