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隠れた人材価値 みんなのレビュー

  • JeffreyPfeffer, CharlesA.O’RellyIII, 有賀裕子, 廣田里子, 長谷川喜一郎
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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

芯が強い組織とは何なのか。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:一読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んで良かった、今まで読まずに損してた、と率直に思いました。
真に芯が強い組織とは、組織の存在目的が第三者から見てもとても意義深いと感じ、かつその実現のためにあらゆる作業や作業環境の方向性が整っており、その上でそこで生きる人がそこで生きることを誇らしく思う組織、と言うことを、複数のケースで紹介しています。
多分、一つ一つの仕組みは、それほど重要じゃない。ベクトルが正しく、そのベクトルに一致した内容かどうかが重要、と。その環境の中でベクトルに共感している人が働けば、相乗効果が出ると。
日本人にはなじみやすい考え方かもしれません。小さな組織の中からも、取り組み始められる点はいくつかありそうだと思います。むしろ、小さい組織の方が始めやすいかも。
一番難しいのはベクトルの設定ですよね。それと、ベクトルに共感してもらえる人が組織にいるか否か。ただ、そう言う人がいるかいないかは、この考えを取り入れようとするか否かに影響しないかと。正しいと信じられることをやることが、ステークホルダーへの幸福につながるのだろうと読みながら思っていました。

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人材を「コスト」ではなく「価値」として

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:荻野勝彦 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「War for Talent」の時代だという。優秀な人材こそが競争優位の源泉であり、それを獲得し確保した企業が競争を制するというのだ。一見してもっともらしいこの理屈に、本書は疑問を呈する。「実にすばらしい人材があふれているのに、だれ一人として満足のいく成果を上げていない企業は実に多い」。その逆に、「一見したところどの社員もそれほど秀逸ではなく、決して人一倍働いているわけでもなさそうなのに、なぜかすべてが順風満帆な企業もある」と本書はいう。優秀な人材を獲得し、つなぎとめることも大切だが、それ以上に大切なのは、すべての社員の「Hidden Value」=「隠れた人材価値」を引き出していく組織であり、マネジメントであるというのが本書の主張だ。
 どうすれば隠れた人材価値を引き出し、高い業績を続けることができるのだろうか。ほかのライバル企業は、なぜそれを模倣することができないのだろうか。本書はこの二つの疑問に、豊富な事例を通じて解答を与えている。
 成功事例の共通項として3点があげられる。まずは「非常に明快な価値観が広く共有されている」、次に「価値観を正確に反映した社員中心主義の経営が整合的に一貫して行なわれている」、さいごが「経営陣全員が管理者ではなくリーダーである」。さらに具体的には、今現在の能力ではなく価値観を共有できるかを重視して採用を行なうこと、社員への投資、広範囲にわたる情報の公開と共有、チームワークとチームによる統制、金銭だけではなく、成長や達成感といった報酬などがあげられる。一般的なアメリカ企業の価値観であると言われる「自己責任によるキャリア育成」「雇用と解雇の自由」「株主至上主義」などに対しては、人材価値の発揮を妨げるものとして否定的である。
 第2の疑問に対しては、「知っているだけではなく、行動できるか否か」という点に尽きるようだ。単なる模倣ではなく、徹底しなければだめなのだ。本書は成功例と「似て非なる」失敗例をあげ、成功と失敗を分けたのは幸運・不運ではなく徹底・不徹底であることを示している。価値観を貫きとおすことはまことに困難なのだ。
 わが国においても大いに示唆に富んだ本といえるだろう。中央官庁、都銀大手など、優秀者が多数いるにもかかわらず、効率や業績の悪いケースが目立つ。その一方で、トヨタやリコー、キヤノンのように「隠れた人材価値」を引き出し、高業績を続けることに成功している企業もある。こうした企業に対しては、「勝ち組企業だから社員重視などと言っていられる」という批判がもあるが、これが見当違いであることもこの本は示している。自己責任や株主重視といったアメリカ流の発想がもてはやされているわが国でこそ、大いに読まれてほしい本だと思う。
 そして、何より私が好きなのは、この本がとてもネアカなところだ。
 たしかに、監修者の長谷川喜一郎氏も解説で述べているように、厳格な管理、懲戒によって高業績をあげている企業もある。この本も、この本の主張だけが成功の「唯一の」方法であるとは述べていない。懲罰による厳格な管理も、一貫して徹底することは難しいだろう。重要なのは方法より徹底することなのかも知れない。
 とはいえ、人間は懲罰をもって臨まなければならないとか、人材は価値ではなくコストだという考え方は、当否は別としてもいささかネクラな人間観ではないだろうか。それが徹底された組織は、なんとも精神的には貧困なのではないだろうか。
 それであれば、人間は成長する可能性と意欲を持つものであり、人材はコストではなく価値であるというネアカな人間観に立って、それを徹底したほうが、よほど気持ちが豊かではないか。もちろん、この二つの人間観は同じものを違う視点から見ただけのことであり、現実の人間はその両面をつねにあわせ持つものであるとしても。[荻野勝彦]

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成功を収めた企業の詳細な事例紹介を通じて、自社の価値観に忠実に従うことの意味を問う

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投稿者:松尾順 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書で著者が意図したことは、ただ一点だけだと言えるだろう。それは、この本を手にした読者それぞれが、「すべての社員の資質やスキルを大きく花開かせる力は、自社の価値観——人材を引き付け、高いモチベーションと熱意を引き出すことのできる価値観——に忠実に従うことである」という真実を詳細な事例紹介を通じて読み取ってもらうことである。

 本書には、独特の経営で成功を収めた企業として有名な「サウスウエスト航空」「シスコシステムズ」を含む、8社を中心とする様々な事例研究が収められている。内容は、人材採用・評価、組織運営、リーダーシップ等についてだが、各社とも掘り下げ方が深く、生々しい。成功事例だけでなく、失敗事例についても多くの頁が割かれている。

 ただし他の経営書に見られるような、戦略上の明快なコンセプトや具体的な解決策が提示されているわけではない。戦略の立案力以上に重要なのは戦略の実行力であるが、その実行力を担う個々の社員の秘めた価値を解き放つことは、極めて難しいからだ。明快なコンセプトや解決案を示せば済むものでもないということだろう。

 本書を読み進むと、様々な疑問にぶつかる。なぜ、戦略的には抜きん出たところがあるとは思えない「サウスウエスト航空」が、競争の激しい米国航空業界で勝ち残ってきたのか? あるいは、買収を繰り返した「シスコシステムズ」が、なぜ、一体感のある組織運営を行うことができているのか? また、閉鎖されたGM(ジェネラル・モーターズ)のフリーモント工場を再建してスタートした、NUMMI(ニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリング・インク)の工場は、建物も従業員も労働組合も元通りなのに、なぜ、高い品質と生産性を誇る自動車工場に変貌できたのか?

 ミステリーを解くような感覚で深く読みこみ、上記のような疑問に対する自分なりの答えを見つけてみて欲しい。面白さが倍増すること間違いない。 (bk1ブックナビゲーター:松尾順/Eビジネスプロデューサー)

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目次・内容紹介・立ち読み

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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

高業績を続ける組織の秘密

激しい競争を繰り広げる米国ビジネス界において、ごく普通の社員が働いているのに、驚異的な実績を上げ続けている会社がある。これらの企業は、なぜここまで成長を続けられるのか。それは、それらの企業が、隠された価値(すなわち、平凡な社員の潜在能力)を引き出す手法を知っているからである。さあ、あなたも自社の隠された価値を探そう!

目次
はじめに

第一章 人材VS組織

なぜ定説に従っていては、競争優位を保ち続けることができないのか/価値観を重んじた経営/
人材観の重要性/ミステリーを解く

第二章 サウスウエスト航空
   徹底した業務の簡素化とあふれるユーモア

サウスウエスト航空の概要/サウスウエスト航空の価値観、哲学、企業精神/サウスウエスト航空の経営方式/サウスウエスト航空から学ぶべき点

第三章 シスコシステムズ
   熾烈な競争のなかで人材を確保・維持する

シスコシステムズの概要/スピード経営の実践:ノウハウを見出し買収する/シスコの価値観、文化、リーダーシップ/シスコの人材マネジメント/シスコシステムズから学ぶべき点

第四章 メンズ・ウェアハウス
   不振の業界で増収増益を続ける企業

メンズ・ウェアハウスの概要/価値観と企業理念/メンズ・ウェアハウスの業務の実態/メンズ・ウェアハウスから学ぶべき点

第五章 SASインスティチュート
   古い価値観を武器にして新しい業界で成功する

SASインスティチュートの概要/SASの理念と価値観/人材のマネジメント/SASインスティチュートから学ぶべき点

第六章 PSSワールド・メディカル
   ガラス張りの帳簿

沿革/経営理念と価値観/組織と経営慣行/PSS文化とその維持/PSSワールド・メディカルから学ぶべき点

第七章 AES
   このグローバル企業はコントロール不在に陥っているのか

ESの概要/経営哲学と価値観/経営慣行/AESから学ぶべき点

第八章 ニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリング・インク(NUMMI)
   従業員の活性化とシステムの変革

ジェイミ・フレスコ/NUMMIの沿革/NUMMIの経営方式/NUMMIから学ぶべき点

第九章 サイプレス・セミコンダクター
   何が欠けているのか

サイプレス・セミコンダクターの概要/人材に関する諸制度/キラー・ソフトウェア/目標管理システム:プランニングと実行/サイプレス・セミコンダクターから学ぶべき点

第十章 すべての社員の持てる真価を存分に引き出す

社員中心の会社がしていること/似ていて非なる会社/できない言い訳はいらない/これらの会社が成功する理由/組織モデルから組織的行動へ

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