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少年 みんなのレビュー

  • ロアルド・ダール (著), 永井淳 (訳)
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みんなのレビュー2件

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紙の本

少年

紙の本少年

2002/03/01 00:18

ダールの作品に直接触れるような回想録

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 言い知れない読了感を与える短篇、面白くもあり怖くもある児童文学、このような作品を書くことができる特別な作家がロアルド・ダールである。
 
 本書を読めば、彼の短篇に登場する寄宿学校での経験やネズミの死体の利用法など、印象的な出来事が実際に若きロアルド・ダールの心に深く刻まれた事実であったことがわかる。素晴らしく面白いが、読んでいると気味が悪くなってしまい、最後には驚かされる作品ばかりで構成された傑作短篇集『あなたに似た人』に登場するエピソードの数々が、実際に原形となった出来事があって書かれたことを知ると、ロアルド・ダールの過した少年時代が羨ましくなってしまう。
 
 医師の無能から片腕を失ってしまったという父親、彼がノルウェーの田舎町からパリに出て商売で成功した話や、ハンディを負いながらも不自由なく過した日常生活の中でただ一つ苦手であったという卵にまつわるエピソード、彼の父親が2メートル10センチの長身だったこと、ノルウェーに里帰りして経験した自然……、どれもこれもがダールの作品にそのまま反映されているような気がしてしまう。
 
 可笑しくて感動的な手紙の想い出、箱の中のカエルへ献身的な水分と餌の供給を行う少年の話、有能な医師の優しい助言……、どれもが優しい。年上の姉が婚約した青年医師への悪戯からは、寄宿学校という不条理な怒りに支配され、抑圧されている世界に暮している少年が、ここまで自由奔放な遊び心を失わないのかと驚かされる。
 
 少年の頃、教師に受けた酷い仕打ち──血が出るほど鞭打つ──について、ロアルド・ダールは自分の心までが大きく傷つけられたと感じている。ダールが入学したレプトンという名門校の校長は、神に仕える聖職者であり、後に女王の戴冠式を務めるほどの高い地位にまで昇りつめた人物だった。だが彼は、酷くサディスティックで、無慈悲な、現代から見れば暴力を振るう酷い大人だとしか思えない、最悪な人間である。
 
 不条理な出来事や無慈悲な行いに対して、大人になったロアルド・ダールは、胸のすくようなストーリーを書くことで復讐している。それを読んだ私たちは、彼の経験した不愉快な体験とは異なっているが、同じように不愉快で心の傷つく思いを、ダールの物語が持つ爽快さで慰めることができるのである。
 
 
 各ページにちりばめられた、ダール少年が母親に向けて書き続けた手紙も面白い。幼いころから、そんなに面白いことを考え、書いていたのかと驚かされ、才能を感じてしまう。
 
 若いころの母親の写真が、ダールにそっくり。この母親があってこそのロアルド・ダール少年であるとわかっているので、外見が酷く似ていても納得してしまう。
 
 素晴らしい読み物。

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紙の本

少年

紙の本少年

2002/02/10 14:24

絶対みんなに読んでほしい。面白すぎるから

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しいこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 イギリスのユーモア作家ロアルド・ダールが、自分の少年時代を回想して書いた掌編集。各エピソードが、ダール独自のシニカルな視点で描かれ、ついついふきだしちゃう面白さです。誰もが子供時代に経験したことのありそうな感情、いたずら、事件、事故。それがみんないたずら心たっぷりに記されています。

 寮でホームシックになって仮病を使ったり、いびきのうるさい同室の子の口に石鹸を突っ込んで泡だらけにしちゃったり、車のフロントガラスに突っ込んで鼻がもげてくっつけてもらったり…。ほかにもいろいろなエピソードが一杯です。どんなエピソードもダールの手にかかれば、「もうおかしくって仕方ないんだけど、こんな話があったんだよ...」風のユーモアエピソードに仕上がってしまうのがなんともすごい! いつも感心しちゃいます。

 英文学者にダールの根強いファンも多いようです。もちろん大学受験、大学院受験の試験問題にもかなり採用されている模様。オリジナル英語版も、子供にも向けてかかれているためか割と読みやすく良文。受験勉強の合間に勉強と楽しみをかねて一石二鳥で読んでみてもよいかもしれません。

 とにかく一読を、超おススメ本です。私も、自分の子供時代のエピソードもダール風にアレンジして子供に語れたらなーと密かに思ってます(と、こんなところで大々的に発表してしまった)。

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