死の泉 みんなのレビュー
- 皆川博子 (著)
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紙の本死の泉
2023/07/12 08:45
狂気と美学
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚い文庫本でも納まりきらなかったらしくて、活字が小さい。
電子版にしたら良かったと、後悔
この本の後「「開かせていただき光栄です」を読了。
戦争中、ヒットラーと思しい権力者が、
伝説のアーリア人を復活させようと、いろいろな非道を行っていた、という内容。
架空の話だけど、土台は史実。
史実を土台にした、妄想もの。
狂気にみちた美学を現実にしようとした、為政者。
その為政者が滅びると、施設に関わる全てが存在意義を失う。
とても気の毒で残酷な、多分実際にあった事。
あとがきが大事。
紙の本死の泉
2023/03/04 23:39
個人的には好きだけど
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投稿者:いしかわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人に勧めるかというとそうはしない気がする。
読者の考察に委ねられる系が苦手なら勧めない。
虚構が入り混じっておぞましく美しかった。
紙の本死の泉
2016/11/07 13:17
死の泉
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投稿者:によ - この投稿者のレビュー一覧を見る
史実と虚構と幻想が入り乱れて読書酔い。
読み終わって本を閉じると同時に出たため息がほとんど深呼吸。
題材が<戦中戦後のドイツとポーランド・自分の美意識に取りつかれた学者・傷つけられる美しい若者たち>と似ている「薔薇密室」もすごく好きだけど、これは全く、素晴らしいな…。
史実が濃い分虚構も狂気も影を増すような。
最後に謎が解けてひっくり返されるミステリ要素も強烈だし…。
休憩本など言語道断。
読めるだけ一気に読んで浸る以外に道はなかった、という程好み。
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