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合併人事 二十九歳の憂鬱 みんなのレビュー

  • 江上剛 (著)
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紙の本

合併人事 二十九歳の憂鬱

紙の本合併人事 二十九歳の憂鬱

2008/09/23 22:45

なかなか読ませる企業小説で、女性を主人公にしたところに妙味がある

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 合併人事という書名、作者は江上剛とくれば、誰でもてっきり企業小説だと思い手に取ってしまうだろう。しかし、その期待は裏切られる。裏切られるのだが、それが必ずしも悪いとは限らない。
 舞台は合併後の都市銀行である。部長は合併前のA銀行出身、課長はB銀行、部下は混合という具合である。部長はもうじき執行役員の声がかかりそうな立場である。こういう設定なのだが、トップが登場してA銀行派、B銀行派に分かれて権力闘争が始まれば、それは旧来の企業小説である。
 この小説はそうではなかった。江上の小説は以前にも読んだことがあったが、それはやはり銀行支店長が主人公であったが、定年を迎えたその日に支店開設以来の大騒動が勃発し、笑えない定年の日を迎えるというストーリーであった。これも所謂企業小説とは異なるのだが、部分部分にリアリティが感じられた。たまたま同じ日にトラブルが重なって、コメディになってしまったが、部品それぞれはどこの支店でも起こりうる話のように思えた。
 今回もトップが登場する権力闘争にはなっていないのだが、本店営業部の部内の人間関係にまざまざと合併銀行の権力闘争を物語らせている。主人公は29歳の若手女性行員であるが、いかにも現代的な行員である。沖縄でのダイビング、その友人がやっているヨガなどが紹介されているのだが、これがストーリーの邪魔になっていないから面白い。
 また、ストーリーの中に女性の勤め人の生き方に関する記述があるのだが、男並みに機会がないという点は、そのとおりで日本の企業は遅れていると言わざるを得ない。最近はようやく制度的に機会が与えられることになっているが、それを許容する風土になっているかどうかまでは分からない。
 今まで読んだことのない類の企業小説であったが、合併銀行の内部を巧みに異なった角度から描き出していると感じた。主人公をはじめ、登場する若い女性があまりに元気なので現実感が薄れてしまうのだが、企業社会も変わりつつあるということを感じさせてくれる作品であった。主人公の不倫問題は小説の中でかなりのウェイトを占めているが、それは余計だったと思う。ただし、相手次第ではよい香辛料になったかも知れない。

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