エンジェルメイカー みんなのレビュー
- ニック・ハーカウェイ, 黒原 敏行
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紙の本エンジェルメイカー
2017/01/09 21:04
ミステリというよりはSF?, 2015/8/18
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投稿者:Amazon カスタマー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本新ハヤカワSFシリーズの一巻であったとしても全く違和感がありません。いやむしろその方が腑に落ちます。即ち、記念すべき新ハヤカワSFシリーズ巻頭の〈リヴァイアサン〉3部作のアダルト版?、ほんのちょっとだけ改変された歴史、機械じかけへの偏愛、ピンチョンばりの不穏でトンデモなディテールの背景に、力強くわかりやすい二本筋のプロット、しかし展開は予想外・・・。この作者の前作のアマゾンレビューがいささか芳しくなかったため暫し購入を躊躇しましたが、この本はスゴイ、最高です!スチームパンク?いやいや作者のメンタリティーはジャンルSFも遥かに超越(というか踏みはず)していて、これではお堅いミステリファンにとっては「?」な内容でしょうが、SFファンの私は超絶受けまくりで、久々に寝食忘れてワクワクする読書体験をさせてもらいました。翻訳も素晴らしいです!
紙の本エンジェルメイカー
2016/03/05 03:01
非常に分厚い
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投稿者:てんてん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この物語は、現実の世界よりはちょいとスチームパンクよりな世界観の中、現在のジョーと過去(第二次大戦頃)のイーディーの話の二本立てで進んでいく。で、イーディーがすごいんですよね。イギリスの〈サイエンス2〉と呼称される秘密機関の元凄腕女スパイで空手の達人。ちなみに〈サイエンス2〉の本部は、超高性能蒸気機関車で超高性能な機械式計算機を積んで超高速でイギリス国内の線路を走りまわっていると、「超」ずくめ。この設定の無意味なまでのスチームパンクっぷりが堪りません。現在では八〇歳を超える高齢でありながら、怪しげに暗躍する若造達(彼女にとっては登場人物たちはすべて若造)を手玉にとり、時には撃退(時には殺してしまうことも)してしまう超越ぶり。クソババア要素はふんだんにあるが、ここまで行くと妖怪ババアと尊称して呼びたくなる。このイーディーの過去の冒険譚が、なかなかファンタスティックで且つスペクタクル映画の様で非常に楽しくワクワクドキドキします。このイーディーの過去が現在のジョーにいろいろ関わってきてしまい、ジョーの災難の物語が始まってしまうのです。
ジョーとイーディーの物語が二つ盛り込んである分、非常に分厚いながらもだらけもしない満足感、読みごたえとページをめくるのが止まらないワクワク感が満載です。厚さと値段で敬遠などせず、是非とも読んで楽しんでいただきたいエンターテインメントです。
ちなみに、著者のニック・ハーカウェイは、『寒い国から帰ってきたスパイ』や『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』で有名なスパイ小説の大家ジョン・ル・カレの息子。親父殿に負けていませんな。
紙の本エンジェルメイカー
2016/07/07 10:50
好みが分かれる物語かなー
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投稿者:まもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
もーのーすっごーく読み終えるまで時間がかかった。よくも途中で放棄せずに読み終えることができたと思う。最後の方は意地もあって、ラストを見届けてやろうじゃないか!と半ばヤケクソになっていたかも。
設定や世界観など結構好みだったにも拘わらず、私は最後まで物語にうまく乗り切れなかった。好みを言わせてもらえば主人公、最初の性格の方が身近に思えた。ヒロインもあまり好みではなかった。唯一、義眼のパグを抱え持つタフな彼女、彼女の生き様には手に汗を握ってしまった。
突飛な設定と不可解でどこに向かっていくかワカラナイ、そんな物語が大好きな方にお勧めです。ちなみに私、そういう物語大好きなんですけど、これはちょっと乗り切れませんでした。(2回言ってしまった…)
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