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電子書籍

奪われし未来・増補改訂版 みんなのレビュー

  • TheoColborn, DianneDumanoski, JohnPetersonMyers, 長尾力
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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.5

評価内訳

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紙の本

奪われし未来 増補改訂版

紙の本奪われし未来 増補改訂版

2002/11/16 01:08

内容は難しいですが、できるだけ多くの人に手にとって頂きたい一冊

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やんちゃ青 - この投稿者のレビュー一覧を見る

レイチェル・カールソンの『沈黙の春』をきっかけに生活に有効であった合成洗剤や化合物について見直され表面上は環境悪化も少しずつ改善しかけているように見えるところもでてきています。ところが本書は生命存続に影響するところが密かにかつ内部では大胆に残っている過去の遺産について示しています。PCBやDDTなど生命体に長期間残り、そのおかげで生殖機器を中心とした内分泌系に影響を及ぼし、男性の女性化や女性の男性化などにより個体の絶滅を説いています。
この頃、自然を紹介する番組を見ても、一見はきれいに見える海も川もかなり生物が住むには汚染されていて、それらを食している人間が一番、その汚染に暴露されているのかと思うと何を栄養源として生きていけばいいのかと暗くなります。野菜にしてもある農家では出荷用と自給自足用はきちんと別にしていて自給用は農薬などを使わないとか。また狂牛病に始まり、ラベルの張替えなどのモラルの欠如(というより慢性化)など、いったいどうなっているの?と思えます。

世の中にはこのような事実に気づき、多くの改善をされているところ、方々もいらっしゃいますが、きっと今後は本当の世界・モノをいかに安全に提供することができるか、がポイントになってくるのだと思います。

本書に書かれている内容は難しくて専門的なことはほとんど頭の中に入っていませんが、ひとつの便利がもたらす恐ろしさというのを、非常に感じさせるとともに、どうやっていくべきか?に活路を見出さなくちゃ!と思わせる一冊でした。

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紙の本

奪われし未来 増補改訂版

紙の本奪われし未来 増補改訂版

2001/03/13 15:16

「環境ホルモン」認識の原点を大幅な増訂によって改めて提示する

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木力 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 3年半ほど前、本書の邦訳初版本を手にして読んだ時の衝撃と興奮は忘れられない。本書の『奪われし未来』とは、一定の化学物質によって人間の生殖にかかわる異変が起こり、私たちの未来の世代の存続が保障されない、ということによる。原題は、「Our Stolen Future」だから、誰かが私たちの未来を「奪う」、もっと正確に言えば、誰かによって「盗まれている」ということになる。いったい私たちの未来を「盗んでいる」のは誰だというのか?

 本書によってたちまちのうちに広まっていった言葉に「環境ホルモン」という日本語がある。学術語は「内分泌攪乱物質」ということになるが、「環境ホルモン」のほうが断然分かりやすく、人口に膾炙したゆえんである。特定の化学物質がごく少量でもホルモンのように作用し、動物の性に異変をもたらすがゆえに驚異と考えられわけである。たとえば、男子の精子数は、この半世紀に半減したという信ずべき報告もある。この原因は、私たちがこれまで平気で使用していた化学物質にあると考えられる。

 本書の意義は、衝撃的な科学的帰結にもあるが、その推理小説のようなわくわくさせる語り口によっても高められている。同様の問題にかかわっている科学者によると、現有の数千人の科学者が直ちに研究に携わっても、解明にはほど遠い状態であるという。水俣病は、特定の地域で、特定の原因(有機水銀)で起こったが、「環境ホルモン」は、地域が特定できないほど一般的で、原因の特定も困難であるため、「拡大潜行型汚染」という言葉がふさわしいという。

 今回の改訂増補は大きな意義がある。増補分には、ある科学者が製造業者の支援を受けて、原因の特定が「科学的に」できないので、問題になっている物質は使用し続けてかまわないという論文を書いたことが報告され、また『ニューヨーク・タイムズ』の科学部長が、「証拠もなしに環境問題に対する不安をことさらかき立てている」と激怒した様子が描写されている。いかにもありそうな光景である。化学物質ではっきり「白」と証拠立てできず「灰色」に近いものは、使用しない原則を確立する必要があることをこのことは教えている。そのためには、市民の立場に立った地道な科学的研究が必須である。

 本書にはホッとさせられる記述もある。世界の科学者の中で、日本人が最も鋭敏に本書に反応し、「環境ホルモン」に関してはきわめて優れた研究者が生まれているというのだ。問題の性格上、けっして十分とは言えないだろうが、多少気が休まる話である。
 他方で、化学産業界は、自分たちの製品は安全だというキャンペーンを大がかりに張り出している。科学的に立証されていない「灰色」だから「白」だというのが論拠である。結局、賢明な消費者が勝敗を決める。本書に親しみ、大きな声を上げるほかない。それこそ、私たちの未来を「盗まれない」ために。 (bk1ブックナビゲーター:佐々木力/東京大学教授 2001.03.14)

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