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電子書籍

高い城の男 みんなのレビュー

  • フィリップ・K・ディック (著), 浅倉久志 (訳)
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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

高い城の男

紙の本高い城の男

2017/04/29 15:45

派手さはないが考えさせられることの多い傑作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドイツと日本(とイタリア)の枢軸国側が第二次世界大戦で勝利していたら・・・

そんなことを考えたことのある人はきっと多いはず。その答えと言うわけではありませんが、
この小説の世界は、「もしかしたら世界はこうなっていたのかもしれない」、そんな風に思えてなりません。

特定の主人公を設けずに群像劇の手法で物語を展開させることで、様々な角度からこの世界の姿を描くことで説得力を与えています。

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紙の本

高い城の男

紙の本高い城の男

2016/01/11 00:44

何故か現実感あり

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

ディックの作品は、近未来を描いたSFなのだが、妙に現代社会と重なるところがあり、彼の考えた近未来と現在とが妙にリンクしているような気がする。

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電子書籍

高い城の男

電子書籍高い城の男

2015/09/29 14:07

ディック再見。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:easygoer1963 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ディックの最高傑作と誉れ高い本作がAmazon Studiosによってドラマ化されるというニュースを見て、およそ30年ぶりに読み返してみました。
今までは電子書籍に抵抗がありましたが、いろいろな端末で読めて場所も選ばず便利ですね。
久しぶりに自我を揺さぶるディック・ワールドを堪能しました。
これを機に他のディック作品も再読してみようと思います。

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紙の本

高い城の男

紙の本高い城の男

2016/05/21 14:21

読後すぐよりも時間が経ってからじわじわくる独特の雰囲気

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

もし・・・だったらというifものですが、読んですぐよりも時間が
経ってからの方がじわじわときます。
全体を通して「陰の世界」何をするにも易経で占ってからという所に、
現実とは違う戦後の人々の不安と不信を見るような気がします。
そして物語に書かれた世界が、逆(本当の歴史通り)だとしてもどこか違う。その違いが奇妙な違和感となってざらざらとしています。
決して読みやすくはなかったけれど、それでも登場人物たちの憂鬱感は、
著者独特の世界。

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紙の本

高い城の男

紙の本高い城の男

2017/04/26 00:09

あまりに抽象的・哲学的で理解不能のまま読み終えてしまいました。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

3点

 あまりに抽象的・哲学的で理解不能のまま読み終えてしまいました。結局全てが中途半端に終わってしまい、これが何故、名作SF小説なのだろう???????という感じでした。

 第二次大戦?で、日独伊の枢軸国側が勝利し、世界は主に日本とドイツによって分割統治されている。日本統治地域は政治・経済・科学的にむしろ後退した雰囲気なのに対して、ドイツ統治地域は人種淘汰による殺伐とした雰囲気にある反面、科学的には火星にまで進出するなど明らかに進歩を遂げている。このギャップが面白い。しかし、お話は、余り相互関連のない場所と登場人物からなる差し障りない話が淡々と続き、何が問題で何処へ収斂するのか全く予想のしようがない。唯一共通しているのは、何らかの形で“高い城の男”と異名をとるH.アベンゼン著『イナゴ身重く横たわる』という書籍が出てくることである。この本では、戦争は英米の勝利で終わった後の世界が描かれており、現ドイツ統治地域においては発禁本となっているが、現日本統治地域ではそれ程厳しい禁止処置は取られていない。
 中盤に入った辺りでやっとドイツ首相:ヘル・ボルマンが逝去したことで、後継者問題を巡っての政変が予想される。一方、美女ジュリアナ・フリンクは怪しげなジョーとお楽しみの旅行に出かけ、目的地に近づいたところで「高い城の男」の住まいが近いので会いに行くことにする。どうも『イナゴ身重く横たわる』の著者:H.アベンゼン暗殺と言うきな臭さが漂い始める。そこに突然P-305で、ドイツ諜報員から元日本軍将校で未だに隠然たる影響力を持つ矢田部=手崎元将軍にタンポポ作戦(核兵器よる奇襲攻撃で日本を壊滅してドイツの単独世界支配を確立する計画)の情報がもたらされる。さて結末。美女ジュリアナは直前でジョーの目的がアベンゼン暗殺だと確信して殺害してしまう。日本側では、矢田部=手崎元将軍が「タンポポ作戦」の情報を持って日本へ向かい、ドイツ諜報員も任務を完了してドイツに帰国する。
 ムーーー、結局全てが中途半端に終わってしまったという感じ。あれだけ何度も出てきたH.アベンゼン著『イナゴ身重く横たわる』は何だったのか。著者H.アベンゼンとは何者で何の役割を担っていたのか。その他、美女ジュリアナの夫、フランク・フリンクの役割は。などなど判らないことばかり。一体何を読まされたのかさっぱり分からないまま終わってしまったです。これが何故、名作SF小説なのだろう???????

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紙の本

高い城の男

紙の本高い城の男

2016/05/03 06:54

もやもや・・・

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

第二次世界大戦で日独伊同盟が勝つと、イタリアは勝ち組から落ちこぼれ、宇宙開発が今より進み、易経が意思決定の基準となり、将来的に日独も敗北する卦が出ているという虚構に未来を託すというもやもや感で終わってしまう書。

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紙の本

高い城の男

紙の本高い城の男

2016/11/07 12:40

高い城の男

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:によ - この投稿者のレビュー一覧を見る

まさに、今欲している言葉が山ほど出てきた。

この本で重要なのは「第二次大戦でドイツと日本が勝っていたとしたら、その時のアメリカは…」という設定自体ではなくて。

・狂気と正気。
・闇の中に生じる光の種子と、その芽吹きによって生じる闇とによって繰り返される、消滅を免れる世界というもの。
・主観的歴史にまつわる、<仏教の文化>と<キリスト教の原罪>という考えについて。
・そして、全ての道が何らかの悪に通じているとしても、一歩一歩選択することでしか結末を左右出来はしないのだということ。

真逆のようで一対のそれらの上で混乱をきたして選択を放棄しようとした私が、今確かに、読むべき本だったのだ。

すごい本だった。
(たとえ、登場人物の日本人がハリウッド風の謎日本人と謎中国人のハイブリッド的だとしても。)

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