特捜部Q みんなのレビュー
- ユッシ・エーズラ・オールスン(著), 吉田奈保子(訳), 吉田薫(訳), 福原美穂子(訳)
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紙の本特捜部Q 1 檻の中の女
2021/01/30 22:49
異色警察小説の面白味満載。
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
異色警察小説の面白味満載。陰惨な犯罪が進行中なのに、追う側の警察は既に過去の殺人事件として考えてるのだから読者にとっては気が休まらない。しかも事件を追う主役警部補はある事件で精神的ダメージを受けやる気喪失した人物。その唯一の部下は謎多きシリア系亡命者というのだから、そもそも事件に切り込めるのかと読者としてはイライラ。そんな状況の中、被害者女性は与圧室の中で時間をかけて加圧され、やがて一気に減圧することで爆発死させられるというのだから早く何とかしてよと焦る。まして被害者女性が過酷な状況に置かれつつも生きることへの信念を捨てずに立ち向かう姿についつい応援したくなる。しかし犯罪者は時間をかけて周到に準備を進めた為、手掛かりすら掴めないのだから読者としてはどんな結末になるのかと心配になって来る。何とも練りに練られた構成に感服でした。
紙の本特捜部Q 2 キジ殺し
2016/12/05 20:37
結末が…
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投稿者:KOUME - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は比較的早めに悪者が悪者らしく記述され、過去の事件が明るみになり現在の事件が進行していく。残りのページでどう決着させるんだと気を揉んでいると…ちょっと違反だな。
紙の本特捜部Q 1 檻の中の女
2016/12/05 20:27
意外に面白い
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投稿者:KOUME - この投稿者のレビュー一覧を見る
北欧系の洋書は日本人には馴染みのない氏名が多いので読みにくい。その割には主人公は覚えやすい名前である。映画化されたという余計な先入観があると文章の世界では進行が遅いので読み進まないが、後半になると一気に引き込まれるペースで展開し、他に例のない結末には少し驚き。シリーズの他の作品を読んでみようと思う佳作である。
電子書籍特捜部Q―アサドの祈り―
2022/04/03 01:02
アサドの過去
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
アサドのこれまで生きていた過去がいよいよ明らかにーと期待した分、……辛くなりました。ここまでとは……。ちょっと予想外……。海外ミステリーらしく過激なシーンもたくさんで……
2016/04/26 14:18
語る必要のない結末かも…
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
語る必要のない結末かもしれない?さて今回もカール警部補の人間臭さに心を打たれました。そして謎めいてはおりますが変わらぬアサドのパートーナーシップ、ローセの人間味にも…それにしても女性に対して純情なカールですがやることはやっているじゃないか!それともさまざまな重圧からくる弱さをさらけ出しているだけなのかはわかりませんが…そして果たして被害者の家族や、マルコに対する扱いは正しかったのか、まるで大岡裁きのような人情味を見せた特捜部Qの自由裁量には疑問が残ります。
2016/01/01 22:40
我慢できない
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投稿者:TK - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回、主人公達のどうでもいい会話がページ稼ぎにしかおもえないくらい、イライラさせられる。前2作でもう読むのを止めようとおもったが、年末に買ってしまった。プロットが面白いのに、どうでもいい部分が多すぎ。アスベストがあったら普通は立ち入り禁止だろ。
紙の本特捜部Q 2 キジ殺し
2015/12/21 01:42
北欧ミステリは面白いがいつもとんでもない闇を引き連れる
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
デンマークを代表するミステリ『特捜部Q』シリーズ二作目。
前作『特捜部Q-檻の中の女-』で大変痛い目に遭った私ですが(精神的な比喩ではなく、リアルに具合が悪くなったのです)、二作目も冒頭からひどいシーンをこれでもかと積み重ねてくるのでかなりげんなり。
他人を痛めつけることに罪悪感を持たないどころか快感を覚えるやつらの群れに、ちょっとこれは耐えられるかしら・・・と怯む。 なので今回は、読みとおすのにちょっと時間がかかってしまいました。
しかもサブタイトルが『キジ殺し』って・・・容赦ないと告知されているようです。
『ミレニアム』三部作でも感じたことですが、北欧にはびこる暴力の連鎖って、何?
デンマーク・ノルウェー・フィンランドのミステリは激しい暴力から避けて通れないのか、それともそれがいちばんホットな題材、ということなのかしら。 なんだか哀しい。
根深い階級社会の腐敗、ってどこの国にもあるのね~。
前回も大怪我をしたカール・マーク警部補は真相に踏み込むにつれてまた痛い目に。
アサドの活躍はもう織り込み済みですが、彼の過去が気になります。 新メンバーのローセが今後どう活躍するのかも期待できそう。
しかし、このストーリーの主役は、あくまでキミーという女性。
彼女はまるで『ミレニアム』のリスベット・サランデルと合わせ鏡で向こう側にいるような人。 もし精神を病んでしまっていなかったら、もしかしたらリスベットのように生きられたのかもしれない人のように思えてせつない。
売れるとわかったら出版ペースを上げるなんて、早川書房らしくない。 翻訳者も違ってるしなぁ。
カール・マーク警部補のダメダメぶりがどっちの方向に進むのか、アサドはよりいい仕事をするに違いないがとんでもないドジも踏むに違いない。 シリーズってそういうレギュラーメンバーの変化を見ていくのも楽しみのひとつ。 というかそういう楽しみがなかったら、悲惨すぎるリアルな犯罪事件の話に付き合えないです。
2016/04/26 14:19
どんな幕ひきが待ち受けているのだろうか?
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
自ら死を選んだ警官の執念に引きずり回された今回の事件はその解明の課程でカール警部補の抱える過去の爆弾ともいえる2つの事件についてもじわじわとその真相に近づきつつあることが察せられた物語でもあり、何よりもこの物語の時間が現在の実時間に一気に追い付いてきたことから物語全体の結末に向けての加速を予感させられた。カールにアサドにそしてローセに一体どんな幕ひきが待ち受けているのだろうか?
紙の本特捜部Q 1 檻の中の女
2015/12/21 01:36
ドラマ化になりそうなキャラ立ち小説シリーズ開幕!
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近勢いのある北欧、デンマーク発のミステリ。
本国やドイツではかなり人気の高いシリーズらしい、その第一弾(第二弾以降もハイペースで日本語版刊行中)。
捜査中に犯人から発砲を受け、仲間を失い自らも入院したカール・マーク警部補が仕事に復帰するが、もともと扱いにくい性格である上に発砲事件のトラウマにも苛まれ周囲はますます彼をどう扱うか困る。 そこで上司は一計を案じ、未解決事件を取り扱う専門部署<特捜部Q>を設立し、彼を栄転と称してそこに押し込めることに成功。
マークはマークで変に指図されず一人でいられることに安堵するが、刑事の宿命として毎日インターネットで時間潰しをしている場合でもない。 厄介払いとともにつけられたシリア系のアシスタント・アサドといつの間にか凸凹コンビを組み未解決事件解明に向かう・・・という話。
やっぱりポケミスは読みづらいなぁ(個人的主観)。文庫の方がしっくりくる。
なんというか、よくも悪くも海外ドラマ的。
場面の切り替えが多いところとか、登場人物のキャラクターが劇画タッチであるとか。
“檻の中の女”というサブタイトルからもわかるように監禁された女性の姿と、彼女を探し出す特捜部Qの動きとで主に構成されているのだけれど、この犯人の犯行の手の込み具合というか、“憎悪”という気持ちを長い間持ち続けるパワーに、読んでて具合が悪くなる。 いやほんとに、錆びたペンチが出てきたあたりではなんだか乗り物酔いしたみたいに気分が悪くなった(本を閉じてしばらく横になりましたよ)。
被害者の回想が前半から(というか最初から)かなり描かれるので犯人がどのような相手かということは大まかにわかってしまうため、サスペンス度はいまいちですが、やはりキャラ立ち度が高いためラストまで引っ張る力は見事です。
実際、本国ではドラマ化の動きがあるらしい(実際は映画になった模様)。 WOWOWで観ましたが、かなり内容はしょられていた。 しかしアサドはかなりハンサムだった!
北欧ミステリブーム、まだまだ続きそう!
2015/11/13 09:54
真実を知るのは怖い 知られるのも怖い
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投稿者:seahorse - この投稿者のレビュー一覧を見る
カール、アサド、ハーディーのそれぞれの悩みが背景に組み込まれながら、奇怪な事件が少しずつほぐされてされていく過程は、毎回楽しみ。最後の最後のどんでん返しは、同じ父親として切なくつらいが、ひとつの家庭の中でそれぞれが秘密をかくしたまま生きていくことで、苦しみは増幅してしまうことを知らされた。
2021/12/14 23:12
不思議なタイトル
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投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る
特捜部Qシリーズも3作目。お馴染みのキャラクターに愛着も湧いて楽しいです。
何年も前のボトルメールから発覚する恐るべき事件、「Pからのメッセージ」自体は上巻途中くらいで判明しますが…辛いですね。最後までPについて思いを馳せました。
電子書籍特捜部Q―檻の中の女―
2017/10/13 08:05
読みやすかったです。
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投稿者:monica - この投稿者のレビュー一覧を見る
長いけれど、あっという間に読めました。設定やキャラクターなどは個性があって映画化向きだと思いますが、他のシリーズを読みたいと思う程、内容に興味は持ちませんでした。
2017/05/23 03:31
シリーズ物のずるさが目につく
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
気がつけば<特捜部Q>シリーズも6作目ですよ!
それだけカールやアサドと付き合っているわけですが・・・カールの相変わらずのやる気のなさにはほんと腹が立つ!
『ミレニアム4』でミカエルがボケボケなうっかりさんではなくなってしまったことに一抹の寂しさを感じたのに、カールの変わらなさにはついイラっとしてしまうという・・・読者って、勝手です。 アサドやローセはそれなりに成長しているというか、そういう部分が見えるだけに、カールのダメダメさ加減が目立つからでしょう。 たとえそれが、事件捜査の際に災厄に巻き込まれた反動だとしても。
ボーンホルム島の警察官からの調査依頼の電話を、カール・マークが軽くあしらったことからおおごとになり、結果<特捜部Q>は17年前の轢き逃げと判断された事件の背景解明を余儀なくされることに・・・という話。
序盤はかなりショッキングなシーンの連続で、「またリアルに具合悪くなるのだろうか・・・」と思ったのも束の間、特捜部Qの面々は地道にといえば聞こえはいいがどちらかといえばモタモタと捜査を開始する。 重要な証言を取れそうな人からはなにも聞き出せず、いろんなことを見逃している。
そして彼らと交差するように、スピリチュアルヒーリングセミナーが入口になっている新興宗教にのめり込んでいく現状がつらい人たちの描写がさしはさまれ、大変暗い気持ちになる。 私自身は特定の信仰を持っていないので、<絶対帰依>の感覚ってただひたすら恐ろしいとしか感じられないのだけれど、そこに救いを見い出してしまう人たちの生活っていったいどんなものだろう。 想像するだけで、つらい。
そんな宗教話に結構なページ数を割かれて困ってしまったのだけれど、それがアサドの過去をわずかでも紐解くための伏線なのか・・・と思えば付き合わざるを得ないし。
そして相変わらず、二人揃って命の危機にまたしても(というか、毎回)陥るカールとアサド。 いい加減に学習してほしい!
アサドがかわいそうでしょう!
でも、そうやって死地を共にくぐりぬけてきた過去が積み重なっているからこそ、カールはアサドに対して信頼感を強め友情を感じているのよね・・・けど、そういうのがないと成立しないのか。 男の友情ってめんどくさいなぁ。
この物語自体は<特捜部Q>の中では特筆すべき事件ではないけれども、シリーズの流れでいけばアサドの過去が少し、けれど重要なことがわかり、カールの巻き込まれた災厄についても少し進展があった。 こういうところがシリーズ物のずるいところなのよ!
シリーズの最後までこの謎は引っ張られるんだろうか・・・続きが気になる。
2016/12/05 20:46
書名からは内容がわからない、とりあえず読んでみるべし
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投稿者:KOUME - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなりプロットとしては無理がある設定であるが、読み進むうちにそんな違和感も気にならなくなる。私見であるが既刊の中では一番のお薦めである。デンマークの地図を見ながら土地勘を頭に入れつつ読んだ方が良いかも。
2016/01/24 09:24
マルコ頑張れ
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
マルコが窃盗団の一味でしたが自ら戒心して悪の道からてを洗おうとする姿に共感をもちました。自分のクランを殺してしまうので犯罪者なのですがマークが追い詰めないところもやさしさを感じさせるとても心温まる作品になっていると思います。