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ララピポ みんなのレビュー

  • 奥田英朗 (著)
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みんなのレビュー11件

みんなの評価3.4

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (6件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (2件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本ララピポ

2008/10/19 15:04

小説は最後まで読まないと分からないと思わせてくれた一冊

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本の何がすごいかと言えばこの内容で最終的には哀愁を醸し出しているところなんですよね。
最初の短編だけ読むと非常に腹立たしいと言いますか、奥田英朗よ、手を抜いたのか?と思わず問い掛けたくなるようなものなのです。

昔取った杵柄ではないけれど良い大学を出たことだけが心の支えとなっているフリーターの杉山博。女性にモテナイのはこの引き篭もりのような生活が理由。最近上の階に引っ越して来たホストのような男の部屋の盗聴までして自分の快楽を満たしているのですが、彼の容姿が最後まで隠されていてそれが分かった時には何ともシュールな内容に。
正直ダメ男のダメっぷりでこの先読むのはどうしましょうという第一話。
ところが第二話を読んでビックリ、この本、連作短編集だったのですね。

フリーライターの博から同じアパートの上の階にすむキャパクラのスカウトマンの健治へ、そして彼に関わるある人物へと次から次へ主役は繋がり代わっていくのです。
でも出てくるのは43歳でアダルトビデオ出るようになる主婦だったり、健治に乗せられて風俗の道へ入るOLだったり、断れない性格から職場が売春行為をする巣へとなってしまう男性だったりと、絶対に普通の生活をしていたら出会うことのない人々ばかり。
しかも彼らがその道へ入る理由は現実逃避だったり、弱さだったりと何とも言えないものばかり。しかも落ちるところまで落ちているし・・・。
自分とは遠い出来事なのだけど、どこかいそうな人達、そして一瞬道を外せばそこはごく身近な場所だったりするのです。

正直第五話までは「あらら」という人ばかりで読んでいて不快感はあるのですが流石直木賞作家と思わせるのは第六話が見事にこの本がただのエロ一色の話から刹那的と言いますか、人生の悲哀まで感じさせる出来に変身しまうところ。

第六話に登場するのは最初に登場した小百合とそれまでの話に出てきた人々。
彼女は才能もなく、成功することもなく、容姿も優れず、その自分を客観的に見ている女性。
見渡せば自分と同じような人が殆どなのに人生は延々と続く不公平さを誰も感じないのかと思っているのです。
勝ち組と負け組で分ければ100%負け組の自分達。
それでも明日はあり、それなりの幸せを感じながら生きていく。
別にそこで納得するわけではないし、あまりにも底辺過ぎて引く部分の方が多いのだけどハハハと思わず笑ってしまい、「ララピポ」だなと呟いてしまうラストなのです。

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紙の本ララピポ

2024/01/07 17:39

技巧的な作品ではあるが

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

連作短編集である。各短編間で色々なつながりがある、読みようによっては技巧的な作品と言える。ただストーリー内容が風俗中心で、この作者特有のユーモアに乏しく、かなり嫌悪感を催す内容であった。

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電子書籍ララピポ

2022/01/20 15:49

底流ではなく大衆

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者らしい視点で人生に悶々とする人々を描いている。てか登場人物のオナニスト率が異様に高い。あーなんかこれわかるわーという部分が誰しもあるのではないか。そんな一冊。

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紙の本ララピポ

2015/09/13 00:04

タイトルの意味を

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

知りたくて読んだところが大きいです。

個人的には「エロ」「官能」ではなく、「昭和のピンク」ですね。
そのまま舞台とモチーフを平成にした印象。
下衆で雑で、それでいて哀愁を兼ねたどうしようもなさ。
何かを得たり学んだりするのではない作品。

タイトルの意味はわかったので、そこだけスッキリしました。
映像版では、平成 ノブシコブシ 吉村さんが光っていました。

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