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電子書籍

フィリップ・マーロウ(村上春樹訳) みんなのレビュー

  • レイモンド・チャンドラー, 村上 春樹
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.2

評価内訳

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紙の本

ロング・グッドバイ

紙の本ロング・グッドバイ

2010/12/21 20:22

文句なしの名作であることは、間違いがないのです

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 村上春樹訳の「長いお別れ」
 
 私立探偵フィリップ・マーロウは、一人の男と出会う。男をめぐる謎と、その別れ。

 ハードボイルドというと、なぜかハンフリー・ボガードの顔が浮かぶのである。で、その印象とは全く違うマーロウ像に戸惑いつつ、結局のところひきこまれる。
 確かに、物語はハードボイルドなんだろうけど、卵っていうより、もっと無機質なものを感じた。
 というのは、ようするにマーロウを描いているようで、実際にはテリー・レックスという不器用で純粋な男を描いているからなのだろう。直接その像を見るのではなく、投影された影を見るように。
 影は、無機質なものだ。

 そして、とても情緒的で詩的な文章が、いやおうなしに切なくさせてくる。

 やっぱり、名作なんだなと実感した。

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紙の本

ロング・グッドバイ

紙の本ロング・グッドバイ

2015/11/19 23:18

チャンドラー研究の良書

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹訳『ロング・グッドバイ』は、翻訳小説の部分と訳者のあとがきの部分とを合わせて、レイモンド・チャンドラー研究の良書だと思う。
 翻訳小説だけで見れば、私にとっては、清水俊二訳の『長いお別れ』のほうが、親しみやすく、読みやすく、リズムが良くて、愛着が湧く。
 もっとも、一つ一つの単語については、私が親近感を持つ清水訳が、他の人にとっては違和感を持つ場合も多いと思う。
 たとえば、早朝五時に尋ねてきたテリー・レノックスにフィリップ・マーロウがコーヒーを淹れる時、清水訳では<コーヒーわかし>と書き、村上訳では<コーヒーメーカー>と書く。私もコーヒーメーカーという言葉を聞きなれてはいるが、それでもなお、<コーヒーわかし>のほうに、親しみやすさに加えて懐かしさを感じる。
 あるいはまた、マーロウが金持ち専用の興信所カーン機関に行った時、村上訳では、カーン大佐は元<憲兵>だったと書いてあるが、清水訳では<MP>だったと書いてある。日本にMPがいたのは私が生まれる前のことだが、親がMPという言葉を使うのを聞いたことがあり、その言葉に伴う雰囲気が印象に残っている。
 一方、マーロウがやくざのメネンデスに向かって、テリーがおまえに援助を求めなかったのは当然だ、なぜなら、清水訳では<パンパンから金を借りるようなもんだから>、村上訳では<娼婦から小遣いをもらうようなものだから>と言っている。これは村上訳のほうがよい。なぜなら、<パンパン>とは駐留米軍の相手をした日本女性を指した言葉で、マーロウが住んでいた街には存在しなかったものだから。
 日本に<MP>や<パンパン>がいたのは、『長いお別れ』とほぼ同じ時代だ。村上春樹は私より十歳近く上で私と同じ関西出身なので、おとなが<MP>や<パンパン>と言う時の関西弁のイントネーションや雰囲気を知っているはずだが、いわば、もはや戦後ではない、ので、『ロング・グッドバイ』では、<憲兵><娼婦>という、より普遍的な(?)言葉を使ったのだろう。
 しかし、一つ一つの訳語の選び方にとどまらず、文章全体の流れとして、私にとっては、清水訳のほうが、優しく美しくなめらかに感じるのである。
 私は村上春樹の小説が好きで、大いに期待して『ロング・グッドバイ』を読んだのだが、期待しすぎてしまったようだ。
 ただ、50ページに及ぶ<訳者あとがき 準古典小説としての『ロング・グッドバイ』>は、とてもよい。チャンドラー小説への思い入れ、彼の生涯、作品の時代背景など、懇切丁寧である。特に警察組織の解説はありがたかった。これを読んでからもう一回、マーロウものを読み直すと、登場人物についての混乱が収まった。スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』と『ロング・グッドバイ』との比較は圧巻である。また、赤狩りへの言及も重要だ。村上春樹はダシール・ハメットが密告を拒んで投獄されたことに触れている。それは、『ロング・グッドバイ』出版の2年前であり、マーロウが、友達のために留置場に入れられたと複数の人物から称賛されているのは、ハメットへのチャンドラーの思いがこめられているのかと、私は思った。
 猫を愛することは文章を書くことと並んでチャンドラーの「ネイチャー」だったと、村上は書いているが、猫への愛については、清水による『長いお別れ』のあとがきのほうが詳しい。清水も作品への愛や時代背景に触れ、映画化作品を紹介し、異例の長いあとがきとなったと述べているのがおもしろい。

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紙の本

ロング・グッドバイ

紙の本ロング・グッドバイ

2015/12/31 16:29

かっこいい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんた - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹さんの翻訳ということで読んでみましたが、主人公たちの雰囲気が共通しているようなところもあって、楽しく読みました。

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