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電子書籍

キッチン みんなのレビュー

  • 吉本ばなな
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みんなのレビュー16件

みんなの評価4.3

評価内訳

16 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

キッチン

紙の本キッチン

2012/01/24 12:12

よしもとばなな作品で群を抜く最高の作品!!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小金魚 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 よしもとばななの作品は当然たくさんある。でも、この「キッチン」はそれら作品の中でも、群を抜く最高のものだと2012年の現在でも思う。
 初期のよしもとばななは、その作品の中で「人の死」の場面が多く出てくる。この作品も例外ではない。「人の死」はもちろん多くの人の心の琴線に触れやすいものである。そのため、子供っぽい表現方法であるとも思われがちだが、やはり、「人の死」が心の琴線に触れるのは間違いなく、そのゆさぶりはほかの何物にも代えがたい。やはり、「人の死」を扱うことには意味があると思う。
 この作品は、その全体がセピア色のイメージで覆われている。不思議だ。作品内容では、様々な季節が出てくるのに、登場人物たちが幸せな時も、悲しい時も、いつもセピア色の切ない雰囲気なのだ。
 今まで、私はこの本を多分年に1度は読んでいる。年に1度はよしもとばななブームが来るためでもある。でも、よしもとばななの本の中でも、初めに読みたくなるのはこの本であるし、この本以外にはない。何度読んでも涙が出てしまう。
 現在のよしもとばななにはない、作品の雰囲気だと思う。
 人は変化してゆくものだし、よしもとばななさんも様々な変化を遂げているから、当然当時のような作品は現在かけないと思う。でも、だからこそ、現在のよしもとばなな作品しか知らない人がいたら、ぜひ読んでもらいたい作品だと思う。よしもとばななの作品にある、軽く読めるタッチはあるので、軽い気持ちで手に取ってみるとよいと思う。

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紙の本

キッチン

紙の本キッチン

2003/08/11 21:24

昔、「卒業」という映画があった。あのダスティ・ホフマンが、女装してカツ丼をもって夜の町を走る、そういうイメージ。うーん、愛って素晴らしい

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今更、吉本ばなな(やっぱり、過去の作品は、よしもとんばなな、でなくてもいいんでしょ?)おまけに彼女のデビュー作『キッチン』だなんて、と言われそうだけれど、1988年の出版当時、あまりに騒がれ過ぎて手を出さなかった本。版元に敬意を表して、福武文庫で読みたいところだけれど、今はないのでパンダマークの文庫で行こう。

すでに、斎藤美奈子の『文壇アイドル論』で、いかにこの本が世のおじ様たちを魅了、ノックアウトしたかを教えられたけれど、たしかに、その後のばななの本を、何冊か読んだ私としては、これほど面白いと思った作品はなかった、といいたい。鮮度は全く落ちていないし、性別、年齢を問わず楽しめる。まさにキッチン、カツ丼の美味しさを思い出す。

本は、表題作の「キッチン」、その続編「満月 キッチン2」、「ムーンライト・シャドウ」の三篇からなる。最初の二作は連作で、主人公で祖母を亡くした桜井みかげと、彼女を家で預かろうとする大学の友人 田辺雄一、そして母親のえり子(実は整形して美女となった父親)の三人が織り成す悲喜劇。先に、長女に読ませたら「あの、美女のお父さんがいい」と言う。何を言っているのか分らなかったが、読んで納得。

この母親である父親が雄一の母親と過ごすうちに(説明が悪いのではなく、設定がそうなのだ)、雄一の母親に当たる人と一緒に育てられていた父親は(念押すが無論、雄一は未だ生まれていない)恋に落ちて駆け落ち、そして雄一が誕生。で、その母親は亡くなってしまう。そこで、父親は母親になることを決心して整形をする。どう書いても混乱するだろうなあ。ま、ここらは小説を読んでもらったほうがいい。まず勘違いすることはないはず。

続編には、悲劇とカツ丼をめぐる冒険がある。これがいい、思わず胸が熱くなる。昔、「卒業」という映画があった。あのダスティ・ホフマンが、女装してカツ丼をもって夜の町を走る、そういうイメージ。うーん、愛って素晴らしい。想像できないって? それはあんたが悪い。私は、この場面(「卒業」とちゃうよ)が一番好き。

以上の2編に、カツ丼で言えばお新香の「ムーンライト・シャドウ」がついてくる。これは、ばななが日大在学中に書き上げ、大学の芸術学部賞をとった作品。お漬物というよりは、お味噌汁くらいの充実感はある。三篇に共通するのが「死」「性」「食」だと、ばななの先生曽根博義さんが書いている。満腹満腹。

でも、自分より優れた学生を生徒に持つ教授というのは、複雑な心境なんだろうなあ、でもお父さんがあそこまで有名だと、屈服というか「ハハアー」と納得しちゃうだろうなあと、いらぬ心配をしてしまった。とりあえず天才は、遠くにありて思うもの。近くにいては煙たいか。

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電子書籍

キッチン

電子書籍キッチン

2017/08/17 17:52

何度も何度も読み返したい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:黒ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

大切な人、大好きな人を想いながら読み返す。
胸が苦しくなったり切なくなったりするけども、読み終わったあとは心があったかくなる。
側にいる人を大切にしようと思う。

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電子書籍

キッチン

電子書籍キッチン

2017/01/14 00:15

考えればこのタイトル

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:四郎丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

何か意味深ですね。だってバナナなんてふつう向いて食べるだけでしょう。その人が書くのが「キッチン」です。明らかに異化効果を企図しているのです。

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紙の本

キッチン

紙の本キッチン

2016/04/21 16:41

学生時代にはまった

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:saya - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校生の頃大好きで何度も読み返した本です。久しぶりに読んだけどやっぱり良かったです。えり子さん大好きです。二人のあったかい関係が良かったです。主人公がいい子過ぎないところが人間らしくていいです。

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電子書籍

キッチン

電子書籍キッチン

2016/02/13 12:15

ほっこり、温まる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シマリス - この投稿者のレビュー一覧を見る

吉本ばななさんの『キッチン』は、いつか読もう読もうと思いつつ、読む機会を失いかけていた作品でした。そんな時、ネットの電子書籍の欄でおすすめ作品の欄にこの作品があり、「電子書籍で読んでみるか。」と思い、読み始めました。すると、どうして今までよまなかったのか、と後悔するほど素晴らしく、作品の世界に引き込まれ、1日で読み終わってしまいました。特別奇抜な内容でも、特別普遍的な内容でもなく、この作品が持つ独特の世界観は、私の心を掴んで離さず、ほっこりと、じんわりと温めてくれるような優しい世界でした。あらすじを見て、気になっていて、人に勧められて、何でもかまいません。1度読んでみることをお勧めします。

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紙の本

キッチン

紙の本キッチン

2002/07/19 19:31

なんどでもカムバックする

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:水素 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この物語のラストが好きである。とても好きである。そこを読み返すたびに、ああ、なにがあったって生きてゆけるんだ、生きていかなくてはならないのではなく、生きていけるんだなあと思う。
私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う、という超有名な冒頭から始まる吉本ばななの処女作。新しい表紙も何気に貫禄(?)があって素敵。
自分の子供に読ませたい本だと思う。

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紙の本

キッチン

紙の本キッチン

2009/03/29 09:29

母親の言葉がよかった。

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

キッチン 吉本ばなな 新潮文庫

 3編の作品が収録されています。かなり以前、出版された当時に読んだことがあるような気がしますが、まったく印象に残っていません。わたしは若かったので読解力がなかったのでしょう。
「キッチン」台所で死んでいた兄のことを記してあった「コンセント」田口ランディ著が思い浮かびました。桜井みかげさんは猫のようです。田辺雄一君の母親えり子さんはすばらしい。えり子さんの言葉は嘘臭くもあるが、その言葉が何を意図するのかについて深く考えさせられます。血縁関係、家族、なにげないことがしあわせ、台所をしあわせな場所にしたい気持ちが伝わってきます。
「満月 -キッチン2-」身近な人たちが次々と亡くなる記述には気が滅入ります。この続編の意味は何だろう(ないほうがいい)。みかげさんは仕事に就いているが労働をしていない。作者は会社組織で働いたことがないのではなかろうか。わたしは、みかげに嫉妬する雄一の彼女の意見に賛成です。みかげさんはだらしない。のんびりした生活をおくっているくせに不満ばかりが多い。腹が立ちます。オカマ話は、IKKO著「超オンナ磨き」を思い出しながら読んで楽しくなりました。食べ物(カツ丼)に物語を誘導させようとするのはよかった。作者は家族に飢えています。
「ムーンライト・シャドウ」若い頃の作家は、登場人物を殺したがる。さつきさんと等君、そして、うららさん。キッチンとは違って積極的な男女関係から物語は始まりました。作家と「死」は近い。この作家は作品作成にあたり、自ら「死」に近づこうとしているようです。本気で死のうとしているのか、そうでないのかが、作家自身にも見分けがつかないのではなかろうか。まだ幼い。後半部にあるうららさんがする解説部分は必要がなかった。

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紙の本

キッチン

紙の本キッチン

2017/11/09 23:17

おかゆのような安心感

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

大切な人との別れからの再生を描いた中篇集。淋しいときに物にすがってみたり、眠ってるんだか起きてるんだか分からない時間を過ごしたり、最後に食べ物に救われたり。そういう当たり前だけど大切なことが柔らかい文章で表現されています。

しんどいけど少し本を読みたい時に効く良い本。読みやすくて温かい本でした。

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紙の本

キッチン

紙の本キッチン

2017/01/05 20:28

昔キッチン、今コンビニ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つよし - この投稿者のレビュー一覧を見る

30年も前の作品だが、色褪せない魅力、ビビッドさがある。最近でいうと村田沙耶香『コンビニ人間』に通じる読み味だ。時代の空気をまとった、はっとさせられる描写、ソリッドな印象的な空気が満ちている。書き出しは現代文学の定番ともいえるマニフェストから始まる。「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。」ちなみにコンビニ人間の書き出しはこうだ。「コンビニエンスストアは、音で満ちている。」キッチン、コンビニ、ともに主人公である女性が心安らぐ場所。母の胎内のような、安心毛布のような、寄港地のような場所である。書かれている物語はたわいない。人間の孤独とちょっとした優しさ、べたつかない程度の距離。キッチンというタイトルが絶妙である。

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キッチン

電子書籍キッチン

2016/10/07 09:09

透明な感じ

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投稿者:みるお - この投稿者のレビュー一覧を見る

身近な人の死に遭遇して、そこから受け入れる・立ち直る過程の話。故人に縋ったり、過去の事に拘泥したりするような感じが無いため、色は透明な感じを受ける。

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電子書籍

キッチン

電子書籍キッチン

2016/03/02 19:28

身近な人の死との向き合い方は人それぞれ

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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

1988年の作品発表当時、すごく話題になっていたので、作家名と題名だけは記憶していた。当時は学生で、話題になってるからといってほいほい本が買えるような経済状況ではなかった。28年たって、電子書籍化され、しかもかなり割引になっていたのを見かけたので、今更ですが読んでみることにしました。
「キッチン1」は台所が一番好きという主人公桜井みかげが、両親の代わりに育ててくれた祖母の死と向き合うお話。生前祖母に世話になったという田辺雄一の誘いに乗って、田辺家に居候することに。母(元父)えり子さんと3人の同居生活は面白おかしく、じんわりとあたたかくみかげの心を癒していきます。
「満月 キッチン2」は桜井みかげが祖母の死後居候していた田辺家の母(父)えり子さんが殺され、その息子雄一と共にみかげがその突然の死と向き合う話。天涯孤独になってしまった二人の心がふわふわと揺れ動きながら少しずつ、しかし確実に寄り添っていきます。
「ムーンライト・シャドウ」では恋人の等が交通事故で亡くなってしまった後の話。主人公さつきはジョギングして、心のバランスをとろうとする。等の弟柊には彼女がいて、よく4人で会っていたが、等がその弟の彼女を車で送っていく途中に事故に会ってしまった。柊は兄と彼女の両方いっぺんに亡くしてしまった。彼女のセーラー服を着て、彼女の死を悼む柊。それはちょっとどうなの?と少々引いてしまいますが、人の死との向き合い方は人それぞれ。残された二人はある不思議体験をきっかけに、本当の意味で「別れ」を受け入れる。
3編とも残された人の心の動きにスポットを当てて書かれており、全体的にとてもセンチメンタル。身近な人の死後、一応日常生活を続けていても、どこか現実感のないふわふわした感じや、突拍子もないことを衝動的にしてしまったり、突如として激しい絶望感に襲われたり。そういう情緒不安定な細やかに描写されていて、柔らかな共感を抱かせるように思います。

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キッチン

電子書籍キッチン

2017/01/31 11:30

キッチン

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:rue - この投稿者のレビュー一覧を見る

ファンタジー要素の部分など、自分にはしっくりこない表現も多々ありました。
ただ、大切な誰かを亡くして、会いたいのにもう絶対に無理なんだっていう絶望感に気持ちがギューっとなりました。

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紙の本

キッチン

紙の本キッチン

2016/11/07 12:35

懐かしさ

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投稿者:東行 - この投稿者のレビュー一覧を見る

数十年ぶりの再会でしたが、一気に読めました。ただし、弊員にはTSUGUMIの方が良く出来た小説だと感じました。

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紙の本

キッチン

紙の本キッチン

2016/11/25 00:06

好みではなかった

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投稿者:みきママ - この投稿者のレビュー一覧を見る

話の内容がおもしろいといった新鮮さがなかった。有名なので読んではみましたが・・・自分には合いませんでした。

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