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電子書籍

モロッコで断食 みんなのレビュー

  • たかのてるこ (著)
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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.5

評価内訳

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紙の本

モロッコで断食

紙の本モロッコで断食

2008/09/23 22:49

イスラム社会を知る。

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

モロッコで断食(ラマダーン) たかのてるこ 幻灯舎文庫

 いい本です。初めての異世界体験ができます。イスラムの風習とか祈りとか、みんなが断食をするという宗教儀式は日本にはありません。
 誰しも人生のなかで、長い休暇をとれて旅に出ることが何度もできたらいい。そうすれば、世界の平和につながる。
 断食は、夜明けから日没までの間で1か月続きます。だけど、夜は食事ができます。知りませんでした。減量によさそう。飢えを経験することで、食べ物がない人の気持ちがわかる。食べ物に感謝するのです。
 本文は何度か書き直されている形跡があります。作者の1作目であったインド旅行記とはずいぶん筆致が違います。文章がきれいに整理整頓されています。わたしはこちらのほうが読みやすい。ただ、インド編のような勢いはありません。
 どなたにもお勧めしたい1冊です。イスラムの国に対する偏った感じ方が変わります。この本を読むと、こころがやさしくなれます。ギスギスした現代日本人の生活のありようが間違っていると気づかされます。
 青年カリッドはいちずな人です。
 206ページ付近、作者は地元の人たちに大変な迷惑と心配をかけています。君は異邦人なのです。
 モロッコというアフリカの国に雪が降って寒い冬があることは意外でした。後半は海難事故に遭った船から脱出する映画「ポセイドン・アドベンチャー」を見ているようでした。
 だけど、どうして最後に文脈が崩れてしまったのだろう。インド編の冒頭のように作者の自己陶酔になってしまいました。本人がこう書きたいという強い意志なのか、編集者の意向なのか。作者の気持ちはどんどん盛り上がっていきますが、読み手は引いてしまいます。

 読み終えて3日が経ちました。冷静に考えてみる。
 この本を読んで、自分も外国をひとり旅しようと思いつかないでください。
 作者は周囲のひとたちに大変迷惑をかけています。命を落としていても不思議ではありません。そしてそのことに自分で気づいていません。重症です。

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紙の本

モロッコで断食

紙の本モロッコで断食

2006/06/22 21:48

大人だって絵本を読んでもいいじゃないですか

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:二月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 幼いころ、お気に入りの絵本を夢中で何度も眺めていた。まだ字も読めなかったが、母に読み聞かせて貰った記憶を頼りに、艶やかな紙に印刷された心躍る風景を幾多と反復していた。そこには自分の映し身がいた。それを守ってくれる存在がいた。そして彼らを包む優しい世界があった。その世界は完璧だった。始まりと終わりの明確な、完結された世界。小気味よいテンポで反復されるストーリーは、尽きることのない興奮と安堵を交互にもたらしてくれた。そんな絵本の中の空間を離れ、先の見えない世界にしか目を向けなくなってしまったのは、一体いつ頃だっただろうか。
 この絵本のタイトルは、「こんのしっぽ」でもなければ「あきのぼうけん」でもない。「こん」の修理も、「あき」の成長すらも、おそらくこの絵本の本題ではないのではないか。むしろこの物語にとって最も重要なことは、「こん」は「あき」を想い、「あき」は「こん」を想っているという、ただそれだけの事実なのだろう。初めて大人の助けを借りずに乗った電車も、砂丘で出会ったおそろしい野良犬も、旅の目的である優しいおばあちゃんも、あくまで「こん」と「あき」の二人だけの世界を穏やかに完結させるための立て役者に過ぎない。二人の間に相互に流れる、どこまでも純粋で、暖かな想い——このどこまでもシンプルなテーマを、優しく美しい絵で綴った物語。「こん」と「あき」の物語だから、タイトルは「こんとあき」。これ以上の題名は存在し得ないだろう。
 私たちが歩む人生には、残念ながら分かりやすいタイトルはない。これから何が起こるかなど知り得ないし、今まで何をして来たのかすら理解しきれないだろう。そんな永遠にタイトル未定の大長編に疲れたときに、大人だって絵本を読んでもいいじゃないですか。
 つやつやした綺麗な表紙を開けばそこには、今も昔もこれから先も決して変化することのない完結された優しい世界が、いつでも私たちを待ってくれている。そんなとき、へとへとになって困り顔の私たちに向かって、無表情だが妙に人間くさい狐の人形はきっとこう言ってくれるのだろう。「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と。

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