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思春期ポストモダン 成熟はいかにして可能か みんなのレビュー

  • 斎藤環 (著)
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紙の本

思春期ポストモダン 成熟はいかにして可能か

成熟し、老成しかけている社会の中で

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nanako17girls - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ひとつはっきりさせておきたい、メディアの若者像というものは「作られたもの」である。そのような若者をみたいという世間の欲望である。それは今に始まったことではない。新人類と呼ばれた世代が今いい「おじさん」である。「今の若者はけしからん」というのは使い古された表現であるが、「けしからん」若者(引きこもり)を数多く診察してきた著者は「けしからんでもいいじゃないか」と言っているように僕には思える。むしろけしからんのは当の本人たちではないのか?と。なぜこんなにも若者論の人気があるのかというのは別の意味もある、と著者は考える。大人たちは「若者恐るに足らず」という思いがどこかに存在し、問題の若者たちには自分たちは結局何も実行せず、ただ問題の解決案を数多く出しては、「まあ、いつかは解決する」であろうという万能感に浸ってるだけではなかろうかと。万能感は決して実行をともなわない問題の先送りである。
 解離、境界例、摂食障害、不登校、ひきこもり、など問題について語られている。いずれの症状も個人の問題である。しかし、著者はそれに異議を唱える。これらの病は社会の闇を照らしていると同時に「ほんのちょっとで」という斎藤氏の思いが感じられる。例えば「引きこもり」彼らは葛藤している。何に?そう、存在しない「世間体」というやつに。自己イメージをみずから「負けた教」というレッテルの信者になり、ありもしない成功を夢見ている。問題は原因ではない。その脱出法だ。以前、筆者の書物に引きこもりに同級生から年賀状を送るということがとても効果的であると書かれていた。それはケータイメールでもいいと僕は思う。大事なのは「お前のことを忘れてないよ」ということだ。ささいなことで人は変わる。それはいいほうにも悪い方にも。
 ポストモダンという大きな物語が失われた時代において個人がどう対応すればいいのか模索している時代。病んでいる主体、それを取り巻く環境。そして無数の関係性のネットワーク。これこそが重要なのである。日本という国は確かに病んでいる。しかし、それはまるで赤児が年老いて死んでいくかのようにもみえる。

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