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ふたり みんなのレビュー

  • 唐沢寿明
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.9

評価内訳

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紙の本

ふたり

紙の本ふたり

2005/01/24 23:44

現代人に必要なもっとも必要なことが書かれている

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まさぴゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

一時期、学校の教科書にも載ったと話題になりましたが、傑作です。当時の帯びに宗教学者の中沢新一さんが「現代人に最も必要なことが書かれている」と書いており、手に取ったのを覚えています。そして、その言葉に偽りのない作品でした。深く感動したのを覚えており、時々読み返します。

内容は、俳優の唐沢寿明さんの半生の自伝です。彼が高校を中退して、役者めざし、女優の山口智子と結婚するまでが描かれています。こういう半自叙伝は大体コーストライターが書く当たり障りのない成功物語になることが多いのですが、この作品は違います。一人の役者を目指した、徒手空拳の青年の渇きに渇いた魂の叫びが刻まれています。

この作品の素晴らしさは、自分の「魂の求めるところ」に一切の妥協ができない青年が、社会という壁に叩きつけられて傷ついても傷ついても、妥協ができない、狂おしさが描かれている点です。高校中退したことが身震いするほど嬉しくてたまらなかったというほど、唐沢潔(彼の本名)は、役者を強く夢見ます。しかし、人付き合いが下手で、何も持っていない青年の夢が通じるほど世間は甘くありません。読んでいて切なくなるほど空回りと、周りに裸のまま体当たりしてボロボロに傷ついていきます。たしかに、抜き身のナイフようにギラギラしている彼を、受け入れられる人は少なかったでしょう。

「大人になること」とは、妥協を学び、自分の分際をわきまえることです。人間は、自分の魂の中に描く理想像通りに自己実現することは、まずできないものです。自分自身の限界を知り、社会との折り合いをつけてゆくことこそを「大人になる」といいます。しかし、唐沢潔は、自分の魂に嘘がつけません。狂おしいほど不器用に自分の「魂の求めるところ」に正直であり続けます。

そして、彼は、いま実力派の俳優として活躍しています。そういう意味では、主人公の成長を通して物語を描く見事なビルドゥングスロマンでもあります。社会人となり「大人として」振舞い、分際をわきまえて生活するようになった僕に、自分の「魂の求めるところ」を直視する勇気を与えてくれるような気がして、時々読み返します。現代人は、「みんなと同じようなこと」を繰り返し、自分の心の奥にある声に耳を傾けることはありません。しかし、一度しかない人生では、自分の魂の正直に求めることに忠実に生きることこそ、自分自身であれる最も大切な要素なのでしょう。こんな現代社会にも、こういう正直に生きる人がいるのだなぁと勇気付けられました。ちなみに、どうしてもマンガ「ガラスの仮面」の主人公北島マヤを連想させられて仕方がありませんでした。

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紙の本

ふたり

紙の本ふたり

2002/07/02 10:45

夢追い人・必見の書!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aiba - この投稿者のレビュー一覧を見る

けっこー以前の本なのですが、
再読して、再び感動いたしました。

俳優・唐沢寿明さんの自伝です。

さわやか・爽快のイメージで知られるという唐沢さんは(aibaは芸能界に疎くて…すみません)、実は高校中退のはみ出しもの…という下りから始まります。お金がなくて、デパートを徘徊したり新宿に出入りをしたり…。

彼が名俳優になるまでのエピソードを、包み隠さず語っております。aibaは唐沢さんの、一昔前のホンダのCM(だったかな?)が忘れられません。『ぜひ!』といってにっこり笑って、車を薦めるCMでした。あの笑顔の裏には、かのような苦労話があったとは!?

本気で夢を追いかけよう、または俳優を目指そうと思っている方は、必読の書です。世の中そんなに甘くはない! けれどもそれでも、夢は叶う!! 唐沢さんは、終始それを主張しているかのようでした。

大変勇気づけられる一冊。
すでにミリオンセラー・ロングセラーの仲間入りをしているので、読まれた方も多いかな?
今だと文庫版でお得なので(^^;)、ぜひご一読ください!


P.S 感動した本があったら、ぜひaibaに教えてください!
こちらからどうぞ。

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紙の本

ふたり

紙の本ふたり

2005/03/18 18:32

本当に「ふたり」になれるまで

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RinMusic - この投稿者のレビュー一覧を見る

近年の唐沢寿明として印象に残っているのは『利家とまつ』だが、従来のNHK大河ドラマの路線から大きく逸脱したトレンディー・ドラマ風だったことで話題を呼んだ。全話を通して、カブキ者・利家が北陸の大大名へと成長していく過程を、唐沢寿明なりにがんばって演じていたと思うのだが、世の評判が必ずしも芳しかった訳ではない。ただ、唐沢が硬派に生きてきた半生を告白している本書を読むと、ああまでも歌舞いて見せた利家の演技が理解できるし、利家を通して「人間・唐沢」を演じてみせたかったのだろうなという強い意志が今になって伝わる。芸を志す者は古来より「丁稚」という制度があり、ヨーロッパでも指揮者ならコルペティトア上がりが当たり前だった。しかし、唐沢寿明が今日に至るまでの苦労は、臥薪嘗胆を超える厳しさだったのであろう。食べるものと寝る場所の確保だけを考えて生きなければならなかった役者が、今どれほどいるのだろうか?
唐沢は本書のタイトルで、役者としての唐沢寿明と、本名の唐沢潔の「ふたり」を描くことを明確にしている。唐沢寿明は今や成功している。それ故に書ける美談であって、文章からは山口智子との結婚生活も幸せぶりも伝わってくる。しかし唐沢が本書で、単に「苦労人生→成功」の美談を誇りたかったのではなく、むしろ役者としての苦悩を書きたかったのかもしれない。<「唐沢潔」の方は決して喜んではいなかった>(p.139)、<「唐沢潔」の中で「唐沢寿明」の部分がどんどん大きくなるようだった>(p.153)—「ふたり」のままの自分への葛藤、成功した時は初めて振り返られる過去の傷の大きさなどなど…。行き詰って一度捨てた硬派な「唐沢潔」が唐沢寿明の中に戻って来る時、ようやく「ひとり」になった唐沢が山口智子との「ふたり」の関係を築くのだろう。その時の唐沢の演技がトレンディーなままであれば、それはそれで面白いのだが。

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