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電子書籍

孤高のメス 外科医当麻鉄彦 みんなのレビュー

  • 大鐘稔彦 (著)
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
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  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

肝臓移植のあり方を考えさせる娯楽大作

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルからも分かるように、外科医が主人公のストーリーである。医師が主役になるフィクションは数多い。全てが当たるわけではないが、死と向かい合っている職業だけに迫真性があるのかもしれない。この小説は劇画から始まったそうである。それが小説化され、間もなく映画化もされる。

 外科医とはいっても、主人公当麻鉄彦は消化器外科が専門で、分けても肝臓移植に興味を持つ。大学の医局で育ったわけで、そういう点では医師界の出世競争などには目もくれず、ひたすら患者のために医療を尽くすというキャラクターの設定である。

 本編は『孤高のメス』というタイトルだが、「外科医当麻鉄彦」編で文庫本6冊、「神の手にはあらず」がその続編で4冊、の合わせて10冊の大作である。しかし、読みやすさと会話の多さであっという間に10冊を読了してしまった。

 内容としては、消化器の外科手術の模様が、かなり丁寧に描写されている。しかしながら、読者としては慣れない専門用語と内臓諸器官の位置など不明な点が多く、全てが明快に理解できたとは言い難い。

 当麻医師をとりまく医師界の状況、医科大学あるいは大学医学部、つまり医局の有り様、などがよく理解できる。全てがここに書かれているとおりだとは思えないが、当たらずといえども遠からずであろう。しかし、当麻は大学の医師ではない。街の病院の外科医の勤務ぶりもよく描かれている。

 当麻の周りには他の医師、病院関係者、大学のボス、親戚、友人、知人が当然登場する。それが不思議と病に侵され、当麻の執刀で手術を受けるシーンもよくある。小説ならではの筋立てかも知れないが、やや不自然の感を免れない。

 病院の医師、外科医なら誰でも手術はでき、腕にもそれほど違いはないと考えている患者一般から見ると、驚愕のシーンが次々と登場する。難しい手術になると自分ではできず、他の病院に回すシーンがよく出てくる。他所に回してくれるなら良いが、能力を超えた手術を自分の手で実施するのであれば、患者はたまったものではない。しかし、それが現実らしい。

 エンターテイメントとして十分楽しめる作品で、医療のあり方なども考えさせられる緊張感のある力作であったと思う。

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紙の本

孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

医療ものだが読みやすい。シリーズ化されているのでテーマを選んで読むことが出来ます!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あがさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

医療ものはあまり読まないのだが、これはSNSの友人にお薦めいただいて読んでみた。

難しい用語が多く出てきて、読みづらいのかなと思っていたのだが、全然そんなことがない。確かに専門用語がたくさん出てはくるが、それを一つ一つ理解しなくても、話の筋はキチンの理解できるし、ストーリーの面白さを邪魔することもない。

なんと言っても、本書の魅力は、主人公の医師・当麻鉄彦だ。
非の打ち所がない人格者ではあるのだが、人間くささも少々感じさせる、非常に魅力的な人物として描かれている。功名を求めず、ひたすら救いを求める人々のために自らの技術を極めようとしている外科医なのだ。

本書のメイン・テーマは、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の信者の少女が救急で運び込まれ、両親も本人も輸血を拒否しているのだが、この少女をどう救うか、というところだ。
通常ならば、手術不可としてただベッドの上で、息絶えるのを待つというところだが、当麻医師は、なんとか救う方法を考え出す。
その手さばきは、医療に詳しくない私でも、なんて素晴らしいものなんだろうと感動できるものだ。

そのほかにも、やはり医療関係者のドロドロした権力関係についても触れられており、人間関係の動きもまた、興味深いところである。

この「孤高のメス」は、シリーズ化されており、第6巻まで刊行されている。次巻が楽しみだ。

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紙の本

孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第1巻

友人にすすめられて読んだのだが、劇画のノベライズだそうで、まぁこんなものか。

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

さすがに本職の外科医が著した小説だけにいくつもの手術シーンには迫力がある。血みどろになって病んだ内臓と格闘するメスさばきの冴えは門外漢のわたしにだって伝わってくる。他の医師には見放されたものの命を救う、まるで神の手をもつヒーローである。保身と出世欲だけで、彼の腕に嫉妬する大学のおえら方が彼の前に立ちはだかる。しかし、医療技術は旧態然とした医学界の掟を覆して進まねばならないのだ。著者の最先端医療へのチャレンジ精神が熱く語られる。山崎豊子『白い巨塔』、手塚治虫『ブラックジャック』の向こうを張ったらしく、正義の外科医がさまざまな妨害と戦いつつ日本で始めて生体肝移植に成功するストーリーだった。
ただし、小説としてははなはだ面白くない。彼を敵視する人たち、あるいは彼を慕う女性たちをはじめ登場人物がすべて類型的であった。さらに最大の欠点は臓器移植の問題点の指摘がまったく欠落していることにある。臓器移植が成功するか否か、つまり安全性だけが問題となった当時に著者の視点がとどまってしまったようだ。
日本国内ではドナーが少ない。だから臓器を求めてフィリピンへ渡る移植患者が増えているという。そしてドナーの多くは「謝礼」目的とする貧困層だ。臓器を買う人、売る人、仲介して稼ぐ人。臓器移植のこうした現実は是認できない。また臓器移植に限らず生殖医療、クローン技術の医学への応用、延命医療など生命を人間が扱うことに伴う倫理上の問題も重たいものがある。私は宗教とは縁のないものだがそう思う。
こうした視点を持たないただ熱情だけで突っ走る主人公は一体なんなのだろうと疑問に思った。ところがこの作品はもともと漫画雑誌に連載されていた劇画を小説にしたものと著者あとがきに書いてあった。大人の読み物ではなかった。

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