サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

①11月度:全品ポイント最大50倍(~11/30)

4日間限定バージョン 11月度:全品ポイント最大50倍(~11/26)

電子書籍

ねじまき少女(下) みんなのレビュー

  • パオロ・バチガルピ (著), 田中一江 (訳), 金子浩 (訳)
予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー2件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

ねじまき少女 下

紙の本ねじまき少女 下

2017/04/30 10:59

エネルギー構造が変化した近未来を舞台にした、環境SF

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る

石油資源が枯渇し、エネルギー構造が変化した近未来。物語の中心地はバンコク。
短編集「第六ポンプ」に収録されている「カロリーマン」と「イエローカードマン」と世界観が共通しているので、それらを一度読んでいたほうが内容が理解しやすくなっていると思います。とは言いつつも、小難しい説明を避けて、登場人物の会話や情景描写から作品世界観が伝わってくるように工夫されています。

著者は環境雑誌の編集に携わりながら、小説を執筆しています。
おそらく、資源やエネルギーと地球環境との問題提起の意味も込めてこの作品を書いたのでしょう。また、様々な国籍や立場の人間の視点から物語を描写することで、政治学や経済学的な観点からも多角的に考察されています。
(小説の舞台をタイにした理由についてはわかりませんでしたが、著者が学生時代に東アジアについて研究していたことが関係しているのでしょう)。
(上巻とレビュー内容は同じ)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ねじまき少女 下

紙の本ねじまき少女 下

2011/07/21 21:31

他人事とは思えない絶望的な未来での、人間の意志の強さを感じる

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:木の葉燃朗 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 舞台は近未来のタイ・バンコク。この世界では食物に疫病が蔓延し、人々は遺伝子操作された食べ物しか口に出来ない。また石油が枯渇し、エネルギーは限られた石炭と、動物や人間がネジを巻いて蓄えた力を使う。そのため、多くの国はカロリー企業と呼ばれる食物製造業に支配されている。しかしタイは独自の遺伝子操作による食物開発を行い、支配を逃れて独立した存在を保っている。
 このバンコクで、複数の人物の思惑が絡み合っていく。タイへの進出をもくろむ企業の西洋人。彼らと結託し国を掌握しようとする通産省。タイの独立を守るため通産省と対立する環境省。タイに生まれ、生活する人々。アジアの各国から移民としてタイに逃れてきた人々。そしてタイトルにもある、遺伝子操作された日本製のアンドロイド「ねじまき」。

 この設定・舞台を作り上げた時点で、この作品は素晴らしいと。SF小説の評価の基準は様々だと思うが、私は魅力的な世界と人物をつくることができれば、その作品は半分は成功だと思う。たとえラストで破綻したとしても(念のため書いておくと、この作品が破綻しているという意味ではないです)。

 物語には、暗く絶望的な雰囲気が漂う。それでも、各自がその状況を変えようと行動する。信じるもの、守るものは徐々に変わっていくか、それでもその時々で最善の判断をし、行動する。その意志の強さを感じるので、後味は悪くない。特に印象的だったのは、とある秘密を抱え、自らの立場に悩む環境省の女性副官カニヤ。そして中国からの移民であり、西洋人の企業で働き、一見うまく立ち回っているような老人ホク・セン。彼らが物語の最後に取る行動には、自らに対するプライドを感じる。もちろん、主人公と言っていいねじまき少女のエミコも魅力的。遺伝子操作により、独特のぎくしゃくした動きと、人に服従する性質を植えつけられ、それでも日本人の秘書として幸福な生活を送っていた彼女。しかし日本に戻る主人に捨てられ、不法滞在の身となり、生きるには過酷な気候のタイで、娼婦として暮らしている。彼女がふと耳にした、ねじまきが集まって暮らす村へ思いを馳せ、今の生活から逃げ出そうとすることから、物語は大きく展開する。エミコは日本のマンガやアニメーションの影響を受けているのかもしれないが、より深みを感じるキャラクター。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2 件中 1 件~ 2 件を表示